あなただけのラブストーリー

愛を引き寄せる力

「彼の魅力にほかの女性が気がつかなくって、本当に良かった!」

晴れ晴れしい顔でなつみは、二人の結婚へのいきさつを話してくれた。

なつみは本当に気持ちのいい女性であった。
明るくテキパキとした話ぶりにも好感が持て、またユーモアたっぷりでいつも楽しそうに話す。
その元気の理由を成婚コンシェルジュ若村は聞いてみると

「だって人生は短いじゃないですか。私は一秒たりとも楽しくない時間を過ごしたくないんですよ。楽しくなかったら自分で楽しくするんです」ときっぱりと答えた。

そんななつみにも若い頃、離婚歴があった。地方の旅館に嫁いだ結果、頑張りすぎて空回りしてしまったのだ。
そういった現実的な過去があるからこそ、なつみの言葉もリアルに人の心に響いてくる。

そんな前向きで強い心を持ったなつみに、若村は会うたびに何かパワーをもらえる気がしていた。
実際なつみはパートナーエージェントに入会した後、すぐに人気が出てきた。
彼女にどんな人を紹介しても、必ず相手の良いところを見つける。相手の話を熱心に聞き、また、相手を笑わせるように楽しませる。 自然とみんな、彼女のファンになっていくのだ。

どの交際もある程度はうまくいった

その矢先、なつみからあるリクエストが出た。
今回はあえてスキューバダイビングを趣味としている男性を紹介して欲しいというのだ。
どんな人にも合わせられるなつみだったが、これといった決定打がなかった。

すぐさま若村はダイバーを探したが、なかなか適当な相手を見つけることができなかった。
しかし探していくうちに、一人それらしき相手を発見した。だが、若村自身この方はどうだろう、という気持ちになった。

相手の男性はなかなか相手が決まらず、写真から、「どうしてこんな写真を持ってきたのだろう?」と思うくらい、年齢の割には老けて見える。また実際会った人達の感想を聞いても、あまりいいものではなかった。
「偉そうに見える」「会うなりタバコをスパスパ吸い、感じが悪い」など、とてもなつみに紹介できる相手には思えなかった。
この話をなつみにすると意外にも話にのっかってきた。

「私、とりあえず会ってみますよ」

と、その言葉が運命を大きく変えることになるとは、誰も思わなかった。

それから半月も経たない頃になつみから若村に連絡が入った。
「私、結婚するんです!」という言葉に最初若村は以前交際していた別の男性の顔が浮かんだ。
するとなつみは「いえいえ、結婚するのは栄作さんとですよ~」とテレながら話すので、驚いた。

二人はあの日、出会った瞬間から意気投合したのだ。
二人にはいくつも共通点が存在した。
まずスキューバのライセンスも同じスクールで取っていたこと。そして二人とも趣味で沖縄の三味線、三線(さんしん)を習っていたのだ。 その上、なつみの兄と栄作の弟は同じ会社に勤めていた、それも同じビルだという。

それ以外にも二人の仲をさらに急速に深める秘密があった、それはお酒だ。二人ともお酒が大好きで、沖縄料理の居酒屋に出かけてそこで栄作はなつみのために三線の演奏を披露して見せた。毎日のように連絡を取り合い、カラオケにもよく出かけた。 二人の18番の曲までなんと一緒なのだ。なにもかも兄妹のようにピッタリの二人、ここで出会った事はまさに運命のようだ。
栄作の偉そうに見えたという態度も、なつみにしてみると男らしくリーダーシップもあり、ひっぱってくれる素敵な男性に思えた。どうして彼の魅力に他の人は気がつかなかったのだろう、いや、わからないからこそ最高の男性を自分は手にいれることができたのだ。

他の女性達が見る目がなかったことをなつみは心から感謝した。
まるで北風のように突然舞い降りた恋は、クリスマスには婚約という形で現れた。
結婚を決断するのに時間などまったく必要はなかった。

「居酒屋で珍しく酔いつぶれた彼女の小さな背中を見たとき、俺が一生彼女を守っていきたい。そう決めたんです」
その栄作の言葉に全てが凝縮されている。 今年最後の素晴らしい恋は、サンタクロースからのプレゼントのようだ。

あなたの婚活を、私たちコンシェルジュが責任をもってサポートします。ご来店お待ちしております。

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