あなただけのラブストーリー

諦めずに、探し続けてて本当に良かった!

連戦連敗に泣いていた裕子が、ついに結婚を決めた。

成婚コンシェルジュの石井にとっても、生涯忘れられないだろう女性。裕子は本当によく頑張り抜いた。 彼女が 婚活を始めたのは26歳のとき。最初はどこかの婚活会社で相手を探していたという。 しかし結局一年しても相手が見つからなかったため、パートナーエージェントの扉を叩くことになった。

それにしても、なぜ相手が見つからないのだろう?裕子という女性は、とても明るく前向きで、誰とでもすぐ仲良くなれる人だ。合わない男性がいないはずはない。 しかも、婚活に対して本当に積極的で、前の会社にいたときでも、月に5人6人は当たり前のように会っていたという。 これだけ頑張って、これだけ会って、それでも相手は現れないのに、彼女は「絶対 結婚します!!」と希望を持ち続けた。 本当に明るく前向きな女性。

成婚コンシェルジュの石井は、心から彼女を応援した。 だが、彼女はここでも連敗を重ねることになった。 裕子は相変わらず積極的で、石井の紹介者と90%の確率で会った。とても驚異的な数字。 しかしそれは同時に、【不成立】の記録を打ち立てることにもなった。

理由は、「女性としての魅力を感じられない。」 というものだった。
そう、裕子は自分を飾るということをしないため、【女性らしさ】に欠けたのだ。

会う人と仲が悪くなることはないが、ほとんどが友だちになってしまう。

自分を偽ったり、変に着飾らないのは良いところではあるのだが、メイクもそれほどしないなど、女性らしさに欠けるところは、彼女に大きな影を落としたのだった。

だが、彼女が偉かったのは、その理由をちゃんと聞いたとこだろう。
どんな意見も真摯に受け止め、その上で「次、頑張ります!!」とすぐに前向きになる姿は、強く石井の胸を打つのだった。 実際にメイクを友だちに習ったりなど、段々変わってもいった。
早く相手が見つかればいいなと、石井は願うばかりだった。そんな矢先のことだ。

「私、本当に結婚できるんでしょうか…。」 初めて裕子が弱音を吐いた。
石井は「これは大変だ!!」と、すぐに裕子に電話をした。

もちろん石井は、裕子の気持ちを痛いほどわかっていた。これだけの人と会い、その場では話が盛り上がるのに、終わってみれば何十人と断られている。そんな状況、普通では耐えられない。 でも、ここで諦めたら全てが終わってしまう。石井は全ての想いをぶつけた。

「裕子さん、大変かもしれないけど、結婚するんでしょ?『結婚したい』んじゃなくて、『結婚する』んでしょ!?」
裕子は、その言葉に応えた。

『そうだ、結婚したいんじゃないんだ。結婚するんだ!!』

こうして、裕子は大きな壁を乗り越えることができた。

それから1ヶ月ちょっと経ったときだ、裕子から連絡が入った「石井さんー!!私、ついに結婚が決まりました!!」
そう、裕子はついに結婚相手を見つけたのだ。
しかもエージェントコースが終わる、最後のひと月の、最後の一人。

相手の男性である健介さんも、実は裕子さんによく似て、会っても友だちで終わってばかりいた。
お互い話すのは大得意。 打ち解けるのに時間は掛からなかったという。

その後、石井の元に裕子と健介が挨拶に来た。
相変わらず元気いっぱいな裕子を見られると思ったのに、石井の予想は大きく外れていた。
裕子は、とてもキレイになっていたのだ。
しかも特別メイクが上手くなったわけではない。ひとつひとつの表情や態度が、キラキラと輝いていたのだ。
「もうすっごい幸せです!!」 自分の未来を自分の手で勝ち取ったというのは、まさしく裕子のことだろう。

「もうダメ…。」
そんなときにこそ起き上がることが大切だと、強く教えてくれた二人。
きっとこの先、何度も壁が来たとしても、二人で乗り越えていくのだろう。

あなたの婚活を、私たちコンシェルジュが責任をもってサポートします。ご来店お待ちしております。

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