仕事で評価されないとき、どうしたらいいの?その答えを人事が教えます
婚活で出会った人と結婚し、今では本業で企業の人事部、副業でライターをしている兼業ワーママのうーちょです。
「仕事をしているけど、評価されない…」そう悩んだ経験はありませんか?
仕事を頑張っているつもりなのに、上司や周りからまったく評価されないのはツライですよね。
そもそもどうして仕事が評価されないのか、本質的な部分が分かれば問題点を解決できるでしょう。
今回は「仕事を評価されない…」と悩んでいる人に向けて、現役人事部の私が、仕事を評価されない人の特徴やどのような対応をしたら良いのかを紹介します!
目次
仕事で評価されない人の特徴
仕事で評価されない場合、もしかしたら上司や先輩たちから「仕事ができない」と思われているかも知れません。
実際はきちんと仕事をこなしていても、ちょっとした行動で「仕事ができない」と判断されてしまうこともあるものです。
もちろん、職場の環境や業務内容、上司の人柄によって仕事が「できる」「できない」の判断は異なるものですが、代表的な「仕事ができないと判断されてしまうパターン」を紹介しますので、自分に思い当たる箇所がないかチェックです。
パターン1:基本的な仕事が出来ていない
・報連相ができない
・時間にルーズ
・ミスがあっても認めない
・ダラダラ残業をする
上記のような行動は、基本的な仕事ができないと評価されるでしょう。
特に、仕事は関連部署と協力して行うもののあるため、どの仕事も遅れる、もしくはミスをすれば迷惑がかかるもの。
周りとの協調性を意識してスムーズに仕事ができなければ、「仕事ができない=評価されない」に繋がりかねません。
パターン2:求められている仕事を理解していない
どんなに仕事を熱心に頑張っても、上司や会社が求めている「成果」を勘違いして進めれば、仕事は評価されません。
業務上で疑問点や修正点あれば、上司に確認を取ってプロジェクトを進める必要がありますよね。
自分で独断に進めた仕事や、そもそも勘違いして進めるのは自分のコミュニケーション能力・注意力不足。
コミュニケーション能力や注意力に不足があることは、仕事が評価されない要因に繋がります。
仕事の基本ですが、取り組む仕事の目的・自分が求められている成果を確認の上、必要に応じて上司の確認のもと仕事を進めていきましょう。
パターン3:指示待ち人間になっている
最近よりメディアでよく見る「指示待ち人間」。
上司から仕事を言われないと、なにも仕事をしない受動的な人の事です。
仕事を評価されない人の特徴として、この指示待ち人間が多く当てはまります。
何もしなくてもテキパキ自分で能動的に動いて仕事で成果を出す人と、言わないと動かない人では、後者の方が行動量少ない&仕事の経験値が貯まらない=仕事できないと見なされてしまいます。
会社や上司はどこを仕事のどこを評価するのか
会社や上司は、あなたのどこを見て評価をするのか、気になりますよね。
会社によって評価基準はさまざまです。
また、評価を行う上司によって、差もでてしまうものです。
しかし、基本的には、
・仕事の成果
・仕事へ取り組む姿勢
・周りへの影響
上記の3つが評価を大きく左右します。
仕事の評価ポイント1:仕事でいい成果を出しているか
・仕事の完成度
・仕事スピード
・仕事の段取り
・ミス、良いポイント回数
上記のように「目に見える、肌で感じる仕事の成果」は評価に直結します。
会社独自のフォーマット、フローの通りに仕事を進めるのももちろん大事です。
しかし、既存の方法に囚われず、より効率的な仕事の方法・フローを確立できたほうが会社の生産性は上がりますよね。
フォーマットやフローに沿っているかだけでなく、どれだけ生産率をあげられるか、どれだけ周りの模範となっているかを会社は評価します。
仕事の評価ポイント2:前向きな姿勢で仕事に取り組んでいるか
自分の仕事を最後までやりきる責任感や、仕事中の発言内容など、仕事にどうやって向き合っているかも評価ポイントです。
言い訳せずに責任感を持って真摯に向き合う姿勢や、どんなときでもポジティブに仕事に向き合う前向きな姿勢は非常に評価されます。
また、当たり前のことですが遅刻・欠席ばかりをしていると、成果を上げていても「やる気がないんじゃ?」と見なされることもあるため要注意です。
仕事の評価ポイント3:全体のモチベーションをアップさせるような良い影響を周りに与えているか
仕事は一人でするものではないからこそ、周りの社員スタッフ、並びに関係業者などあらゆる人に良い影響を与えているかも重要です。
ギスギスとした関係性のなかでどれだけ成果を上げたところで、「なんであんな奴が…」「仕事ができるからって偉そうにして…」などと悪印象を抱かれることが多いです。
反対に、周りとの関係を良好に保ちつつ成果を出した場合「すごい!自分もがんばろう!」「さすが!自分もああなりたい!」などと、周囲にいい印象を与え、全体のモチベーションアップに繋がることが多いです。
そういったいい影響を周りに与えることができれば、「この人がいれば、生産性も上がっていい影響がある」と会社から評価され、信頼性も高くなります。
自分自身の仕事だけに注力するのではなく、周りの仕事や人間関係に配慮しながら仕事をする人のほうが評価される傾向があります。
仕事を評価されない時の対処法
仕事が評価されないと、「こんなに頑張っているのに…なんで評価されないの?」とすごくツライですよね。
次に、仕事が評価されないときの対処法を紹介します。
何事にも前向きに取り組んでみる
まずは、仕事を前向きに頑張ってください。
「どうせ頑張ったって…」と思うかも知れません。
しかし、「頑張りが評価されなかった」のではなく、今まで「あなたの頑張りに気づけていなかった」可能性もあります。
なので、まずは小さな事から、前向きに初めてみるのがオススメです。
・1時間かかる仕事を5分早く終わらせる
・ハキハキとした挨拶をする
・仕事の改善点を1つ提案する
ほんの小さなことですが、毎日継続して積み上げていくと自分に自信がつきます。
自分に自信がある社員スタッフは、普段の仕事ぶりもイキイキして活気があるように見えます。
イキイキとした仕事ぶりは単純に上司や先輩の目につきやすくなるだけでなく、評価ポイントの一つである「仕事に対する姿勢」にも繋がり、評価されやすいですよ。
「どうせダメだし…」とは思わず、小さなことからコツコツと、前向きに頑張ってみて下さい。
異動申請をする
評価されないのは、上司や職場環境が合わず、実力が発揮できない事が原因かもしれません。
毎日前向きに頑張ってもダメな場合は、思い切って異動申請してみましょう。
人間は十人十色と言います。
上司もあなたも人間、どうあがいても相性が絶望的に合わない組み合わせも存在します。
私も人事部として働いていて、社員スタッフ同士のトラブルも数多く見てきました。
会社のなかには当然、いい関係が築けていない上司と部下もいます。
上司との相性がよろしくない場合、そのストレスもあって、成果を上げられない状態に陥りやすいです。
このケースの場合、人事異動を行い、上司を変更したり別の部署に行っただけで、今までとは全く別人のようにメキメキ成果を出すことがあるのです。
みんなそれぞれ、自分の実力を発揮できる部署・場所があるはず。
上司や職場環境に違和感があれば、異動申請がオススメです。
転職する
そもそも、会社の雰囲気や方向性が違う場合、思い切って転職もありです。
環境そのものを変えた方が、心機一転、良い人に巡り合えたり、新しいアイディアが出る可能性があるからです。
人事異動の希望を叶えてもらえないこともありますし、上司や会社の体質を変えるのは難しいため、自分が違う環境に行った方が早いこともあります。
しかし、評価されないたびに転職を続けると、転職回数が多くなり、就活では圧倒的に不利になります。
転職する前には、一度「自分の評価」に対して、上司に相談してみると、解決策を一緒に考えてくれるかもしれないことをお忘れなく!
転職は最終手段として残しておきましょう。
まとめ
仕事を評価されない人の特徴や、会社が評価するポイント・対処法を紹介しました。
評価されない人の特徴は
・基本的な仕事ができない
・求められている仕事を理解していない
・指示待ち人間になっている
会社が評価するポイントは
・仕事そのものに対する成果
・仕事への姿勢、モチベーションの有無
・周りへ良い影響があるかどうか
評価されない時の対処法は
・まずは前向きに頑張る
・人事異動の申請をして上司、環境に変化
・転職をして、心機一転頑張る
ざっくり、こんな感じです。
しかし、詳細な評価ポイントは企業、評価者によって基準が異なります。
人事評価制度を取り入れている企業も多いと思うので、一度人事部に問い合わせてみると良いでしょう。