必ず立ち直れる！辛い失恋から自分を癒す方法と立ち直り方

失恋は、自分の体の一部が削ぎ落とされてしまったかのように、ぽっかりと心に穴が空いてとても辛い気持ちになります。一生心が晴れることはない…と思ってしまいますが、失恋の痛みは必ず癒えるときが来ます。本記事では、少しでも早く辛い失恋から立ち直るための方法をご紹介しています。

失恋の痛みはいつか必ず癒えるときが来る

まさに失恋をしたばかりでこの記事を読んでくださっている方にぜひお伝えしたいのは、「失恋の傷はいつか必ず癒える」ということです。

今は心が張り裂けそうなほどに辛いと思います。けれど、必ず失恋の傷は修復され、新しい恋にときめくことができる日がやってきます。そのために何が必要なのかをここで解説します。

「時間薬」はもっとも大きな癒やしの薬

失恋を癒やしてくれるもっとも重要な要素は「時間」です。これは、失恋に限ったことではないかもしれません。

例えば、人間の肌の細胞は28日で入れ替わるといわれていますが、人のすべての細胞は3年で入れ替わるといわれています。トラウマになるほど嫌なことがあったとしても、3年経てばある程度流せるくらいには気持ちが回復しているそうです。そう思うと、昔あった嫌なことも、何年も前のことは、当時ほどの辛さはないと思いませんか？

失恋においても同様で、どんなに辛い失恋も、長い時間が経てば少しずつ辛さが和らいできます。その時間をどのように過ごすかによって、失恋の痛みの癒え方は変わってきますが、まずは「失恋の痛みは時間が解決してくれる」ことを覚えておくと、少しだけでも気が楽になるのではないでしょうか。

気が済むまで落ち込むのもひとつの方法

気が滅入っているときすべてにいえることですが、失恋においても、無理して気丈に振る舞うのではなく、思い切り落ち込んでしまうほうが吹っ切れる場合があります。辛いけれどきちんとしないと…と思って毎日を一所懸命生きるのも、もちろん素晴らしいことです。けれど、何かで発散しないと、頭の片隅にいつでも失恋が引っかかってしまい、なかなか取り除くことができません。

感情のままに泣いてみる、何も手につかないくらい落ち込んでみる…。そうすることで、少しだけでも気持ちが晴れることがあります。我慢をしすぎないことも、失恋の傷を癒やす方法のひとつなのです。

【段階別】辛い失恋から立ち直る方法

辛い失恋から立ち直るために有効な方法の一例を、段階別でご紹介します。

失恋してすぐの時期

憂さ晴らししながらとことん落ち込む

失恋してすぐの時期は、気晴らしをしようと思っても体が動かなかったり、無理して出かけても気晴らしにならないことがあります。失恋してしまい、辛くてどうしようもないときは、1人でとことん落ち込んで、泣きたいだけ泣いてしまいましょう。

食欲がなければ食べなくていいですし、普段は毎日自炊をしている人も、このときばかりはウーバーイーツやコンビニで済ませてしまうなど、落ち込むことに集中します。仕事など必ずやらなければいけないことだけはなんとかこなし、そのほかのことには手を付けなくてもよいと思います。

こうして思い切り落ち込んでいると、だんだん落ち込んでいることに飽きてくる…というと言葉が悪いですが、自然と何か違うことをしてみようと思えるようになります。そのときまで心も身体も自然に任せてしまいましょう。

とにかく楽しい時間・心地よい時間をつくる

気が済むまで落ち込んで、少し気分転換しようかな、という気持ちになったら、とにかく楽しい時間を作ります。友人に甘えて思い切り付き合ってもらったり、エステで自分を癒やしたり。思い切り美食を楽しむのもよいですね。

このときは、できるだけ忙しくして余計なことを考えるスキを自分に与えないことが大切です。思い切り心身を動かして、家に帰ったらお風呂に入って寝るだけ…というくらいでちょうどいいかもしれません。お酒が飲める人は、自分を見失うくらい飲んでしまうのもひとつの方法。飲めない人はできるだけ失恋が頭から離れるように、気分転換できることに取り組みます。

自宅で1人のときは余計なことを考えてしまいがちなので、前向きな気持ちになれる映画を観るのもおすすめ。1本といわず、何本でも眠たくなるまで観て、映画を観ながら寝落ちしてしまうくらいでもかまいません。とにかく失恋のことを考えないように過ごしましょう。

なるべく信頼できる友人と過ごす

失恋で辛いときは、その気持ちを理解して付き合ってくれる人と過ごすことをおすすめします。仕事ではそうもいかないときがありますが、オフの時間は落ち込んでいても許してくれる人、酔って失態を見せても笑って許してくれる友人と、気兼ねない時間を過ごしてください。

そして、もしもその友人が失恋してしまったら、同じようにとことん付き合って、癒やしてあげましょう。持つべきものは友です。

少しだけ気持ちが落ち着いてきたら

通常運転にシフトしていく

失恋のことを考えない時間を作るように意識している間に、だんだん気持ちがリフレッシュしてきます。3ヶ月もすると、少しずつ涙が出る日も少なくなってくると思いますので、そろそろ通常運転にシフトしていきましょう。

とくに毎日お酒に癒やしてもらっていた人は、そろそろヘルシーな生活に戻していくことが大切です。お酒を控えたり、体を動かすなどして健康的な生活を心がけます。夜眠れないからと映画を観たり、本を読んだりしていた人も、できるだけ早寝早起きの生活に戻すように生活習慣を戻していきます。もし普段から生活習慣が乱れがちという人は、これを機に健康的な生活を意識してください。

生活習慣が乱れると、心の健康も阻害されていきます。睡眠不足が続くと自律神経が乱れて感情のコントロールが難しくなってしまいますし、食生活が乱れれば体調が悪くなり、やはり気分が沈んでしまいますよね。体の健康は心の健康とイコールですので、ぜひここで健康体を目指してください。

友人にずっと寄り添ってもらっていた人も、そろそろ友人を開放してあげましょう。どんなに人情味に溢れた友人でも、何ヶ月も落ち込んだ人に付き合っていたら疲れてしまいます。失恋が友情を壊すことにならないよう、ある程度元気になってきたら、1人でしっかり立てるように努力しましょう。

体を動かす

体を動かすことは、心身によいことばかりです。本格的な運動をしなくても、午前中の太陽を浴びながら15分ほど散歩するだけでもよい気分転換になります。

例えば筋トレの場合、筋トレをすることで精神を安定させてくれるセロトニンというホルモンや、前向きな気持ちを促してくれるテストステロンというホルモンが分泌され、精神面にもよい影響を与えてくれます。ヨガは自律神経を整えて精神面を安定させる効果が期待できます。

本格的な運動の場合、運動をすること自体に軽くストレスを受けるといわれています。だからこそ、継続することでストレス耐性がつき、メンタルが強くなるのだとか。失恋の傷が癒えて「体を動かそう」という気持ちになってきたら、ぜひ手軽な運動を生活に取り入れましょう。

少しずつ身の回りを整える

失恋で落ち込んでいるときは、部屋の掃除をする気にもならないでしょうし、自分メンテをする気にもなれないと思います。思い切り落ち込んで、思い切り気分転換をして気持ちが盛り返してきたら、少しずつ自分と自分の身の回りを整えることで、さらに心が元気になります。

部屋の空気を入れ替えて、とことん片付けと掃除に没頭してみましょう。部屋がきれいになったら、花を飾ってみると心が癒やされますので、ぜひ花屋に足を運んでみてください。自分メンテもご無沙汰していたら、美容室で髪を整えると、気持ちがリフレッシュするのでおすすめです。

もし冬に失恋してしまった場合、3ヶ月ほど落ち込んでいたら季節は春になっています。春用の洋服を1枚買ってみたり、明るい色のバッグを購入するなど、気持ちが上がるアイテムを購入するのも良い気分転換になりますよ。

そろそろ立ち直れそうになってきたら

元彼の連絡先や思い出グッズを処分

だいぶ気持ちが回復してきたら、元彼との思い出に向き合い、思い切って処分してしまいましょう。処分においてはいろいろな考え方がありますので、自分がよいと思う処分方法で構いません。

例えば、元彼との写真や、これまでのプレゼントなど、すべてを処分してしまいたいという人がいれば、写真は処分したいけれど、プレゼントに罪はないので今後も持っていようと思う人もいます。写真もプレゼントも思い出だからとっておきたいという人もいるでしょう。

どのような方法でも、自分が納得できる処分方法でかまいませんが、思い出グッズを取っておきたい場合、辛い失恋をしたのですから、しばらくは目の届かない場所においておくことをおすすめします。箱に入れてクローゼットの隅にしまい込み、よほどのことがない限り目につかないようにしておきましょう。

ちなみに、別れた彼からもらったプレゼントは、皆さんどうしているのでしょうか？処分するかとっておくかで考えたとき、どちらかというと「処分する」人のほうが多いようです。処分する人は、捨ててしまう人もいれば、リサイクルショップに売ってしまう人、家族にあげる人などさまざまな様子。

とっておく人は、そのまま使う人が多いようです。写真や手紙は捨てるけれど、物は普通に使うという人もいます。中には、とっておくことも捨てることもできないので、返すという人も。ただ顔を合わせることに抵抗がある人が多いので、返す人はごく少数のようですね。

ほかの男性にも目を向けてみる

だいぶ気持ちが癒えてきたら、新しい恋に向けてほかの男性とのコミュニケーションを増やしてみましょう。「失恋を癒やすのは新しい恋」という人も多く、次の恋によって失恋を忘れられるケースはとても多いです。

もちろん、その気になれないなら無理をする必要はありません。けれど、合コンに参加してみたり、紹介の提案があったらとりあえず会ってみるなど、次の恋愛に前向きになることで、元彼のことも記憶から薄らいでいくのではないでしょうか。

自分磨きに励む

元彼が別れたことを後悔するようないい女になれるよう、自分磨きに励むことは、素晴らしい立ち直り方です。自分磨きに励むことで、新しい恋の訪れも近くなります。

落ち込んでいるときに暴飲暴食をしてしまった人は、増えてしまった体重を取り戻すべくダイエットに励みましょう。そのほか、新しい趣味を見つけて没頭したり、仕事に役立つ資格取得の勉強をするのもよいでしょう。自分磨きは自分への自信にもつながり、精神面の安定にも役立ちます。

失恋後の失敗もアリだと考える

失恋で落ち込んでいるときに、復縁を狙って元彼に連絡をしてしまったという人もいると思います。そのことに後悔をして、さらに落ち込んでしまった人もいるでしょう。こうした失敗は多くの人が経験していますので、気に病む必要はありません。こうした失敗をよい経験だと捉え、同じ失敗を繰り返さなければよいだけです。

もし別れた彼に連絡をして、恥も外聞もなく復縁を迫って玉砕してしまったら、もう彼と会いたいとは思わないはず。それが彼との決別につながれば、結果オーライです。やけ酒をして失態を繰り広げてしまったとしても、それでその時に失恋の痛みを忘れることができたのであれば、失敗の意味があったというもの。

失恋によって起こしてしまった失敗を悔やむ必要はありません。それよりも、あなたがその失敗をバネに立ち直れることが重要です。

失恋して落ち込んでいるときにやってはいけないこと

失恋して落ち込んでいるときは、自分でも思わぬことをしてしまうもの。いろいろな失敗は人生経験のひとつになりますが、同じ失敗でもやってはいけないことがあります。それは以下の3つです。

・別れた男性のSNSをチェックする
・ほかの男性で心の穴を埋める
・日常生活に亀裂を入れる

別れた男性のSNSをチェックする

絶対にやってはいけないことのひとつが、元彼のSNSをチェックすること。人によりますが、SNSに日記のように日々の出来事をアップする人もいますので、その場合つい継続して行動をチェックしたくなってしまいます。気持ちはわかるのですが、いつになっても元彼と決別することができません。

SNSで繋がっていた場合、彼とのつながりを切ることができないのであれば、しばらくSNSにはアクセスしないことが賢明です。ただ、多くの人は元彼と別れた時点でSNSのつながりは解除してしまうようですね。共通の友人が多いなど、元彼のすべてを断ち切ることが難しいケースもありますが、少なくとも立ち直れるまではすべての関わりを断つことが望ましいと思います。

ほかの男性で心の穴を埋める

「失恋を癒やすのは新しい恋」ではありますが、それは立ち直ってからの話。失恋で辛い思いをしているということは、元彼に対する気持ちがまだ残っているということ。その状態で新しい男性に出会っても、相手の魅力に気づくことはできません。

元彼と男性を比べてしまったり、元彼を重ねてしまうなど、立ち直るどころか傷が深まる可能性がある上に、相手の男性にも失礼です。また心から好きになったわけではない人と恋愛をすることで、自分をさらに傷つけてしまうことにもなりかねません。次の恋を探すのは、心が元気になってからにしましょう。

日常生活に亀裂を入れる

失恋をしたら、とことん落ち込んでしまうのは全然アリです。どん底まで落ち込んで、あとは這い上がることしかできないところまで落ち込むと、気が済んでしまうことがあります。ただ、落ち込んでいるからといって、最低限の日常生活を送れないのは困ります。

仕事を休んでしまったり、友人との約束をドタキャンしてしまうなど、人としてやってはいけないことをやるのはNG。元彼のために、自分の人生を台無しにする必要はありません。最低限のやるべきことをこなしつつ、リフレッシュしましょう。

失恋を乗り越えて次の恋愛に向けて英気を養おう

男女問わず、失恋は自分で感情をコントロールできないほどに辛いものです。けれど、いつかは必ず立ち直れる日がきます。立ち直れるまでの期間が長いか短いかは、その後の人生に大きく左右すると思います。

失恋後の過ごし方によって、立ち直れる日が早まる可能性がありますし、少なくともただただ落ち込んで過ごすよりは、早く傷を埋めることができるはず。失恋で辛くてたまらないという事態になってしまったら、ぜひ本記事の内容を参考に心を癒やして、次の恋愛に向けて英気を養いましょう。