ネット恋愛依存に注意?! ネット恋愛にハマる原因3つと依存しない5つの方法 - 婚活あるある

ネット恋愛依存に注意?! ネット恋愛にハマる原因3つと依存しない5つの方法

2022.12.27

SNSやオンラインゲームなどでカンタンに人とつながれる現代。恋愛の出会いの場も多様化しています。「SNS婚活」という言葉があるくらい、ネット恋愛は一般的になってきました。一方、ネット恋愛にハマりすぎて「依存」してしまう人も多いんだとか。

そこで今回は、ネット恋愛依存について特集します。「ハマリそう」という方も、「ハマってる!」という方も、ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

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ネット恋愛とは?

ネット恋愛とは、その名の通り「インターネットを通じて知りあった人と恋愛する」ことです。ここからは、ネット恋愛にまつわる基礎知識を紹介していきます。まずは、ネット恋愛がどういうものかについて見ていきましょう。

  • SNSやネットゲームで知り合う恋愛
  • アバターやアイコンを介してやりとりを行う

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

特徴1 SNSやネットゲームで知り合う恋愛

SNSやゲームなどで、オンライン上で友人を作るのが一般的になってきた今、そこで出会った二人が恋愛をするというのも、不思議ではないですよね。ネット恋愛は今、多くの人が行っています。高校生、大学生から40代、50代に至るまで、実に幅広い年齢層の人が男女がネット恋愛を楽しんでいるのです。
ネット恋愛のきっかけとなるツール

  • SNS(Twitter、インスタグラム、Facebookなど)
  • オンラインゲーム
  • 出会い系や婚活系のアプリやサイト
  • 掲示板やチャット

 

コロナ禍になりその勢いはより加速し、オンライン婚活やオンラインデートなども増えてきています。

いずれにしても、出会いがネット上であれば全てネット恋愛と呼びます。筆者の友人は結婚前の両家顔合わせまでオンラインでやったとか。若い人だけではなく、多くの人がネット恋愛をしているのです。

 

特徴2 アバターやアイコンを介してやりとりする

ネット恋愛では自分のコンプレックスを隠して恋愛できるのも特徴です。ゲームのキャラクターを作ってそのキャラで遊んだり、SNSではアイコンを作ってプロフィールとして使ったりなど、ネット恋愛では自分の姿をキャラに託して恋愛することができるのです。
外見にコンプレックスがあったとしても、気にせず恋愛にのめり込めるところはネット恋愛ならでは。実際に会う機会が訪れるまでは、ルックス抜きでやり取りできるのもメリットです。
もちろん「本人アイコン」といわれる自分の写真を使ったプロフィールで恋愛することもできます。リアルにつながっている人よりも、ネット上の方が自分の本音を吐き出しやすいことも。そこから生まれた繋がりは、リアルよりも強い関係と感じることもあるでしょう。

 

ネット恋愛は依存しやすい?その原因3つ

ネット恋愛は「遊び」と割りきっている人から、依存に発展している場合もあります。ネット恋愛をする人の中には、辞めたいのに辞められない、という人もいるんだとか……。ここからは、ネット恋愛が依存しやすい原因3つについて紹介します。

顔が見えない分想像で夢中になりやすい

心理学に「メラビアンの法則」というものがあり、他人を判断する時は、見た目の情報5割、口調や声の情報4割、話の内容1割とされています。
ネット恋愛の場合、話の内容の1割の情報だけで他の人とコミュニケーションをとることができるので、誰でも同じ条件からスタートできるのです。そのうえで、声が好みで恋に落ちてしまったという体験を持った人は意外に多いんだそうです。

 

対面より積極的にアピールしやすい

ネット恋愛は、相手が対面で普段出会った時よりも、何倍も魅力的に感じられてしまう環境です。
リアルの出会いは対面で話すので、口下手さんには不利だと言われるかもしれません。しかし、ネットだからこそ、普段よりも勇気を出してアピールしやすい環境があるのです。
初対面で顔を見て会話するよりもトークルームでやり取りするネット恋愛なら、普段は言えないようなことも伝えやすく、気軽に相手に対してアプローチができます。もし当たって砕けても、現実の私生活に支障はありません。
顔を見る前にメッセージ交換できるので、「話すのが苦手」だと伝えておけば幻滅される心配もないですよね。いつもより少し大胆に、積極的に行動できるのも、ネット恋愛のメリットなのです。

 

会えない気持ちをつのらせやすい

会えない期間が続けば続くほど、どうしても相手への気持ちは募っていくもの。ネット恋愛では、会えない分気持ちも盛り上がりやすいです。
ネット恋愛においてはどうしても遠距離になってしまうケースも多いため、連絡でのやり取りが接点の大半を占めることが多くなります。想像力が掻き立てられるほど、恋愛感情は膨らんでいく相乗効果もあります。
これらのように、良い意味でも、悪い意味でも依存する条件が揃ってしまっているので、ネットで恋に落ちて依存してしまったとしても無理もないのです。

 

ネット恋愛依存になりやすい人の4つの特徴


ここからは、実際にネット恋愛依存になりやすい人の特徴を見ていきましょう。

  • 自己肯定感が低い
  • 恋愛に慣れていない
  • 人を好きになりやすい
  • 心配症・不安体質

それぞれ詳しく解説していきます。

 

自己肯定感が低い

自己肯定感の低い方は、ネット恋愛に依存しやすいと言われています。自信がないと常にネガティブな思考にとらわれてしまうため、不安や嫉妬・孤独を感じやすくなるのが依存の原因です。
ネット恋愛では直接顔を見せずにやりとりすることも可能です。自分の好きな姿でバーチャル空間に存在し、自分にコンプレックスがある場合もそれを隠してのお付きあいができます。
そのため、「自分なんて……」と思っている人が、ネット恋愛を通してコンプレックスだった部分をほめられたり、一気に多数の異性から「いいね」をもらえたりすると、その居心地の良さにハマってしまい、依存してしまうケースは多いのです。
「人に認められたい」という感情は、皆が持っているもの。実際筆者も若い頃に同じような経験があります。恋人に頼られることで自信に価値を見いだそうとして常に相手の顔色をうかがい、よい評価を得る行動を取ろうと必死になってしまうのです。
コンプレックスも含めて自分と認められれば、依存から抜け出せる可能性があるでしょう。

 

恋愛に慣れていない人

恋愛に慣れていない人も、ネット恋愛依存になりやすいと言われています。甘い言葉や猛烈なアタックに驚き、相手にのめりこみやすい傾向にあるためです。恋愛に慣れていない人ほど経験が少ないので、自分を愛してくれた恋人に依存してしまうのですね。
婚活・恋活アプリではもちろん真面目に出会いを探している人もたくさんいますが、中には「サクラ」「釣り」もいます。あなたを夢中にさせてアプリでお金をつかわせたり、実際は付き合う気がないのに思わせぶりなことを言ったり….。そしてそういうサクラたちは、人の心をつかむのが上手いのです。
ネット恋愛にも色々な出会い方がありますが、特に婚活・恋活アプリではこういったタイプの方は注意した方がいいでしょう。

 

人を好きになりやすい人

ネット恋愛では、波長があって楽しく通話することができるだけで好きになってしまっているなんてことも、そう珍しくありません。
人を好きになれるということは決して悪いことではなく、むしろいい所だと言えます。しかし、ネット恋愛だけに限った話ではないですが、人を好きになりやすい人はイコールその人に対して執着しやすかったり、依存体質になりやすかったりします。
すぐ人を好きになってしまう自覚があるなら、ネット恋愛においては、少し注意が必要です。リアルな恋愛でも嘘をつく人はいますが、ネット恋愛の場合は簡単にプロフィールを偽ることができます。ネット上のやりとりだけで信用しすぎるのは控えた方がいいでしょう。

 

心配症・不安体質な人

こちらもネット恋愛に限った話ではないですが、特に不安症、心配症な人はネット恋愛依存に要注意です。上記でも書きましたが、ネット恋愛では直接会ったり顔を見せたりしないぶん、ネット上でのやりとりが主になります。
SNSのDMや、オンラインゲームのチャット、アプリ内のメッセージ機能などツールはさまざまですが、共通して言えるのが、『連絡がない期間がある』ということです。
「当然じゃん」と思うかもしれませんが、心配症や不安症の人にとっては由々しき事態なのです。会えれば相手の表情で分かることもありますし、触れ合うことで安心することもあるでしょう。
しかし、会っていない、顔を見ていないぶん、文だけのやりとりにて恋愛をすると、連絡が長くないと「嫌われたのかも」「他の方にのりかえたのかも」と気持ちがつのってしまいがちです。
人との間に少し距離を感じると、見捨てられたようで不安でたまらない気持ちになることを「見捨てられ不安」といいます。
そして相手を失ってしまうのではないかと思うと心配でたまらず、相手の言いなりになってしまったり、相手に対して執着して依存したりしてしまうのです。

 

ネット恋愛依存にならないようにするには?知っておきたい方法5つ


コロナ禍の中、ネット恋愛もそう珍しいことではなくなってきました。人と人とのつながりが薄くなりがちな現代だからこそ、ネット恋愛を通じて「人とのつながり」を得られることはとてもステキなことです。だからこそ、お相手と幸せになるために依存関係はあまり好ましくありませんよね。
ここからは、ネット恋愛依存にならないための方法を5つ紹介します。
1. SNSのやりとりだけで気持ちを高めすぎない
2.自分の価値を下げすぎない
3.リアルの生活も充実させる
4.やりとりを重ねたら会うかビデオ通話で顔を見て会話する
5.ネット上で知り合っても会う前にお付き合いを始めない
それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

SNSのやりとりだけで気持ちを高めすぎない

直接会わずに恋愛ができるのがネット恋愛のいいところ。ネット恋愛なら普段会うことのない相手なので、気軽にアプローチできます。
しかし、SNSやメッセージだけのやりとりでは気持ちを高めすぎないようにしましょう。会って初めて分かることもありますし、メッセージのやりとりだけでは相手の本当の気持ちは分かりにくいものです。ましてや不安を解消するためにお付き合いを続けるのは、本末転倒です。
ネット恋愛依存にならないためには、冷静に相手のことを見つめ、一歩下がってみましょう。そうすることで穏やかな気持ちで恋愛することができるはずです。

 

リアルの生活も充実させる

オンラインを通じて作った人間関係はとても大切。筆者も数年前にオンライン上で知り合った友人と今でも仲良くしています。ただ、同じくらい大切にしたいのが、リアルの生活も充実させることです。
あなたがもしネット恋愛の相手のことを本当に好きだとして、いつか会う日にステキな自分になっていたいと思いませんか? もちろん今のあなたも充分ステキですが、趣味や友人との交流にも心を寄せてみることで、より魅力が高まるはずです。
ネット依存になると夜更かしをしがちですが、最初は眠たくてもがんばって外出をしましょう。それを続けていると、外出するために身だしなみを整えます。おしゃれにも気を使うようになれば、服が欲しい、髪を切って清潔感を出したい、と思い始めるようになるでしょう。
自分の居心地のいい空間・時間を恋人と共有している時間だけでなく、時間を趣味などに分散させるのもおすすめ。そうすれば、自然とネット恋愛依存から抜け出せるはずです。

 

自分の価値を下げすぎない

ネット恋愛依存に陥りやすい人は自己肯定感の低い人だとお伝えしました。これは現実の恋愛でも同じですが、むやみに自分の価値を上げすぎないことが大切です。
「自分なんて愛されるわけない」「好きになってくれる人なんていない」と自分を卑下すると、「好き」と言ってくれる人に対して過剰に「きらわれたくない」と思うあまり、依存したり執着したりしてしまうのです。
まず、自分が相手に対して取る行動の理由が『嫌われないため』だけになっていないか考えてみてください。そして、自身の体と心を大切にする意識を持ちましょう。相手の気持ちばかりでなく自分の気持ちを大切にして、自分をしっかり愛する意識は相手中心の生活から抜け出す第一歩になるでしょう。

 

やりとりを重ねたら会うかビデオ通話で顔を見て会話する

ネットでの出会いから、実際にネット恋愛に突入したら、できるだけ早めにリアルでデートすることをおすすめします。
会うことは、ネット上でコミュニケーションを取るよりも、よりお互いのことを知ることができます。「想像と違ったらどうしよう」と思うかもしれませんが、外見はもちろん、その人の考え方や癖まで様々な発見があるはず。早めに会って見極めた方が、ネット恋愛に依存しなくて済みますよ。

 

ネット上で知り合っても会う前にお付き合いを始めない

ネット恋愛は相手とあたかも実際に会って話をしているように感じることが多いので、ネット恋愛中に会うことなくおつきあいが始まることもあります。しかし、ネット恋愛では相手を信用しすぎないことが重要です。
顔が見えなければそれだけ想像力が働き、好きな気持ちも暴走してしまいやすいものです。ネット恋愛では、「お付き合いは会ってから」を鉄則にしましょう。

 

ネット恋愛は依存しすぎず誠実に相手と向き合おう


これからも、どんどん浸透していくであろうネット恋愛。ネット恋愛を楽しんでいると、「好き」と「依存」という気持ちの境界線が曖昧になっていくことがよくあります。リアルの恋愛とは違う楽しさや心地よさがある代わりに、時には辛い思いをすることもあるでしょう。
ネットの中には、現実世界と同じで多様な人がいます。ネット恋愛なら、好きな場所に居ながら世界中のどこにいる人とでもつながることができるので、出会いの数は無限。出会いの場がネットであるとはいえ、本気の恋愛であれば結婚に結び付くことも自然な流れです。
しかし、ネット恋愛は、出会いが多く自分に合った人を見つけやすい反面、遊び目的でネット恋愛をする人がいるのも事実です。困ったり、少し違和感を感じたときは、家族や友人、カウンセラーなど、周りに相談して客観的な意見を聞いてみましょう!

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shiki

フリーライター×司書/文字厨/デザイナー。小説家として活動ののち、フリーライター・脚本家に転向。