婚活で「ハイスペ図鑑」作成を目指しちゃいけない理由
みんな、ハイスペ男子は好きかな!?
ぱぴこ、ハイスペ、だいすきー!!!
なわけでもないですが、婚活市場においてハイスペ男子は人気です。
ハイスペ男子とは「ハイスペックな男子」です。
なんの捻りもなかった。
バブル時代は「高学歴・高収入・高身長」の3高男子がハイスペとして君臨していました。
2019年4月からテレビ朝日で放映されたドラマ『東京独身男子』の中で、ハイスペのAK男子(あえて結婚しない男子)として登場したのは、メガバン勤務の高橋一生、歯科医の斎藤工、弁護士の滝藤賢一という顔ぶれでした。
今も昔も「THEハイスペ」な人の定義は変わりません。
しかし、婚活でひたすらにハイスペ収集&図鑑作成をはじめると、高確率で爆死します。
目次
どうせなら「ハイスペ」がいい。そりゃあね?
婚活を始めると、「アリ」「ナシ」の振り分け作業が大発生します。
アプリでも、結婚相談所でも、サービスに登録したばかりの「新規の女性」への申し込みは盛んなため、判断が作業化するためです。
スマホ画面に表示される情報の主な確認項目は「顔写真、年収、職業、身長、プロフ文章」です。
アプリに映る男性はスマホ越しの他人相手のため、「人間性や過去を持った、一人の男性」というよりも「男性一覧」という認識になり、スワイプ作業もさくさく進みます。
「知らない人だし、よくわからないから、条件がいい人がいいな~」と選ぶのは自然です。
ハイスペとロースぺどっちか選べ!と差し出されたら、「じゃあハイスペで」となるでしょう。
結婚は生活、スペックとは結婚できない
「初手、スペック!」は、有象無象の中で抽出する条件として有効ですが、出会ってからもずっと目の前の「個人」でなくスペック判断に終始するのは問題です。
「結婚は生活」とはよく言ったもので、キラキラの経歴だろうが、周囲にうらやましがられるステータス持ちだろうが、一緒に生活するパートナー能力が低ければ生活は簡単に破綻します。
「医者だから」「年収800万あるから」「東大卒だから」といった対外的な肩書は、自分の幸せ保証書にはなりません。
スペックだけで選ぶのは、自分の判断基準がないから
「スペックで選ぶ」とは「自分が必要とする条件がわかっていない」とも言い換えられます。
「これが好き」「こうがいい」と、条件を自分で設定できないから、世間的によいと言われる条件で判断するのです。
生活を共にするパートナーを選ぶ時に、自分軸ではなく「社会や他人がいいというから」という他人軸で判断するのは危険です。
「三度の飯よりハイスペが好き!」な性癖持ちでないのならば、自分がどんな結婚生活がしたくて、どんな相手と一緒にいたいかの条件の絞り出しましょう。
編集からのひとこと
「来年までに結婚したい!」頑張る女性を応援する『婚活あるある』へ今回寄稿してくださったのは、ぱぴこさん! 「ハイスペ婚活」をテーマにした記事、読みながら胸に刺さる思いでしたね。
ハイスペ婚活は誰もが陥るワナですが、うっかりハイスペ男子図鑑を作らないよう気を付けたいですね。