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vol.152

男性の理想は男女の役割よりも協力し合える三協女性。
「足りないところを補い合える」「一緒に苦難を乗り越えられる」「理解することができる」
~「男性が外で働いて稼ぐ」というイメージに重荷を感じる、未婚男性の46.1% ~

タメニー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、証券コード:東証マザーズ6181)は、25~39歳の未婚男性665人に対して、「結婚相手の条件」に関するアンケート調査を実施いたしました。

<調査背景>
女性が結婚相手に求める条件として「三高」という言葉がバブル期に流行しました。高学歴、高収入、高身長の3つの「高」からとって三高です。男性が女性に求める条件についてQOM総研が2017年に行った調査(結婚するなら“三合”女性がいい! 今どき男性が求める結婚相手はステータスより「性格」「価値観」「好み」が合う女性 https://www.p-a.jp/research/report_85.html )では、性格、価値観、好みの3つが合う「三合」女性という結果が出ました。コロナ禍によって日常生活が様変わりした2021年現在、男性が結婚相手に求める条件はどのように変化したのでしょうか。25~39歳の独身男性を対象に調査を行いました。

「足りないところを補い合える」「一緒に苦難を乗り越えられる」「理解することができる」夫が主導するのではなく、夫婦が対等に協力する関係性を重視

Q.将来、結婚するならどんな相手がいいですか?(n=665)※必須回答・複数回答可
結婚したいお相手の条件を調査すると、見た目や年齢、職業や家事能力などよりも、「性格が合う」「思いやりがある」「楽しい・明るい」など、内面的な条件が必ず上位に上がります。また近ごろでは、「精神的に自立している」人を求める男性が増えているようです。今回の調査では、一般的な条件より内面的な条件をさらに細かく分類し、25~39歳の未婚男性に「どんなお相手と結婚したいか」について当てはまる条件を聞いてみました。
第1位は「ずっと自分のことを好きでいてくれる」(56.1%)、第2位は「長時間一緒にいて苦にならない」(52.9%)でした。

第3位の「足りないところを補い合える」(51.6%)、第4位の「一緒に苦難を乗り越えられる」(50.1%)、こちらの結果から見えてくるのは「協力」というキーワードです。「理解することができる」(46.5%)、「意見が異なっても認め合える」(41.2%)、「大事なところで意見が一致する」(38.8%)など、グラフ内で黄色く塗りつぶした項目について、他にも夫婦が協力するという視点で、なくてはならない条件が多数、上位に上がっていることが分かります。

第3位の「足りないところを補い合える」については、夫婦それぞれが完璧ではないという前提のもと、どちらか一方が背負うことなく協力し合って家庭を築いていくイメージが見えてきます。
第4位の「一緒に苦難を乗り越えられる」についても同じく、どちらか一方ではなく、夫婦が一緒に協力することで問題を乗り越えていきたいという思いが表れているようです。
さらに、「理解することができる」、「意見が異なっても認め合える」、「大事なところで意見が一致する」といった条件からも、相手の考えや意見を重視していることが分かります。夫、または妻のどちらかがイニシアチブを取るのではなく、夫婦が考えを一致させ、または認め合って対等に協力することを望んでいるようです。

グラフ1

コロナ禍以降、結婚相手に求める条件が変わったとおよそ3人に1人が回答

Q.コロナ禍前と現在と比べて、結婚相手に求める条件に変化があったと思いますか?(n=665)※必須回答
コロナ禍によって他者とのつながりが薄くなりがちな生活が続く中、人との付き合い方や考え方に変化があった人も多いでしょう。結婚相手に求める条件についてはどうでしょうか。

コロナ禍前と比べ、結婚相手に求める条件が「変わった」と答えた人は28.2%、「変わっていない」と答えた人は31.1%でした。「変わっていない」人の方が2.9ポイント多いものの、およそ3人に1人が「変わった」と答えています。

グラフ2


未婚男性の81.5%が「たった1人の人と一生を添い遂げたい」と思っている

Q.たった1人の人と一生を添い遂げたいと思いますか?(n=665)※必須回答
結婚したら最期のときまで夫婦一緒に、そう願うことはとても自然です。いつ収束するとも分からないコロナ禍の中、ひとりで過ごす毎日が続くと、より一層、夫婦や家族のつながりを大切に感じるのではないでしょうか。結婚するなら1人の人と一生を添い遂げたいと思うか聞いてみました。

「そう思う」(47.2%)、または「どちらかと言えばそう思う」(34.3%)と答えた、たった1人の人と一生を添い遂げたいと思っている人は81.5%でした。 一方で「どちらかと言えばそう思わない」(2.6%)、または「「そう思わない」(2.3%)と回答した人は合わせて4.9%でした。
グラフ3

「夫婦で協力しながら家庭を築いていく」ことは大切だと思う、83.4%

Q.「夫婦で協力しながら家庭を築いていく」ことは大切だと思いますか?(n=360)※必須回答
1人の人と添い遂げるには2人の関係性が重要になってきます。どちらかの負担が重くなりすぎてしまえば、次第に一緒にいることに疲れてしまうでしょう。お互いがお互いを補い合いながら協力し合い、良いパートナーでいることこそ、今、夫婦に求められることなのではないでしょうか。夫婦で協力しながら家庭を築いていくことは大切だと思うかどうか聞いてみました。

「大切だと思う」と答えた人は51.7%、「どちらかと言えば大切だと思う」と答えた人は31.7%で、合わせて83.4%が「夫婦で協力しながら家庭を築いていく」ことは大切だと思うという結果になりました。

グラフ4

「夫婦で協力する」ということは「夫婦共働きで、家事育児も分担すること」(64.2%)

Q.家庭の収入や家事育児について、夫婦が協力するというのはどんなイメージですか?(n=360)※必須回答
8割を超える未婚男性が「夫婦で協力しながら家庭を築いていく」ことは大切だと思っているようですが、それでは夫婦で協力するとはどういうことなのでしょうか。家庭の収入と家事育児の役割分担について「夫婦で協力する」というのはどんなイメージなのか聞きました。

「夫婦共働きで、家事育児も分担すること」というイメージの人は64.2%、「夫は外で働き、妻は家事育児と役割を分担すること」というイメージの人は14.2%、「夫は外で働き、妻は家事育児をしながらパートなどで家計を支えること」というイメージの人は8.3%でした。
家庭の収入と家事育児について、性別による役割分担ではなく、夫婦が協力し合って収入と家事育児を担うというイメージが6割を超えていることが分かりました。 一方で、夫は仕事、妻は専業主婦と言ったイメージを持っている人は14.2%でした。

グラフ5


「男性が外で働いて稼ぐ」というイメージに重荷を感じる、未婚男性の46.1%

Q.「男性が外で働いて稼ぐ」というイメージを重荷に感じますか?(n=360)※必須回答
今回のアンケート調査の結果では、25~39歳の未婚男性は夫婦が協力し合うことを望んでいる、といった傾向が見られました。家庭内において男女が別々の役割を担うより、夫婦が一緒になってお金を稼ぎ、家事育児に取り組むことが婚活世代の男性にとっては当たり前になりつつあるようです。
それでは、男性だけが外で働いて稼ぎ、家族を食べさせていくといったステレオタイプなイメージに対し、男性自身はどう感じているのでしょうか。

「重荷に感じる」(17.8%)、「どちらかと言えば重荷に感じる」(28.3%)を合わせると、46.1%が「男性が外で働いて稼ぐ」というイメージを重荷に感じているということが分かりました。一方で「どちらかと言えば重荷には感じない」(13.6%)、「重荷には感じない」(14.7%)を合わせた「重荷には感じない」人は28.3%でした。
「家事育児は女性」というイメージに違和感を持つ女性がいるように、「外で働いて稼ぐのは男性」というイメージに違和感を持つ男性もいるようです。
家庭内における男女の性別による役割分担のイメージを、必ずしも男性も歓迎しているわけではないということが分かりました。

グラフ6


男女の役割分担よりも、お互いの苦手を補い合うことが大切

Q.「足りないところを補い合える」夫婦とはどんな夫婦だと思いますか?(n=360)
冒頭でご紹介した、結婚したいお相手の条件で第3位にランクインした「足りないところを補い合える」について、具体的にはどんなイメージなのか自由回答形式で答えてもらいました。

男性は外で稼ぎ、女性は家事育児といった性別による役割分担ではなく、お互いがそれぞれ協力し合って得意不得意を補い合う夫婦という回答が多く見られました。夫婦の役割のイメージは、時代とともに大きく変化しているようです。

・1+1が2にも3にもなる(36歳)
・切磋琢磨しあえる(26歳)
・仕事は男が稼ぐ、家事は女性がするとか固定観念はなくすことが理想(37歳)
・男だから、女なら、といったような考え方にとらわれないで物事にあたることができる(37歳)
・お互いの苦手を補い合う。男はこれ、女はこれ、はない(28歳)
・お互いの気持ちを汲み取り、常に一定のパフォーマンスを出せる夫婦(36歳)
・お互いの弱みや強みを理解し合い、より良い形で家庭を築く。お互いに弱みがもしあれば、迷わずに外部サービス・などを利用して他者にお願いするのも大切だと思う(27歳)
・人間なので得手不得手・性格の長短があると思う。それが分かった時に諦めるのではなく、一致して解決のアプローチを行える夫婦(29歳)
・お互いに使う時間を最適化し、ほどほどの収入を得て、ほどほどの収入の中で二人楽しむ時間や趣味を見つける夫婦(32歳)
・否定せずにお互いが理解し合い、嫌なこともやっていく(35歳)
・能力面だけではなく、一方が忙しいときや大変なときに助け合える夫婦(25歳)
・生活を送るなかで障害が生じた時に一人では対応できないまたは著しく困難な場合において、相互に利用、補充し合うことで解決できる夫婦(27歳)
・自分の至らないところを指摘してくれ、支え合える関係。至らないところがあっても嫌いにならない関係(39歳)
・お互いを尊敬し尊重し、価値観を理解していること。阿吽の呼吸という表現もあるが、よく話し合っている夫婦が理想だと思う(34歳)
・お互いに尊敬し合いながら、できることは自分でする。役割分担するなら話し合いの場をちゃんと設定できる関係(30歳)
・家事を得意分野で分担する。知識面(経済・家事・語学など)において、お互い勉強して、勉強したことを共有する(31歳)
・料理をしたら洗いものはしてもらう(28歳)
・夕飯は分担してつくり、掃除洗濯は休みの方がする(28歳)
・子育てに当たって褒める時と叱る時を役割分担する(30歳)
・お金の管理が上手くない妻なら夫が金銭管理を担う、勉強が得意な方が子どもの勉強面をサポートして、苦手な方は子どもの感情面をサポートする(35歳)
・全部一緒に行う(35歳)
・得意不得意でわざわざ分けずに手の空いた方が役割を果たすこと(26歳)


調査方法:インターネット調査
<調査1>
調査対象: 「結婚したい」と回答した25~39歳の未婚男性 665名
集計期間:2021年8月3日~10日
<調査2>
調査対象:「結婚したい」と回答した25~39歳の未婚男性 360名
集計期間:2021年8月19日~20日


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