平和祈念公園
平和祈念公園は、沖縄戦終焉の地である糸満市の摩分仁の丘陵を望む高台にある公園です。 公園内には、平和祈念資料館や平和の礎、平和祈念像、平和祈念堂などがあり、観光の要所としても知られています。 芝生広場もあるので、地元の人が訪れ、ピクニックや球技をする姿も見られます。2人でお弁当をもってデートに行くのもよいでしょう。 そんな平和祈念公園にデートに出かけたら、行っておきたいのが「平和祈念資料館」と「平和祈念堂」です。 平和祈念資料館は「住民の視点で捉えた沖縄戦」を理念にしている常設展示室があり、5つのテーマに分類して展示されています。
常設展示の1~3展示室では、戦前から戦中に関する展示が中心です。4~5展示室では、証言映像や証言集、戦後の様子が展示されています。 沖縄戦は物的資料があまり残っていません。そのため、実際に戦場を体験した住民の証言こそが、重要な資料なのです。 また、戦後どのように復興してきたのかという展示を通し、沖縄の教訓を世界平和に向けて発信する役割も担っています。 1階にある展示室は、子ども向けです。環境問題や戦争、紛争など身近なテーマを取り上げた展示となっており、身近な問題の原因や解決法などについて考えるようになっています。 隣接した情報ライブリーコーナーでは、証言記録ビデオや図書文献などの閲覧が可能です。
平和祈念堂は、沖縄県民だけでなく全国民の平和願望と戦没者追悼の象徴として造られたものです。 建物内には、高さ約12m、幅約8mもの沖縄平和祈念像が安置されているほか、20点連作である「戦争と平和」という絵画作品も展示されています。 さらに、平和祈念堂の理念に賛同した画家たちの作品を展示する美術館の設置されているのです。 魂を象徴するといわれるオオゴマダラという蝶の飼育園もあり、あらゆる角度から平和の大切さと命の尊さについて考え、感じることができる施設です。 沖縄の歴史に興味のある2人にとっては、特に有意義なデートになるのではないでしょうか。
平和祈念公園では、年間を通していくつかの公式イベントが開催されています。たとえば、6月23日は沖縄全線戦没者追悼式です。 6月23日は、沖縄で組織的な戦いが終結した「慰霊の日」にあたります。遺族だけでなく、国内外からあらゆる関係者の参加する大きなイベントです。 また、6月23日当日とその前日、さらに年末年始には、平和の光の柱としてサーチライトを空に向けて照射しています。 平和の光の柱は5本あり、平和と慰霊の象徴として全戦没者之霊の標柱に見立てていて、それぞれが日本、アメリカ、台湾、イギリス、朝鮮半島の5カ国5地域の戦没者を表現しているのです。
旧暦の7月15日(ウークイの日)は旧盆にあたり、平和の礎と国立戦没者墓苑で奉納エイサーが行われます。慰霊と平和を祈念したイベントで、沖縄の伝統に触れることのできる機会と言えるでしょう。 また、平和祈念堂でもさまざまなイベントが開催されています。 4月の「清明祭」や5月の「子どもまつり」6月22日の「沖縄全戦没者追悼式前夜祭」大晦日の「摩文仁・火と鐘のまつり」などです。 見ているだけでも楽しいイベントも多いので、開催日を狙ってデートを計画するのもひとつの方法です。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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