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vol.58

アラフォー未婚男性の5人に1人は“こじらせ”気味!?
~結婚は「いつか」でいいと思いつつ、未婚でいると「焦りを感じる」男性増加中~

成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、「アラフォー未婚男性(こじらせ男子)の結婚観」に関するアンケート調査を実施いたしました。

<調査背景>
生涯未婚率の上昇が社会問題となっています。「生涯未婚率」とは、50歳の時点で結婚したことがない人の割合。国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2014)」によると、2010年の男性の生涯未婚率は20.14%。1980年には2.60%だったものが、わずか30年の間に17.54ポイントも上昇したことになります。
生涯未婚率がこれだけ上昇した理由の1つとして、これまで男性の「草食」化が挙げられてきましたが、最近になって未婚の男性・女性に共通する特徴を「こじらせ」というキーワードを使って説明する記事なども目立つようになってきました。
実際のところ、未婚男女の「こじらせ」化はどれくらい進行しているのでしょうか。今回はアラフォーの未婚男性を対象に、結婚に対する考え方を聞いてみました。

アラフォー未婚男子、結婚「したくない」は2割未満
しかし、交際「していない」が7割、婚活「していない」が9割

「こじらせ(る)」とはもともと、物事をもつれさせて面倒にすることを指します。

最近になって、未婚で交際相手がおらず、必ずしもモテる素養がないわけではないのに自己評価が低く、それでいて「認められたい」と望んでいる女性のことを”こじらせ女子”と呼ぶようになってきています。

一部では、“こじらせ女子”の男性版として、“こじらせ男子”という呼び方も使われるようになってきました。実際のところ、アラフォー世代(38~42歳)の未婚男性には、“こじらせ男子”に当てはまりそうな人がどれくらいいるのでしょうか。


Q.あなたの結婚に対する考え方について教えてください。(n=1,677)※ 必須回答
まずは「結婚したい」と考えていても、恋愛や婚活に積極的になれずにいる男性はどれくらいいるのか調べてみました。
結婚に対する意欲を尋ねてみたところ、「絶対に結婚したい」(13.2%)、「結婚したい気持ちの方が強い」(25.2%)と、「結婚したい」と考えている人は合わせて38.4%でした。反対に「絶対に結婚したくない」(6.3%)、「結婚したくない気持ちのほうが強い」(11.2%)と、「結婚したくない」人は全体の17.5%にとどまりました。
グラフ1
Q.現在のあなたの交際状況について、教えてください。(n=1,677)※ 必須回答
続いて、アラフォー男性の交際状況について聞いてみました。
「交際はしていなく、意識している相手もいない」(60.9%)という回答が最も多く、次いで「交際はしていないが、意識している相手がいる」(10.7%)。約7割が交際していないことが分かりました。
グラフ2
Q.現在のあなたの婚活状況について、教えてください。(n=1,200)※ 必須回答
さらに「交際はしていない」と答えた回答者に、現在の婚活状況を聞いてみました。
「現在婚活中である」との回答は9.3%にとどまり、「婚活はしていなく、これからもする予定はない」(35.6%)、「婚活はしていなく、あまり考えたことがない」(35.3%)がほぼ同率となりました。
グラフ3
これらの回答をクロス集計してみたところ、「結婚したい」という意欲はあるものの、交際も婚活も「していない」状況の“こじらせ男子”候補は、アラフォー未婚男性の全体から見て、21.0%を占めていることが明らかになりました。

「こじらせ」たのは理想の出会いに恵まれないから?
未婚でいる理由1位は「理想的な相手に出会えていない」

このようにして探し出した結婚「したい」が交際も婚活も「していない」“こじらせ男子”候補に、現在未婚である理由と、今後どうなれば「結婚したい」と思うようになるかと質問してみました。


Q.あなたが「結婚したい」と考えているのに、現在は未婚である理由について、教えてください。(n=270)※ 必須回答・複数回答可
現在未婚である理由として最も多く挙げられたのは「理想的な相手に出会えていないから」(55.9%)、次に「経済的な事情があるから」(45.2%)でした。

グラフ4
Q.あなたはどのような条件を満たせば「結婚しよう」という考えになると思いますか。(n=270)※ 必須回答・複数回答可
では、未婚でいる“こじらせ男子”候補は、どんな条件を満たせば「結婚しよう」と考えるようになるのでしょうか。
尋ねてみたところ、「心の底から好きになれる相手と出会えたら」(57.4%)、「自分と価値観・金銭観がまったく同じでストレスなく同じ時間を過ごせる相手と出会えたら」(50.0%)、「自分と結婚観・家庭観がまったく同じで安心して結婚できそうな相手と出会えたら」(39.3%)と、上位3位までを理想的な相手との出会いを条件とする回答が占めました。

グラフ5

結婚するなら「妥協はしたくない」(61.5%)のに
「自分に自信が持てない」(58.5%)

Q.あなたの結婚観について、教えてください(n=270)※ 必須回答
本調査では、“こじらせ男子”候補の結婚観についても調査しています。
理想の相手にこだわる傾向はここでも強く表れ、「結婚に妥協はしたくない/理想の相手と結婚したい」という考え方に関して、「当てはまる」という回答が6割を超えました。
※「非常に当てはまる」(19.6%)、「やや当てはまる」(41.9%)の合計。以下、同

ただし、その一方で「恋愛や結婚をしたいが自分に自信が持てない」に「当てはまる」との回答も58.5%と6割近くに。理想の相手を求めたいものの、自分自身の力では恋愛を成就させる自信がない“こじらせ男子”候補が多いようです。

グラフ6

結婚は「いつか」でいい(53.0%)と思いつつも
未婚の自分に焦り(51.8%)を感じてしまう

これ以外にもさまざまな角度から“こじらせ男子”候補の結婚観を調べてみたところ、他にも周囲の人たちに「じれったい」「面倒くさい」と感じさせてしまいそうなデータが見つかりました。『結婚はしたいが「いつか」できればいいと考えている』に53.0%が「当てはまる」と答えたのに対して、「恋愛または結婚していないことに焦りを感じることがある」にも51.8%が「当てはまる」と回答していました。

グラフ7
このような調査結果から、結婚「したい」が交際も婚活も「していない」状況の“こじらせ男子”候補は、理想の相手との出会いにこだわるものの自分で恋愛・結婚を上手く進める自信がなく、「いつか」は結婚したいのに特に行動はしておらず焦りを感じている様子が浮かび上がりました。

このまま何もせず、ただ出会いを待っているだけでは、理想の相手と巡り会える可能性は低いままでしょう。そこに気付く人が増えてきたのか、婚活に取り組む未婚の男女は年々増加傾向にあります。

「いつか」とのんびり構えずに、今すぐ婚活を始めること。
本当に結婚「したい」のなら、そんな姿勢が必要なのではないでしょうか。

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