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QOM総研

vol.148

コロナ禍以降、既婚者の約4割 夫婦関係に変化があった
新婚夫婦ほど影響を受けていることが判明
~結婚して3年未満夫婦の約3人に1人「関係が良くなった」と回答~

婚活支援サービスを展開する タメニー株式会社(証券コード:東証マザーズ6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下タメニー)は、 20~49歳の既婚男女500人に対して、「コロナ禍での夫婦関係性」についてのアンケート調査を実施いたしました。

<調査背景>
2020年はコロナ禍が日々の生活を大きく変化させた年でした。昨年の今頃と比べて生活スタイルがすっかり変わってしまった人も多いのではないでしょうか。リモートワークを導入する企業が増え、余暇の外出を自粛することが多くなりました。在宅時間が長くなった分、夫婦が一緒に過ごす時間ももちろん長くなります。よりいっそう絆が深まった人、反対に夫婦げんかが増えてしまった人もいるかもしれません。コロナ禍によって夫婦の関係にどんな変化があったのか、また結婚して3年以内の新婚層と10年以上のベテラン層で比較すると差がでるのか、結婚の幸福度をキーワードに調べてみました。

「結婚して幸せ」20~40代既婚者の約8割が回答

Q.あなたは結婚して幸せだと思いますか?(n=500)※必須回答
Q.結婚してどのくらいですか?(n=500)※必須回答
20~40代の既婚男女500人を対象に「結婚して幸せ」と思うか聞きました。また、結婚して3年未満の夫婦と10年以上の夫婦で結果を比較しました。
全体では「結婚して幸せ」(47.2%)、または「どちらかと言えば幸せ」(31.0%)と回答した人は78.2%でした。
結婚して「3年未満」で幸せを感じている人は79.6%、「10年以上」は76.8%と「3年未満」の方が2.8ポイント幸福度が高い結果となりましたが、大きな差はみられませんでした。結婚年数にかかわらず、「結婚して幸せ」が大多数ということが分かりました。

グラフ1

マッチングアプリで出会って結婚するカップルが増加している

Q.出会いのきっかけは何ですか?(n=500)※必須回答
どこで、どんな形で出会ったのか。夫婦の出会いのきっかけについて、結婚して「3年未満」と「10年以上」の夫婦で比較してみました。
夫婦の出会いのきっかけとして最も多かったのは「同じ会社・または仕事関係者」 でした。結婚して「3年未満」、「10年以上」どちらの夫婦でも1位となっていますが、「10年以上」の夫婦が36.0%であったのに対し、「3年未満」の夫婦では25.6%と、10.4ポイント減少しています。
同じく出会いのきっかけ2位の「共通の友人を通して」でも、 「10年以上」の夫婦が24.8%であったのに対し、「3年未満」の夫婦では18.0%と、6.8ポイント減少しています。
「マッチングアプリ」で出会った夫婦はでは、 「10年以上」の夫婦が1.2%であったのに対し、「3年未満」の夫婦では7.6%と、約6倍に増えています。マッチングアプリで出会って結婚している人が増加していることがうかがえます。

グラフ2


コロナ禍以降、既婚者の4割夫婦の関係に変化があったと判明
新婚夫婦の約3人に1人が「関係が良くなった」

Q.コロナ禍以降、夫婦の関係に変化はありましたか?(n=500)※必須回答
コロナ禍によって在宅勤務が増えたり、外出できない分休日は自宅で過ごしたりと、普段よりも夫婦一緒に過ごす時間が長くなった夫婦が多いのではないでしょうか。
コロナ禍以降、夫婦の関係に変化があったかどうか聞きました。さらに、結婚して3年未満の夫婦と10年以上の夫婦で結果を比較しました。
全体では「関係が良くなった」と回答した人は25.2%、「関係が悪くなった」のは12.6%でした。
結婚して「3年未満」で関係が良くなった人は30.0%、「10年以上」では20.4%と「3年未満」の方が9.6ポイント高くなっています。一方で関係が悪くなったと感じている人は結婚して「3年未満」で14.8%、「10年以上」で10.4%と、こちらも「3年未満」の方が4.4ポイント高くなっています。また、結婚して「10年以上」の夫婦では69.2%と7割近くが「どちらとも言えない」と回答しました。結婚年数が長いほど、生活環境の変化は夫婦の関係にそれほど影響しないようです。結婚して「3年未満」の新婚夫婦ほど、良くも悪くも影響を受けたことが分かりました。

グラフ3

幸福度が高い夫婦ほど、コロナ以前より「関係性が良くなった」と回答

Q.コロナ禍以降、夫婦の関係に変化はありましたか?(n=500)※必須回答
 先ほどの「コロナ禍以降、夫婦の関係に変化はありましたか?」に対する回答と結婚の幸福度をクロス集計し、関係性を調査しました。
「以前より関係が良くなった」と回答した人の92.1%が「結婚して幸せ」と答えていたことが分かりました。また、「以前より関係が悪くなった」人で「結婚して幸せ」と答えたのは50.8%で、41.3ポイントもの差がありました。結婚の幸福度が高い人ほど、コロナ禍によって夫婦の関係が良くなったという結果になりました。
「以前より関係性が良くなった」と回答した人で「結婚して幸せではない」と答えたのはわずか1.6%だったのに対し、「以前より関係性が悪くなった」人は27.0%となり、大きな差がみられました。

グラフ4

結婚の幸福度が高い夫婦ほど、けんかの原因を”相手のせい”にしない

Q.夫婦げんかの原因はどちらにあることが多いですか?(n=500)※必須回答
結婚して家族になったからといって元々は他人同士、一緒に暮らしていればけんかをすることもあります。相手が悪い、自分が悪かった、お互いに言い分だってあるでしょう。実際にどちらが原因であったかよりも、どう感じているのかが重要です。いつも相手が原因でけんかになると思っていれば、結婚生活に幸せを感じることは難しいかもしれません。
夫婦げんかの原因について、「自分が原因になることが多い」と感じている人の86.5%が「結婚して幸せ」と回答しており、他項目に比べ、幸福度の高い人が多いことが分かりました。
一方、「相手が原因になることが多い」と答えた人の14.6%、「けんかはほとんどしない」の12.3%が「結婚して幸せでない」と回答しています。「自分が原因になることが多い」が5.6%、「お互いが原因になることが多い」が4.0%だったのに対し、差がみられました。また、けんかはほとんどしない夫婦でも「幸せではない」層が一定数いることが分かりました。

グラフ5


調査方法:インターネット調査
<調査1>
調査対象: 20~49歳の既婚男女500名
集計期間:2020年10月30日~11月5日
<調査2>
調査対象:結婚して「3年未満」、「10年以上」と回答した20~49歳の既婚男女500名
集計期間:2020年11月5日~6日

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