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[特徴] 太平洋に面する東北地方の県の1つ宮城県は、沿岸部から奥羽山脈のふもとまで続く広い平野部を有し、ササニシキやひとめぼれなどの米所として有名です。また、三陸沖漁場に近く全国屈指の水揚げ量を誇る漁港を多く持ち、水産業が盛んな県でもあります。沿岸地域は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けました。県庁所在地は仙台市で、県全体の人口の半数近くが市内に住んでおり、都市部への人口集中の著しい県でもあります。県全体の人口は、約233万人(平成24年度)と東北地方では最も多く、人口減少率も1%以内に留まっています。他県に比べ、大学生世代の人口比率が高いのは、大学や専門学校等の教育機関が集中しているためと考えられます。稲作のほかに、イチゴやナシなどの果物の栽培も盛んで、高原地帯は、高級和牛牛肉である仙台牛の生産地となっています。温泉観光地も多く、日本三景の1つ松島や、蔵王連峰などには、近年台湾や韓国などからの観光客が急増しています。仙台市内で行われる七夕祭りも有名です。

[結婚情報] 平成24年度、宮城県内の婚姻件数は約12,300件、婚姻率も全国平均と同率を保っています。東北の各県と比べると人口の減少率も低く、男性100人に対する女性の数も約95人と、全国平均と同じ値になっています。生産年齢人口比率も東京や神奈川などに比べれば低い水準ですが、東北地方の中ではずば抜けて高く、堅実な人口動態を保っている県といえます。20～30代の一人暮らしの世帯数も東北地方の中では最も多く、出会いの場も多くあるようです。県としての一括した取り組みは無いものの、各市町村では、結婚活動支援事業・婚活促進事業などといった活動が行われていて、県もその広報活動などで助成を行っています。仙台市内などの都市部では出会いの場も多く、職場などで知り合って結婚につながるケースが少なくはないようですが、周辺部の農村地帯や漁業関係者などの婚姻率は、他県同様低く留まっています。都市部と周辺部のあらゆる意味での格差是正が、婚姻率の上昇、ひいては人口減少に歯止めをかける第一歩であることに違いはありません。

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