結婚相手を選ぶポイントは?男女それぞれが結婚相手選びに重要視するポイントを解説

結婚相手を選ぶポイントは誰にでもあると思いますが、「自分が重視するポイントが間違っていたらどうしよう」と悩む人もいるようです。
また、男女それぞれで結婚相手を選ぶポイントは違うようなので、できれば相手からポイントをクリアしていると思われたいもの。
本記事では、男女それぞれの結婚相手を選ぶポイントについて掘り下げています。
目次
男女それぞれが結婚相手選びで重要視するのは?
性別が違えば、結婚相手に求める条件も変わってきます。
男女共に、結婚相手選びにはどんなことを重要視しているのでしょうか?
男性が結婚相手選びで重要視する点
家庭を守れる人かどうか
自分が仕事をしている間に、家庭をきちんと守ってくれる人かどうかを重視する男性は多いです。
特に仕事が忙しく、家のことを見る時間が取りにくい人ほど、家庭を任せられる人かどうかを見極めたいというのはうなずけます。
料理がうまい
これは「今どき?」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、「胃袋を掴まれる」男性は現在も健在です。
今は手料理にこだわらないという男性が増えている反面、自宅でおいしいごはんが食べたいと思う男性も増えています。料理上手に越したことはありません。
適切な金銭感覚
育ちや収入に関係なく、金銭感覚が人並みでないと、家計を預けることはできないと思うのは納得です。高収入な男性だからといって金遣いが荒いわけではなく、逆に質素な人のほうが多いかもしれません。
「高収入の男性と結婚して贅沢三昧がしたい!」と思っている女性は厳しいかも!?
女性が結婚相手選びで重要視する点
職業・年収
男性の職業や年収は、女性の結婚相手選びにとってもっとも重要な要素だそうです。
もちろんそうでない女性もたくさんいると思われますが、それこそ街コンや結婚相談所のような、「プロフィールを見てから始まる出会い」の場合は、この点を重視する人は多いですね。
一般常識があるか
あいさつがきちんとできる、ある程度の時事を抑えている、食事のマナー等々、決して厳しくはないけれど、最低限の常識は持っていてほしいというのが女性の本音。
車を運転していて、危険が生じたときに野次を飛ばすようなタイプだと、結婚後不安になってしまいます。
浮気をしない人
年収と同じくらい重要…というよりも、大前提なのが「浮気をしないこと」。
一生添い遂げると誓ったのだから貫いてほしいと思うことに加え、「浮気相手にお金など使われたらたまらない」というシビアな意見も。
男女共通で結婚相手選びに重要視することは?
容姿
思わず振り返ってしまうような美男美女である必要はありませんが、第一印象で「いいかも」と思えるような容姿であってほしいという理想は男女ともに持っているようです。
子どもを生むことを考えたら、できるだけ見た目のいい相手であってほしいと考える人もいます。
第一条件というわけではありませんが、こちらも結婚相手に求める条件の上位です。
人柄
優しさを持っている人、思いやりがある人、朗らかな人など、穏やかな結婚生活を送れそうな人柄の人であってほしいという思いも、男女ともにあるようですね。
それこそ人柄は、年収や金銭感覚よりも重要視するポイントかもしれません。子どもを育てていく上でも配偶者の人柄は大きく影響するので、人柄のよい相手を見つけたいですね。
気をつけて!結婚相手選びのポイントから見る落とし穴
結婚相手として相手を見るときは、どうしても「条件」や「容姿」など、パッと見てわかる部分に注目してしまいがちです。しかし、パッと見える部分がクリアしていても、必ずしもそれが結婚生活を潤わせてくれるとは限りません。
特に、結婚相談所や婚活アプリなどを利用した出会いの場合、相手の内面以外の部分にジャッジを集中させてしまいがちなので注意が必要です。
高収入だからといって自分にお金を使ってくれるとは限らない
例えば、「医師と結婚したい!」と思ったときに、「医師の妻」というステータスがほしい人と、医師=高収入というイメージだから、高収入な人と結婚してゆとりのある生活がしたいという人に分かれると思われます。両方という人も多いかもしれません。
医者に限らずですが、高収入だからといって自分や家庭にお金を使ってくれる人だとは限らないので、この点はくれぐれも注意していただきたいポイントです。年収2,000万でも、家族の生活費としては数10万しか支払わないという人もいます。
逆に、「ステータスのある職業の人と結婚したい」と、医師や弁護士と結婚し、実際にお金はあまり入れてもらえないけれど、住まいにはお金がかかっているし、周囲から一目置かれるので満足しているという人もいます。
好条件の男性との結婚を目指している人は、その人のお金の使い方や内面も確認した上で検討してくださいね。
容姿は変化する!
異性を見るときの第一条件は顔!という人は男女ともに多いと思われます。しかし、「容姿は変化する」という点はぜひ覚えておきたいポイントです。
すごく二枚目でも、40代に入ってなんだか毛量が寂しくなってきてしまう人もいるでしょうし、中年太りで若い頃よりも30kg太ってしまうという人も少なくありません。もちろん女性も同じですが…。
若い子が好きで、結婚相手に自分よりもかなり年下を選ぶ人が男女ともにいると思われますが、その若い子もいつかは歳を取ります。見た目重視はもちろんその人の価値観なのでOKです。
けれど、加齢や生活環境の変化によって相手の容姿が衰えた際に、それでも一緒にいたいと思えるか?という点はぜひ自分の心に聞いてみることをおすすめします。
このご時世何が起こるかわからない
「終身雇用制度が崩壊した」といわれる現代において、「一流企業に務めているから安心」という考え方は、もう通用しないかもしれません。「なら公務員なら安心でしょ?」と思った人、もし公務員のご主人が鬱などの心の病気にかかってしまい、退職せざるを得なくなってしまったらどうしましょう?
病気などによって働き続けることができないケースのほかにも、一流企業に勤めていたけれど、「自分で会社をイチから企業したい」と、いきなり収入大幅減になってしまう可能性もあり得ます。
元局アナで、現在フリーアナウンサーとして活動されている女性が元野球選手と結婚され、「野球選手と結婚する上で考えるべきことは?」と質問されていました。フリーアナウンサーの方は、「その人が野球選手じゃなくても結婚したいと思えるならすればいいと思います」と答えていらっしゃいました。核心をついた回答だと思いませんか?
結婚相手選びのポイント設定で気をつけたいこと
結婚相手を選ぶ際には、各々に「譲れない条件」があると思います。それをクリアしていればほかには目をつむる!と思う人もいるかもしれませんが、そのポイントを設定する際に、ぜひ覚えておきたいことを、以下に解説します。
「あれ?」と思った点に目を背けない
長年付き合った恋人でも、お見合いや婚活アプリで知り合った人でも、「いい人だけどちょっと気になる」点が見つかることがあります。できれば、その「ちょっと気になる」点をクリアにしてから結婚することが望ましいです。
交際している間にまったくケンカすることなく、価値観も合うし、お互いを思いやることができるよい交際を続けてきた。お互いの両親や友人からも祝福されて、非の打ち所がない結婚をした…という人も、結婚生活が長くなる中で、必ず何かしらの不満やすれ違いが生じます。
あれ?と思った小さなことが、結婚生活を継続する中でどんどん大きくなっていき、我慢できない要因となる可能性がないとはいえません。よく検討した結果、気にならない程度なら問題ありませんが、「ちょっと気になるところがあるけれど、高収入だし」という考え方で結婚に踏み切ってしまうのは考えものです。
完璧を求めすぎない
自然と出会った相手であれば、ちょっとしたマイナス要素は気にならないのに、婚活など結婚を前提に知り合った相手には、ジャッジがシビアになってしまう傾向があります。身長、容姿のレベル、年収、家族構成、数え上げればキリがありません。
けれど、世の中完璧な人はほぼいないと思われますし、そもそも自分が完璧な人間なのか?といわれると返事に詰まってしまう人も多いはず。譲れないところと、あれ?と気になるところを除いては、少しおおらかに相手を見ることも必要ではないかと思われます。
一見完璧に見える人でも、結婚してみたら玄関で靴下を脱いでそのままにしてしまう人かもしれませんし、晩酌をしてリビングのソファに転がったまま寝てしまう人かもしれません。
相手に完璧を求めるよりも、「完璧じゃない自分を容認してくれる人」を見つけるほうが、最終的に幸せになれるのではないでしょうか?
一点集中はちょっと不安
先に触れた内容と重複する部分がありますが、「高収入!」「容姿第一!」など、一点集中で相手を見てしまうと、結婚相手選びに失敗してしまう可能性が高いです。
高収入だけれど、家にお金をほとんど入れてくれず、自分の趣味にお金をつぎ込んでしまう人かもしれません。とても見た目が素敵な人だけれど、結婚して3年経つ頃にはふくよかになってしまうかもしれません。
結婚相手に譲れない条件は、男女それぞれ、人それぞれにあるもの。けれどその部分だけでなく、相手の人柄や結婚に対する価値観など、広い範囲で結婚相手としてふさわしいかを見ることはとても重要なポイントです。
一生を共にする相手となる結婚相手ですから、生活面だけでなく、お互いの相性的な部分も確認した上で決断することをおすすめします。
自分はここにこだわった!結婚相手選びの体験談
恋愛や婚活で結婚相手と出会い、現在結婚生活を送っている男女に、結婚相手を選んだ決め手について聞いてみました。
結婚と恋愛は別!もっとも重視したのはやはり条件
夫とはいわゆる合コン的な集まりで出会いました。
それまで4年ほど付き合っていた恋人がいましたが、定職になかなか就かないため結婚は難しいな…と思って別れを決意。
夫からアプローチされたときは細かい収入などは聞いていませんでしたが、暮らしぶりなどを見てある程度余裕のある人だということがわかったので、交際開始後1年ほどで結婚しました。
気持ちより条件重視で始まった交際でしたが、結婚後も仲良くやれているので、いいご縁だったと思います。(35歳:女性)
お見合いだったけれど最終的に重視したのは人柄
仕事が歯科衛生士ということもあってなかなか異性との出会いがなく、親から勧められて数度のお見合いをしました。
見合い結婚には抵抗があったのですが、勧められるままお見合いする中で出会ったのが今の夫です。
釣書で相手の職業などはわかっていましたが、それとは別にとてもやさしい人柄が印象的で、この人となら長い人生を一緒に歩んでいけると思いました。
結婚して4年絶ちましたが、とてもうまくいっていて、「そろそろ子どもだね」という話をしています。(32歳:女性)
結婚相手に求めるものとしてもっとも重要なのは?
特に女性は結婚相手を職業や収入で選ぶ傾向が強いようですが、果たしてそれは最善の選択なのでしょうか?
今の時代にみる、結婚相手に求めるべきことを考えてみましょう。
「コロナ離婚」に見る結婚相手選びの重要ポイント
まるで嘘のような本当の話、「コロナ離婚」。
コロナウイルスの影響で夫のテレワークが始まり、24時間一緒に過ごすようになったら仲違いをして、離婚してしまう夫婦が増えているそうです。
コロナ渦を考えず今は日中別々に生活できていたとしても、夫が定年を迎えたら四六時中一緒にいることになります。
収入が高くても、家柄がよくても、24時間一緒にいられない人と結婚するのは正解なのでしょうか…?
年収や職業は変わってしまう可能性がある
事業を経営していた夫の会社が倒産し、それに伴い離婚する夫婦は少なくありません。
借金の取り立てなどいろいろな問題があるかもしれませんが、「金の切れ目が縁の切れ目」という妻も少なからずいるように思われます。
事業をしていなくても、これからの時代終身雇用は期待できないということは周知の事実。
大企業に就職しても、リストラされてしまうかもしれませんし、大病を患って退職せざるを得なくなるかもしれない。
今ある収入も地位も、あっという間に消えてしまうかもしれないのに、それでも収入を重視して結婚相手を選びますか?
本能で感じる部分が大切なこともある
やさしい、容姿がいい、収入がいい…目に見えるもので相手を判断して結婚相手を選ぶのは当然のこと。けれど、「なぜかわからないけれど惹かれる」という気持ちや、「とにかくもっと一緒にいたい」という思いも大切にしたいものです。
お見合いだと出会ってから結婚を決めるまでにあまり時間がありませんが、そうでない場合は自分の直感を信じてデートを重ねてみてもよいのではないでしょうか。
自分が選ばれることを踏まえつつ結婚相手選びを考える
結婚したら配偶者になった相手と一生添い遂げることになりますので、結婚相手選びに身長になるのは仕方のないこと。
また若干シビアになってしまうという気持ちもわかります。
けれど、あなたが結婚相手をシビアに選ぶように、相手もあなたを結婚相手としてふさわしいかシビアに選んでいるかもしれません。
「自分がされたらイヤだな」と思うような結婚相手選びは、相手にもしないほうが懸命です。
損得ではなく、自分の気持ちや相手のよいところを見ながら結婚相手を選ぶほうが、最終的に幸せになれるかもしれません。