会社への結婚報告はいつすべき?順序やタイミング、結婚報告の前に決めておくべきこと3つ - 婚活あるある

会社への結婚報告はいつすべき?順序やタイミング、結婚報告の前に決めておくべきこと3つ

2023.01.30

結婚が決まったら、いろんな人への報告が待っています。職場へ結婚報告をするときには、気をつけたいことがいろいろあります。みんなに祝福され、一緒に喜んでもらうためには、守るべきルールがいくつかあるのです。ここでは職場への結婚報告のコツや報告のタイミングを紹介します。

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職場に結婚を報告する際の基本的なマナーとは

結婚が決まったらやるべきことが多いと思いますが、そのうちの一つが職場の上司への報告です。

 

結婚報告を伝えるタイミングや順番・内容など、職場に結婚を報告する際の基本的なマナーを知っておくことでスムーズな職場への結婚報告の準備ができます。

結婚報告は直接伝えるのが常識

基本的に、結婚は周りの仕事に影響が出るため、報告はマストで行いましょう。
結婚報告は、電話やメールではなく、口頭で報告するのが基本です。プライベートな話になるので、昼休みや勤務後などの勤務時間外に「お話があるので、時間を取っていただけませんか?」と頼みましょう。
結婚報告のタイミングは、結婚式をするなら式の3ヶ月前、入籍だけなら入籍の1ヶ月前がいいと言われています。

結婚式を行う場合と行わない場合でも報告の時期が変わる

結婚式を行う場合と行わない場合でも報告の時期が変わります。結婚報告をしたときに、「結婚式はいつ?」と聞かれるのはよくあること。結婚式をする場合、式の場所と日時が決まってから報告しましょう。
上司を結婚式へ招待するのであれば、3ヶ月以上前に報告する必要があります。挙式の予定がないときや上司を招待する予定がない場合は、「身内だけの結婚式です」「挙式の予定はありません」と報告しておくといいでしょう。
式は挙げないけれど、職場の人からご祝儀やお祝いをもらった場合、頂いたご祝儀の2分の1〜分の1の金額の品物を「内祝い」として送りましょう。

結婚報告をメールでするのはマナー違反

友人への結婚報告はメールで行う人が多いですが、上司への結婚報告は、直接自分の口でするのがマナー。上司が忙しそうな時は避けて、余裕のありそうなタイミングで声をかけましょう。声をかけにくい時は、メールでアポイントを取っておくのもオススメです。
理由がある場合は取り急ぎメールでも問題ありません。

「会えるまで」と先延ばしにした結果、時間が経ってしまい言い出せなくなる方が問題です。その場合は、『メールにて失礼いたします。』と一言添えて、メールで報告しても大丈夫です。
メールで報告する場合は、まず結婚することを伝えた後に、直接会って結婚報告するようにしましょう。

会社への結婚報告は誰に・どんな順番で報告する?

上司へ結婚報告をする時は、タイミングを意識して行うことが大切です。とはいえ、職場での結婚報告のベストなタイミングはいつなのか悩んでしまうことも多いでしょう。
ポイントは、最初に報告すべき相手です。

ここからは、会社への結婚報告は誰に・どんな順番で報告するかを紹介していきます。

最初に報告すべき相手は?

職場には、上司・先輩・同期・後輩など、さまざまな立場の人がいますよね。その中で、最初に報告すべき相手は誰なのでしょうか。
【結婚報告の順番】
1.直属の上司
2.その上の上司
3.同じ部署の同僚
4.他部署の人たち
結婚報告をする際は、直属の上司へ最初に報告する必要があります。何らかの事情で上司よりも先に他の誰かが知ってしまった場合、その相手には「会社には内緒にしてほしい」と伝え、なるべく早く結婚報告を行いましょう。
上役への報告は直属の上司が行ってくれることもありますが、自分で報告しなければならないこともあります。ほかの上役や社員にどのように報告したら良いかも、最初の結婚報告のタイミングで上司に相談するといいでしょう。
式に上司を招待したい場合、場所と日時を伝えて、「ぜひご列席いただきたいのですが」と、参加のお願いをするのを忘れずにしましょうね。

上司の次に人事総務の担当者への報告

下記にも書きますが、結婚の後は改姓届や年末調整、家族手当や住宅手当などの福利厚生面での変更や健康保険証の名義変更など、多くの手続きが必要になります。結婚後の名字の扱いをどうするのかも伝えなくてはなりません。
結婚報告が遅れると手続きがスムーズに進まず、困ったことになりかねません。上司の次に人事総務の担当者へ結婚報告をしておくと、あらぬトラブルを防ぐことができます。
職場結婚は1~3ヶ月前に報告するようにしましょう。入籍前に報告した方が後々の手続きがスムーズになります。また、会社によっては福利厚生で慶弔金を支給してくれたり、特別休暇を取得できることも。担当の部署に確認して、必要な場合は速やかに申請を行いましょう。

社外の取引先には必要に応じて入籍後に報告

基本的には「社外の取引先に結婚報告はしなくて良い」という意見が多いようです。
ただ、結婚にともない名字が変更になる場合は、混乱を招く可能性もあります。必要に応じて事前に上司に確認して指示を仰ぎ、入籍後に報告するのがよいでしょう。場合によっては上司や先輩が代理で報告してくれることもあります。
自分で報告する場合は、新しい名字に加えて、変わった場合はメールアドレスも合わせて伝えるようにしてください。

【シチュエーション別】結婚報告で話すべき内容


会社への結婚報告といっても、さまざまな状況があるでしょう。「自分の状況でどんな風に報告すればわからない」と、戸惑ってしまう方も多いはず。

そこで、ここからは、シチュエーション別に結婚報告で話すべき内容を紹介します。

職場結婚の場合

結婚相手が同じ会社の人(職場結婚)の場合、なるべく夫と妻が同じタイミングで、それぞれの直属の上司へ報告しましょう。2人が同じ部署の場合は、2人で一緒に挨拶にいくと上司の時間も倍取られません。
また、社内恋愛では、自分たちが多忙なときに報告をしてしまうのもあまりいいとはいえません。結婚の準備もあるのに仕事に支障はないかと心配されてしまうかもしれません。どうしても忙しい時期に報告する場合、仕事への影響について、周りの人へ説明をしましょう。
同じ部署の場合、異動を要請される場合もあります。報告する際は事実を淡々と話すようにしましょう。

妊娠している場合(授かり婚)

授かり婚の場合、妊娠期間や出産時期を報告する必要があります。妊娠中は体調が変わりやすく、急に休んだり、遅刻・早退してしまう可能性もあります。妊娠週数や出産予定日、現在の体調などを伝えましょう。
上司は周囲への影響を最小限にする必要がありますから、できるだけ早めに伝えておきましょう。産休や育休を取得する方も多いと思いますので、会社によって産休や育児休暇の制度が異なるので、確認しておく必要があります。
まだ妊娠していない場合もあらかじめチェックしておくと焦らずに済みますよ。

派遣社員・パート社員の場合

派遣スタッフの場合、まずは雇用主である派遣会社へ連絡します。あなたが退職した後、派遣先へ別の社員を派遣するのかなど、派遣元でも対応が必要かもしれません。そのため、派遣先の上司へは、派遣会社の担当さんとの相談の後報告しましょう。
ちなみに、プライベートなことを派遣先に報告したくない人は、「派遣先には報告しない」という選択肢もあります。
派遣社員・パート社員の場合、「仕事先の人を結婚式に招待するのか」と悩むでしょう。勤続年数が長い、職場の人とプライベートでも付き合いがあるほど仲が良い場合を除き、「招待しない」という人の方が多いようです。
ただ、絶対に誘わない方がいいということではありませんので、式へ招待する場合、相手には「もしご都合がよろしければ」と、あくまで謙虚にお誘いするのがベター。わからないことがあれば、派遣元へ相談してみてくださいね。

結婚してからも仕事を続ける場合の手続き

結婚してからも仕事を続ける場合、今までどおりの働き方を続けるのか、勤務時間を調整して働き続けるのかなど、相談が必要な場合もあるでしょう。
家族手当や住宅手当など福利厚生面での変更、健康保険証の名義変更などもしなければならないので、早めの手続きが大切です。ここからは、結婚してからも仕事を続ける場合の手続きを紹介します。

「身上異動届(結婚届)」を提出する

身上異動届とは、氏名変更や転居、結婚、離婚など、身上で変更があった場合に提出する書類です。会社はこの書類をもとに、住民票の変更、控除額等の計算などの事務手続きを行ってくれます。
会社によってはほかの提出物が必要な場合もありますので、担当部署に確認を行っておくと安心です。

「通勤手当区間変更届」や「銀行口座の名義変更届」を提出する

結婚するタイミングで転居した場合、現時点で通勤手当が支給されている方は、支給される通勤手当が変わってきますので、区間変更届を提出しなくてはなりません。
また、苗字が変わる場合は給与振込先の名義変更もする必要があります。 提出を行わないと、給料の振込が滞ったり、振込確認までに通常より時間がかかってしまうこともあります。まずは銀行で名義変更を行い、その後会社にも「銀行口座の名義変更届」を届け出ましょう。

結婚して仕事を退職する場合

退職は言いにくいことですが、やはりひとり人材がいなくなるだけで職場への影響が大きいものです。引き継ぎや後任の人事などが必要となるため、急な報告は迷惑になってしまいます。時期も含めてはっきり伝えることが会社のため、ひいてはあなたのためにもなるのです。
ここからは、結婚して仕事を退職する場合に行うべき手続きを紹介します。

上司への報告を行い退職の手続きを進める

退職願の提出期限は職場の規定にあるので、期限までに退職の申し出を言えば問題ありません。とはいえ、できるだけ早めに退職希望日を伝えることがスムーズな退職のポイント。
上司への報告のタイミングは、婚姻届を提出する前に行いましょう。「立つ鳥跡を濁さず」がマナーです。直属の上司に最初に話し、できるだけ早めに希望退職日を伝えましょう。

夫が自営業の場合は国民健康保険・国民年金加入の手続きを行う

結婚して扶養に入る場合に関係してくるのが「扶養控除」です。旦那さんが社会保険に加入している場合は、社会保険の扶養に入るか入らないか決め、社会保険・厚生年金の手続きを行います。つまり、妻側の会社での手続きはありません。
ただし、旦那さんがフリーランスや自営業の場合、国民健康保険・国民年金加入の手続きを行います。
国民年金の加入者は第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者の3つに分類されます。
第1号被保険者:自営業者やフリーランス、学生、無職の人など
第2号被保険者:会社員や公務員など厚生年金加入者
第3号被保険者:国民年金加入者のうち、第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満かつ年収が130万円未満の主婦(主夫)
配偶者の扶養に入って第3号被保険者になると、自分で年金保険料を支払う必要がありません。同様に、健康保険についても配偶者の勤務先から保険証が発行されます。
手続きには「健康保険被保険者資格喪失証明書」や「退職証明書」が必要となるので、会社に必ず発行してもらってくださいね。

確定申告を行う

退職して年内に再就職を行わなかった場合や、妊娠などで働かない選択をした場合、自分で確定申告の手続きを行う必要があります。
確定申告を行わないと、その年の税金が確定しませんし、場合によっては脱税扱いになってしまうことも。また、確定申告を行うことで、働いていた際に払いすぎていた所得税が還付されることもあります。
確定申告には、退職時に発行された源泉徴収票が必要です。申告時期までなくさないように保管し、忘れずに申告しましょう。

【例文あり】職場の上司や同僚への報告

最後に、職場で、上司や同僚に報告をする際に実際に使える例文を2パターンに分けて紹介します。

  • 結婚式を行い、上司に参加してほしい場合
  • 結婚式はしないし、仕事も辞めないため会社では変化がない場合

それぞれ詳しく見ていきましょう。

結婚式を行い、上司に参加してほしい場合

【例文】
お時間を取っていただき、ありがとうございます。
このたび、ご縁があり結婚することになりました。 相手は、(職場の人なら) 〇〇部の〇〇さんです。(個人的なつながりの人なら) 〇〇の時の同級生です。
結婚式は 〇月頃に挙げる予定です。つきまして、〇〇課長にもぜひご列席いただきたいと思っています。
あらためて招待状をお渡ししますので、その際はどうぞよろしくお願いします。
※結婚式には来てほしいけれど、会社は辞める場合、「大変急な話なのですが、○月頃までで退職したいと思っています。 できるだけご迷惑をおかけしないよう、それまでは精一杯務めてまいります」などと付け加えます。
※上司は結婚式に招待しないけれどそれに伴う休暇がほしい場合は「結婚式はお互い実家が遠方ということもあり、身内だけで行う予定にしております。○月に○日間ほど休暇をいただきたいと思っています。」と変更しましょう。
今後とも、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

結婚式はしないし、仕事も辞めないため会社では変化がない場合

【例文】
お忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。
このたび、結婚が決まりました。
お世話になっている〇〇さんには一番にご報告をさせていただこうと思い、ご連絡しました。私事で恐縮です。
共働きの予定のため、今後もこれまで通りに仕事を続けたいと思っています。
結婚式や旅行の予定は現状ありませんので、お休みをいただくこともないと思います。
○月頃に入籍しますので、手続きなどでご相談させていただくことがあるかと思います。
その際はどうかよろしくお願いします。
※結婚に伴い苗字が変わる場合は、「入籍後は「○○(ふりがな)」に苗字が変わります。手続きが終わりましたら(○月○日頃予定)また改めて報告いたします。」と付け加えます。
※メールアドレスも変わる場合、「苗字変更と同時に、メールアドレスも新姓に変更予定です。」等、事前に伝えておくと親切です。
※妊娠している場合、「結婚式は考えていませんが、妊娠がわかりました。順調にいけば○月出産の予定です。 体調が不安定ということもあり、ご迷惑をおかけする場面もあるかもしれません」など、こちらも事前に伝えておきましょう。
今後とも公私ともに頑張りますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

スムーズな職場への結婚報告を心がけよう

【結婚報告で上司に伝えたい内容】
・退職するのかどうか
・必要な公的手続き
・結婚式について
・長期休暇について

結婚に伴い、結婚式や新婚旅行で長期休暇が必要になることもあります。周囲への配慮という意味でも、結婚が決まった時点で早めに直属の上司に相談し、スムーズな職場への結婚報告を心がけましょう。
休暇期間や業務の引き継ぎ、取引先とのやり取りの調整などを依頼しておくことが大切です。長期休暇を取る予定がない場合も報告しておくといいでしょう。
結婚はプライベートなことですが、その報告は上司に直接伝えるのが社会人としてのマナー。ためらいがちな結婚報告ですが、今後もお世話になる予定の職場にはきちんと報告してくださいね。

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shiki

フリーライター×司書/文字厨/デザイナー。小説家として活動ののち、フリーライター・脚本家に転向。