30代婚活の現実は厳しい?幸せな結婚をするために知っておきたいポイント - 婚活あるある

30代婚活の現実は厳しい?幸せな結婚をするために知っておきたいポイント

2022.03.10

結婚なんて意識していなかったけれど、気づいたら30代。そろそろ結婚を考え始める人は多いのではないでしょうか?
20代の頃はモテたのに、30代になった途端異性からのお誘いが減った、急に婚活がうまくいかなくなった……それも、悲しいかな現実です。
どうして30代の婚活がうまくいかないのかを考えてみましょう。

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目次

30代婚活!現実は厳しいってホント?


結婚を夢見て色々な恋愛を経験した20代。お相手がいたけれどゴールインには至らなかったり、30代になるまで仕事や趣味に没頭し恋愛とは無縁の生活を送ってきた女性。ふと気がつくと続々と届く友人の結婚の知らせ。30代になった途端に減った男性との接点に焦ることもあるのではないでしょうか。
「これではまずい!」と始めた婚活も、なかなか思うように進まない、30代OLが結婚できない理由とはいったい……?

いらないプライドが邪魔をする

ルックスに自信がある人ほど、この理由からなかなか結婚に踏み出せないよう。
30代の婚活をしている女性の中には、プライドを捨てきれない女性も多いのです。同じ女性ならば、その気持ちは分からなくもないのですが……。
異性への理想が高いこともこれに通じます。例えば外見、性格、職業など……挙げるとキリがありません。高すぎる理想は、結婚からあなたを遠ざけてしまいます。誰にでも結婚相手の理想像はありますが、限度を超えた理想は叶いませんので要注意。

「早く結婚しなきゃ!」でミスマッチ

結婚していく友達、親からのプレッシャーなど、周りの環境から募る焦りがもう一つの原因。第一印象や簡単な条件だけ見て「この人でいいや」なんて選んでしまっていませんか?
焦りに身を任せてお相手を選んでしまうと、お付き合いを始めた後にミスマッチに気づいてしまって後悔したり、果ては離婚まで……。第一印象で判断すると、本当は相性が良いかもしれない異性を逃してしまう事もあります。第一印象が大切なのも分かりますが、男性を選ぶ基準はそれだけではないはず。
焦った所で幸せに早く辿りつくわけではない婚活。気持ちが前のめりになってしまうのは分かりますが、決して焦ってお相手を選んではいけません!

30代で婚活している女性は引く手あまた?!

実は、30代女性は婚活で大いにモテるのです。やはり「若さ」は武器。もちろん、年齢にこだわる人ばかりではありませんが、結婚相手を探す際の重要ポイントとなってしまうのはやむを得ないことなのかもしれません。
女性の婚活市場価値は、当人の「年齢」に顕著に左右されてしまっている現状なのです。
ですが、婚活でモテても、幸せな結婚にたどり着けるかどうかは別問題。ツールをしっかり選び、活用して幸せをつかみましょう!

30代女性に最適な婚活サービスとは?


「30代も婚活で出会えるの?」という方もいるかもしれませんが、実は婚活は30代に最適な出会いの場。
ここからは、30代女性に最適な婚活サービスをご紹介します。参考にしてみてください。

婚活サイト

婚活サイトは結婚相談所よりも手軽で、使いやすい婚活ツール。20代の女性にも人気です。1~2年以内に結婚したいと考えている男性の割合もかなり高くなっていますので、これが縁で結婚する人も少なくありません。
しかし婚活サイトは、希望条件外の人からもアプローチを受けたり、会員の中には職業や収入の詐称をしている人もいたり、遊び目的の人も……。
結婚相談所よりも金額が安く、気軽に始められるのでいいとは思いますが、婚活サイトをメインツールとして婚活するのはちょっと難しいかもしれません。

婚活パーティー

婚活パーティーは、どちらかと言うと、恋愛の出会いの場。
特徴としては、最近は「山歩きが趣味の人だけ」「アニメが好きな人だけ」などという制限のある、趣味嗜好豊かないろいろなパーティが行われていて、いわゆる街コンなどもこれに含まれます。
女性は参加費が無料の場合もありますし、気軽に参加はできますが、真剣に結婚相手を探すには非効率……。

結婚相談所

「結婚相談所」に登録している人は、当然、結婚相手を探しています。婚活サイトや婚活パーティーは「結婚も意識して恋人探しをしている男性」が多いのですが、実は「結婚相手を探している男性」と、「結婚も意識して恋人を探している男性」の結婚への意識には、ものすごく大きな開きがあるのが現状。
また、住民票や収入や勤務先など、各種証明の提出が義務化されていますので、プロフィール詐欺にひっかかる可能性はありません。
ですが、結婚相談所に行くというのはやっぱり勇気が必要なもの。それに加えて、初期費用や、月会費がかかってくるのも足を踏み出しにくい理由に……。
「初めて」「ちょっと試してみよう」という人には、敷居が高く感じますよね。

何から始めたらいいかわからない方には、コンシェルジュがしっかりサポートしてくれる結婚相談所が実はおすすめなんです。
プロフィールを決めると言っても一人でするとなると不安もつきもの。結婚相談所の方は入会費がかかってしまうものの、良質な出会いがあったり、コンシェルジュのサポートもあったりします。

「パートナーエージェント」は、大人女子の婚活を多方面からサポートしてくれる結婚相談所です。
毎月希望条件から理想に近いお相手をご紹介して、お見合いから成婚までのアドバイスをさせていただきます。

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彼氏との結婚、決め手はどこ?女性が知っておくべき5つの決め手

女性にとって、どんな男性を結婚相手を選ぶかは、本当に大切な分岐点です。今回は、今の彼で大丈夫かどうか、「結婚相手を選ぶときの5つの決め手」について見ていきます。悩んでいる女性はぜひ参考にしてみてくださいね!

決め手その1 金銭感覚がしっかりしている

お付き合いはともかくとして、結婚となると何よりも大事になるのは金銭感覚でしょう。今は、共働きが普通の時代。お互いに稼いでいる過程であればいざ知らず、やはり何かあった時のために「堅実に貯金をしたい」と思うものです。

金銭感覚がお互いに違ってしまうと、結婚生活は間違いなくうまくいきません。

「余分なことでお金を使って欲しくない」と思う妻と、「見栄を張ってナンボ」「付き合いではバンバンお金を使ってしまい、家計は火の車」な夫では、お互いにストレスを抱えてしまうだけです。

あなたの今の彼が、どんな「お金の使い方」をしているかを見てみましょう。「お金のやりくりをしっかり任せられる」とあなたが思える男性なら、安心して家庭も任せることができるはずです。

決め手その2 一緒にいるとほっと安心し、素でいられる

やはり結婚とお付き合いの大きな違いは、「安心感」ではないでしょうか。お付き合いをするだけなら、ドキドキや、わくわくが大事に思えますが、結婚して毎日一緒にいるのなら、「ふう」と一息つける人が適しています。

隣でご飯を食べているだけで、なんとなく癒やされたり。着飾らない自分でいられるのは、一緒にいて安心できる人だから。そんな人が結婚相手なら、仕事で疲れて帰ってきても、ほっとできますよね。

女性は、ホルモンの関係で延々とドキドキはし続けられないものです。落ち着くホルモンがたくさん出てくるというのは、飽きたとか、だれたとかではなく、あなたが心を預けた証拠。

逆に、今の彼にいつまでも緊張しているのなら、あなたのなかでまだ準備ができていないのかもしれません。

決め手その3 お互いの価値観が合う

価値観の差というのは、やはり結婚相手を見極めるときに大切な決め手になります。その1でも書いたような「金銭感覚」も価値観の一つですが、「子育て」や、「仕事」の価値観も、結婚の決め手として同じように大切です。

普段、お付き合いをしている間に、子供の話が出ることもありますよね。その時に、彼がどんな反応をするかや、どんな話をするのかをしっかり聞いておきましょう。「子供が欲しい」とか、「子供がいらない」とかの要不要だけではなく、「子育て」についての話も重要です。

「家族っていいな、子ども欲しいな」と思っている彼なら、あなたとの結婚も前向きに考えてくれるはず。

仕事に関しても、あなたは「仕事を続けたい」けれど、彼は「仕事をやめてほしい」と思っていたとしたら、どちらかが我慢しなくてはならなくなりますよね。逆に、「仕事を辞めたいあなたと続けてほしい彼」のパターンもあります。

なんにせよ、その「我慢」が、いずれ家庭に亀裂をもたらしてしまうのです。

逆に、あなたのことを尊重して話し合ってくれ、仕事のことを考えてくれたり、子育てについて協力的だったりすれば、「この人と結婚できるかも」と思えるはずです。

決め手その4 喧嘩してもすぐ仲直りができる

ケンカばかりの2人では、お付き合いも長続きしないでしょうが、普段仲のいい二人であっても、ケンカをしてしまうことはありますよね。結婚の決め手として見極めるのに大切なのは、その解決方法です。

感情的になって暴力をふるう男性はもちろん論外ですが、言葉の暴力を投げてきたり、一度はケンカが収束しても、ねちねちと嫌味を言い続けたり……。結婚生活で、こんなことが続いたらいやだなと思うようなら、彼との結婚は見送ったほうがいいかもしれません。

逆に、彼とけんかしたときに、「どうしてケンカしたのか」「お互いに何が悪かったのか」を考えられるようなら、それは建設的な話ができるということ。人は、ぶつかる生き物です。ぶつかったときに、その理由をお互いに話せるのは、結婚生活では大変大事なことなのです。

決め手その5 相手の親・家との相性や性格があう

嫁姑問題は、結婚には必ずついて回ります。お姑さん以外にも、彼の家族、家の考え方なども、事前に知っておかなくてはなりません。彼の両親との相性は、彼自身とは関係がないとはいえ、「結婚するなら」絶対に大事になってきます。

彼のご家族と仲良くなれれば、結婚生活はきっとスムーズなものになるはずです。そのためにも、今の彼と結婚したいと思うのなら、行事はどんな風に祝うかなどの「家の風習」や、「相手の家族」のことは必ず彼に聞くなどして調べておいてください。

結婚は、「家と家とのつながり」をつくるものですから、いくら彼が素敵な人であっても、あなたと彼の家の相性が悪ければ、結婚生活は地獄でしょう。そういった意味では、結婚の「最後の決め手」として、相手の親・家との相性や性格があうことは大切です。

婚活に疲れたアナタはもしかして「婚活うつ(婚活鬱)」かも?


30代で一生懸命婚活している方の中には、婚活につかれてしまった人もいるかもしれません。そんな方は、もしかしたら「婚活うつ(婚活鬱)」なのかもしれません。
まずは、「婚活うつ」について、どんな症状か見ていきましょう。

  • 「婚活に疲れた……、何も手につかない」
  • 「私も婚活うつかもしれない」
  • 「婚活うつになったときはどうしたらいいの?」

そんなお悩みを抱えていませんか? 周囲からのプレッシャーや、親からの圧力。年齢的焦りなどで婚活を無理やり進め、気が付いたら心が追い込まれている女性は今、とても多いんです。

婚活うつは別名『婚活疲労症候群』。その名の通り、最も大きな原因は、婚活による疲れやストレス。婚活疲れが重症化した結果、うつになってしまった状態のことを指しています。

具体的な症状としては、

  • 婚活だけではなくて何事にもやる気が出ない
  • 何もしていないのに気分が落ち込む
  • 結婚関連のものを見ると急激に気持ちが落ちる

などといった心の不調が挙げられます。

こういった心の病は、自分では認識しにくいものです。「焦ってるからだ」「早く結婚すれば治る」といったように考えてしまい、より婚活うつを加速させるケースも少なくありません。

ちなみに、婚活うつは女性だけの病気ではなく、性別には関係がありません。ですが、男性よりも女性のほうが結婚に対する具体的なイメージが持ちやすいため、主に女性が悩まされてしまっているようです。

けして他人事ではない!どうして婚活うつになってしまうの?

婚活うつの基礎知識が分かったところで、今度は詳しくその原因について見ていきましょう。アナタに心当たりはないか、冷静に判断してみてくださいね!

原因その1. 婚活を頑張りすぎてしまっている

婚活というのは、たくさんの異性と出会い、短期間でコミュニティを広めていくこと。出会った相手すべてが「いい人」とは限りません。合わない人もいれば、合う人もいますよね。人と話すのはエネルギーがいります。知らない人ならなおさらです。

それを焦って、たくさんの人と会い続けると……自分の落ち着ける時間が作れず、いつまでも頭をリフレッシュできない状態のまま婚活を続けることになります。すると疲れやストレスがどんどん蓄積し、心身共に疲れてしまって、婚活うつに陥ってしまうのです。

原因その2. 否定されることに疲れてしまう

婚活うつになってしまう原因として、もう一つの大きなものは、相手から「ナシ」と判断されてしまうことによる「否定疲れ」です。

パーティなどで断られたり、デートを繰り返しても相手に別の相手が見つかったりと、「お断り」をされる場合が少なからずあります。

その結果、断られた否定感から辛さが増し、なんだか自分のすべてがダメな気がしてきてしまいます。特に、自分に対してコンプレックスがある人は余計にその「否定感」が重くのしかかります。

原因その3. 結果が出ない事への焦り

どんなに頑張っても結果が出ないことも、婚活うつの原因になってしまいます。どれだけ努力しても、きれいになっても、美容にお金をかけても……。なかなか婚活が成功せず、時間だけが過ぎていってしまうこともあります。

いつかは結婚できる、大丈夫、と頭では言い聞かせられても、やはり気持ちは焦ってしまい、どんどん不安に、そして心が弱くなっていってしまいます。これは、年齢的にも精神的にも「早く結婚したい」という思いがあればあるほど大きくなり、最終的には無力感にさいなまれ、心身共に疲れ切ってしまうのです。

原因その4. 周りからの圧力によるストレス

  • 親からの「まだ結婚しないの?」
  • 「早く孫の顔が見たい」
  • 友人の結婚
  • 後輩の結婚式のお誘い

このような周りからの「悪意ないプレッシャー」も、婚活うつになってしまう原因です。友人や職場の仲間などから、アナタを傷つける意図なく何気なくかけられる声でさえ、婚活を頑張っているアナタには激励にはならず、逆にプレッシャーとなってしまうことも。

その圧力で、焦りが増していってしまって、婚活疲れがどんどん悪化していってしまうんです。

30代で婚活うつにならないための心構えや予防法を学んでおこう


婚活うつになってしまうと、どうしても気持ちが落ち込んでしまい、やる気がなくなり、最終的には普通に過ごしている時間にすら支障が起こる恐れがあります。ですから、「もしかして婚活うつになったかも」と感じたら、これ以上婚活うつが進んでしまわないよう、早めな対処が大事です!

対処法その1. 婚活は力を抜いて気楽に進めよう

結婚したいという気持ちはもちろん大事です。ですが、あまりにも一生懸命婚活を頑張ってしまうと、それだけ疲れもたまりますし、アナタの心への負荷もかかってしまいます。

  • 「いますぐ結婚しなきゃ!」
  • 「何としてでもいい人を見つけたい!」
  • 「絶対、今回は失敗したくない!」

こんな風に頑張りすぎると、うまくいかなかったときに気持ちがずんと落ち込んでしまいます。だから、

  • 「いい人がいればいいなあ……」
  • 「楽しくおしゃべりしてこよう」

くらいの気楽な気持ちで婚活をしてみてください。ストレスを溜めないために、気分を楽にして臨むくらいの気持ちがいいのです。

対処法その2. 断られてもともとだと思うようにする

何でもそうですが、過剰な期待は落胆を呼びます。たとえば、「これは絶対おいしいはず!」と食べる前から期待しすぎると、「まあまあ」だった時でも落胆度合いはいつもよりも大きいですよね。婚活も同じです。

お相手から断られると、「魅力がないのかな」「何がダメだったんだろう」と自分を自分で否定してしまいがちです。でも、婚活で断られるというのは、「相性が合わない」「なんか違う」程度のことがほとんど。あなたが悪いわけじゃないんです。

ただ、アナタとその男性に「縁がなかった」だけ。だからこそ「婚活では断られて当たり前」と思うようにして、むしろアナタも取捨選択してやる! くらいの気持ちで、気にしないのが一番ですよ。

対処法その3. 気持ちを切り替える時間を作る

婚活を頑張っている女の子ほど、仕事以外のスケジュールはすべて婚活! なんてことにしてしまいがち。まずはそれをやめてみましょう。

開いている時間を作り、友達と遊んだり、一人でプチ旅行へ行ったり、今までしていなかった趣味の時間を作ったり、体を動かすスポーツを楽しんだり。思いっきり楽しむ時間を作ることで、疲れをすこしずつ解消することができます。

ずっと婚活をしつづけるよりも、婚活を休む時間も有効です。辛い気持ちが顔を出したらすぐ、無理をせず婚活を一時中断しましょう。気持ちが落ち着いて、心がまたすっきりしたら婚活を再開すればいいんです!

婚活をしていない間、焦りや不安を感じるかもしれませんが、大丈夫。今のままよりもきっと、リフレッシュしてからのほうがうまくいくことも多いものですよ。

対処法その4. 婚活に取り組む姿勢をガラッと変えてみる

婚活で失敗が続く、何度やってもうまくいかないのであれば、もしかしたらあなたの婚活に向かう姿勢が頑張りすぎているのかも。

ガンガン話しかけていたのであれば、もしかしたらがつがつしていると思われているのかも。ニコニコ笑って、相手から誘われる姿勢にしてみるといいかもしれません。

逆に受け身ばかりだったなら、自分から積極的に話しかけてみるとか。あまり緊張せず、楽しんで会話をするのがコツ!

メイクやファッション、髪型など、見た目を変えるのも気分転換になって効果的! 自分に似合うスタイルを研究してみると、自分自身も新鮮な気持ちになれますよ。

結婚のカタチは一つじゃない!お互いのスタイルに合わせた結婚を

今、結婚生活の一つのスタイルとして、30代独身の女性の間で、「週末婚」「通い婚」という形を選択する方が増えてきています。「結婚のカタチは一つじゃない!」と、バリキャリ女性から強い支持のある「週末婚」と「通い婚」。いったいどんなスタイルなのでしょうか。

週末婚は、どんなスタイルの結婚なの?

メリット・デメリットを考えるよりも先に、まず「週末婚」という結婚スタイルがいつ生まれて、どんな結婚生活なのかを知っておく必要があります。知らずに何となくで選択してしまうと、大きな後悔が生まれてしまうかもしれませんよ。

「週末婚」の言葉の起こりとは

「週末婚」という言葉が初めて生まれたのは、実は1999年。今から約20年前のことです。内館牧子さん脚本のTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された、日本のテレビドラマ「週末婚」のタイトルから波及した言葉なのです。

平日は夫と妻が別のところで自分の生活をし、週末や休日になったら二人の時間を過ごすという、当時では画期的で斬新な結婚スタイルの提案でした。

「週末婚」は、現代日本に適した結婚スタイルになりつつある

女性も働きに出るのが社会的に当たり前の風潮になっている現代。家で専業主婦をしているという家庭ももちろんありますが、夫と同じようにバリバリ働き、帰りも遅い妻が、夫のために家事をしたり、家の仕事をしたりするのはなかなか大変です。

そんななか、「週末婚」が選択されるようになってきているのです。もちろん、別居とはわけが違います。結婚しているけれど、平日はお互いの仕事・プライベートを大切に。休日には、思いっきり一緒にいる。そんな生活は、現代の日本に適しているのかもしれません。

現代における「通い婚」の定義と意味とは?

現在は、結婚して夫婦になったら同じ家に住むというスタイルが一般的ですが、女性の社会進出に伴う生活スタイルの変化に合わせて、「常に一緒に暮らさない」という通い婚を選択するカップルも増えてきています。

まず最初に、通い婚の辞書的意味について見ていきましょう。デジタル大辞泉によれば、通い婚とは、「夫婦が同居せず、夫または妻が時々相手の住まいを訪ねて何日か暮らす形式」とのこと。

簡単に言うと、「普段は離れて暮らし、会える時に会ってどちらかの家で一緒に暮らす」という夫婦生活が「通い婚」です。一緒に暮らす期間に定めもなければ、離れている期間に定めもない、大変自由でフランクな結婚生活なのです。

この「通い婚」、別名で「別居婚」ともいうんだとか。「別居婚」という呼び名はどことなく離婚・不仲を想起させる呼び名ですよね。イメージがよくないためか、あまり使われることはないようです。

ちなみに、平安時代に行われていた通い婚はいわゆる「妻問婚」の形式で、平安時代には男が女のもとに通うのが普通でした。いまは、夫・妻がお互いにお互いの家へ通っているため、これに限りません。

週末婚・通い婚のメリットは「いつでも新鮮な気持ちで結婚生活ができる」こと

週末婚の成り立ちや意味を知ると、「働く女性にとっては、なんだかよさそうかも……」と思えてきますよね。さて、ここからは実際に週末婚にどんなメリットがあるのかについて見ていきます。

週末婚・通い婚のメリット1 愛情が中だるみせず、新鮮に結婚生活ができる

週末婚をしている人の多くがメリットとして感じているのが、この「新鮮さ」なんだそうです。

同棲したり、結婚したりしていると、常に彼と一緒にいることになりますよね。そうすることで、どんどん異性としてのときめきがなくなっていってしまう、そんな経験、ありませんか。

週末婚では、旦那さんと週末にだけ会い、平日は自分の時間をしっかり作ることができるため、会うときには常に新鮮な気持ちでいられます。

週末婚・通い婚のメリット2 女性も、男性と同じように仕事に没頭できる

男性ばりに働いてきた女性にとって、仕事と家事の両立はどうしても難しいと言わざるを得ません。仕事の時間を削って過程に入るか、家庭の時間を削って仕事に打ち込むか……。この問題は、いつもバリキャリ女性を悩ませています。

そして、今まで必死に頑張ってきた 大好きな仕事を犠牲にしなければいけないという決断をする女性がほとんどです。その決断は、彼女たちにとっては大きな損失になり、それがきっかけで結婚生活がうまくいかなくなるケースもあるほどです。

しかし週末婚なら、平日は仕事中心の生活を送ることができます。 だからこそ週末の、仕事の休みの日は、めいっぱい旦那さんのために家事ができるのです。

週末婚・通い婚のメリット3 男性への過剰な依存を防げる

一緒に暮らしている時間が長くなると、相手に対して過剰に依存してしまうこともあります。これは、いわゆるメンヘラ女子に限ったことではありません。逆に、今までしっかり社会人として働いていた女性にこそ、落とし穴があるのです。

上でも書いたように、いままで何より大事にしてきた仕事を辞めて結婚すると、大きな喪失感にさいなまれます。その喪失感を埋めるため、旦那さんのことを過剰に愛し、行動を制限してしまうことがあります。

そもそも、平日は干渉しあわないため、週末婚を選択している夫婦には、「束縛」という概念が少ないよう。相手に依存したくない、我が道を行きたいという夫婦には最適な結婚スタイルなのかもしれません。

週末婚・通い婚のメリットは、結婚後も妻と夫、別々のライフスタイルを維持できること

通い婚のメリットは、何と言っても、「結婚に伴ってライフスタイルを変化させなくて済む」という点です。もちろん夫婦ですから、相手のことは愛しています。離婚に伴う別居とは、そもそも性質が違います。

特に女性にとって、結婚はライフスタイルが180度変わると言っても過言ではない人生の一大イベント。ワークライフにおいては寿退社、正社員からパートタイマーへの転職、時短勤務の選択。普段の生活においては、引っ越し、買い物の量の倍増、食事の時間の変化などなど、考えたらきりがありません。

これらすべては、「家庭での仕事をしなくてはならないため」です。

日々、バリバリ仕事をしてきた女性にとっては、今まで積み上げて来たキャリアを手放すのは惜しいと思って当然。自分の時間を大事にしてきた女性にとっては、自分の時間が減るのをつらいと思って当然です。

生活習慣やお金の価値観も違う二人が一緒に住むということは、確かに至難の業。ですが、大好きな相手と結婚したい。その女性の気持ちを尊重できるのが、男性も女性も、自分の時間に合わせて会うことができ、自分たちのペースで結婚を続けられる「通い婚」なのです。

「仕事や趣味を楽しみたい!」そんな夫婦が、相手とぶつかりたくないからこそ、関係をうまく保つために「通い婚」という選択をすることが増えているのです。

週末婚・通い婚のデメリットは「夫婦として自覚しにくい」こと

「なんだ、いいことばっかりじゃない!」と思える週末婚。ですが、週末婚にはもう一つの側面があります。週末婚を行っている夫婦は、離婚をしてしまいやすいと言われるのです。安易に「やろう!」と思う前に一度立ち止まって、夫婦二人でデメリットも見ておきましょう。

週末婚・通い婚のデメリット1 夫婦間のコミュニケーション不足に陥りやすい

一緒に暮らしている夫婦であれば、その日嫌なことがあったり、逆にいいことがあればすぐに報告しあえますよね。話題は、日々尽きないものです。

ですが、週末にしか会うことができないので、毎日の些細な話題より、大きな話題に終始してしまうのが週末婚の夫婦の会話。週末婚の夫婦では、普通に暮らしている夫婦に比べて、どうしてもコミュニケーション不足に陥りがちです。

独身生活の延長上で家族をつくったという実感がわきにくく、「夫婦なのだからコミュニケーションを取ろう」という気持ちになりにくいのも、週末婚の影響です。

小さな話題を積み重ねていくことで、絆も深まり、相手を理解できると言われています。週末婚の夫婦が、普通に暮らしている夫婦よりも、その絆の深まりが浅くなってしまうのは物理的に致し方ないこと。

ですがやはり、深いコミュニケーションがとれないということは、週末婚の大きなデメリットと言わざるを得ません。

週末婚・通い婚のデメリット2 自由さが不安になることもある

平日は仕事に打ち込み、その後のプライベートにも干渉しない「自由さ」が、週末婚の大きな特徴ですよね。ですが、その「自由さ」こそが、不安の種になってしまうこともあるのです。

自分に干渉されないということは、相手にも干渉しないということ。それは裏を返せば、相手が何をしていてもわからないということになります。

もちろん、週末婚を選択する夫婦は、お互いの仕事・私生活について信頼をしているからこその選択のはず。ですが、一度相手のウソに気が付いてしまったら……。その後は、不安で不安で仕方なくなるはずです。

さびしいときや相手に連絡が取れないときにも、相手が何をしているか分からない暗闇のような不安を一度感じてしまうと、週末婚への後悔につながってしまうこともあります。

週末婚・通い婚のデメリット3 子供がいると週末婚は出来ない

「子供はいらない!」という夫婦ならば、週末婚には大変適していると言えます。ですが、「自分たちは、将来子供が欲しい」と思っている夫婦には、週末婚は勧められません。

なぜなら、子供ができると、週末婚は止めざるを得なくなります。いざ、平日、仕事終わりに妻/夫がいる。しかも子供という手のかかる家族もいる。その状況に、どうしてもお互いに大きなストレスを抱えてしまいがちだからです。

子供がいても週末婚を選択している夫婦もいますが、やはり「自分」の立場に立ってではなく、「子供」の立場に立ってみると、自分の家族は友達とは違うと思われ、不安や悲しさも生まれてしまうことを考えると、あまりお勧めできないというのが本音でしょう。

週末婚・通い婚のデメリット4 夫婦が二重生活をする弊害が生まれること

いいことがたくさんありそうな「通い婚」。ですが、この結婚形態をとる場合、デメリットももちろんあります。それが、夫婦が二重生活をする弊害が生まれることです。

具体的に言うと、普段の生活がほとんど一人暮らしのような状態になるため、一緒に暮らしている夫婦よりも家計が苦しくなりやすいということが第一点です。

「でも、一人暮らしならしてきたし……」と思うかもしれません。ですが、忘れてはならないのは、二人は夫婦だということなのです。夫婦は、稼ぎも共同財産になりますよね。それに伴う弊害が生まれるのです。

二人ともしっかり稼げていて、金銭面で自立していれば、「お互いの金銭関係には口出ししない」という制約ができるかもしれませんが、片方の稼ぎが低い場合は、お互いの生活水準を合わせることができず、ストレスになったり、負い目を感じたりして、通い婚を続けることは難しくなっていきます。

また、週末婚のところでも触れましたが、最も大変なのは、子供ができた時です。女性が一人で、子供の世話をし、かつ仕事もするということは、かなり厳しいはずです。また、常にいるわけではない「父親」を、子供が認識できない可能性もあります。

出産したら通い婚をやめる、という選択もできますが、出産という大きなターニングポイントで、もう一つ大きなライフスタイルの変化を受け入れるのも大変なのも事実です。

「今の生活が大事だから!」と言い切るのではなく、将来のことを考え、メリットとメリットをきちんとお互いに話し合うことが重要です。

通い婚・週末婚をやめるタイミングとは?

上記でもふれたように、「子供ができたらやめる」という夫婦が多いようです。逆に言えば、子供ができるまではお互いにしっかり仕事をし、プライベートや趣味にも打ち込むことにするという「通い婚」の形態を選ぶということになります。

しっかり自分の時間を取ったからこそ、子供ができてからは、夫婦の時間を大事にできる、という考え方です。

また、仕事がひと段落するまでという夫婦も多いようです。特に女性は、自分が「やりきった」「この仕事はやめて、家庭に入ってもいい」という区切りをつけるのに、時間が欲しいと思うものです。

妻のその気持ちを尊重し、お互いに納得できるところまで仕事をしてから同居する、という選択をすることで、結婚自体に後悔がなくなり、その後の同居生活もうまくいくようになるのです。

週末婚・通い婚で大事なのは、お互いが納得できる形でその形を選ぶこと

このように、通い婚にもいい面・悪い面があります。働き方も多様化し、夫婦のあり方も変わってきている今、結婚の形を選ぶのも、夫婦によって自由になっていると言えます。

相手を愛して、結婚したのですから、できるだけお互いの気持ちは汲んであげたいと思うのは当然です。「私はこうありたい!」「俺はこうしたい!」という気持ちのぶつけ合いは、いい夫婦生活にはつながりません。

大切なのは、夫婦がお互いに「相手の気持ち」を理解したうえで、納得して結婚スタイルを選ぶということです。

ストレスのない、幸せな結婚生活を送るために、きちんとお互いの気持ちを伝え合い、その「きもち」を尊重した結婚形態を取りましょう。

そのなかの選択肢として、「通い婚」という形態があるのだ、ということをわかっておくと、もしかしたら役に立つかもしれませんよ。

まとめ


自分の好みの男性に出会いたいと思うならば、行動に起こさなければ何も始まりません。しかし、ただ闇雲に行動を起こしてはだめ。30代OLの婚活は、時間を有効に使う事が大切です。自分が有利に立てるであろうフィールドを選ぶと、案外うまくいったりするもの。
見た目やちょっと話した感じなどの表層的な部分ではなく、相手の内面と向き合い、本当に幸せな毎日を送れる相手を妥協なく探し出してください。

また、「婚活がしんどい」「婚活で疲れがひどい」という場合は、早めに心療内科を設置している病院へ行くのももちろん効果的です。
「こんなことくらいで」と思って我慢していると、どんどん悪化して、結果的にはアナタを壊してしまいかねません。婚活で疲れやストレスを感じたときには、「逃げてもいいんだ」「やめてもいいんだ」と思い出してください。

婚活は、早いに越した事はありません。今すぐに、確実な一歩を踏み出しましょう。アナタがこの記事を通じて、気楽な気持ちで婚活に臨めますように!

「パートナーエージェント」は、大人女子の婚活を多方面からサポートしてくれる結婚相談所です。
毎月希望条件から理想に近いお相手をご紹介して、お見合いから成婚までのアドバイスをさせていただきます。

婚活世代の30代をより有益なものにするために、ぜひカウンセリングに足を運んでみてはいかがでしょうか?
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shiki

フリーライター×司書/文字厨/デザイナー。小説家として活動ののち、フリーライター・脚本家に転向。