恋愛に苦悩するビッチと、享受するビッチの違い
『結婚しました!お腹には赤ちゃんもいます!』
24歳ぐらいが第一次結婚ラッシュとは聞いてはいたものの、まさかこんなにもラッシュに乗ずる友人知人が多いとは想像もしていなかった。
学生時代から交際していた彼氏と入籍する子もいれば、年上男性とデキ婚する子もいたりと、結婚とはいってもその内情は様々だ。
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享受するビッチは自分軸で生きている
その中には、「あれ?ついこの前までSNSの裏アカでセフレの愚痴を書いていたよな?」「え、二股掛けてたよね」といった女の子もいて、女性特有の強かさを感じざるを得ない。
Instagramを覗けば、難関大学の大学院へ進んだ彼氏を捨て、ラグジュアリーホテルで盛大な結婚披露宴を行っている子の笑顔はこれでもかと輝いている。
これもまた女性特有の生存戦略なのだろうか。
けれど、そんな彼女たち。
世間でいう勝ち組となった彼女たちには、一つ共通点があった。
端的に言えば、過去に感謝するビッチなのだ。
あらゆる男性との情事を重ねていたリアルタイムでは愚痴に始まり、時として激しい怒りさえを漂わせている時もあったが、その男性との縁が浅くなれば今までの情念が嘘かのようにケロッした態度になる。
今まで自分の物語の主要人物として扱っていたにも関わらず、あっという間にモブキャラどころか一話限定のエキストラへと大降格だ。
その扱いの変化に男性は意外と戸惑い、人によってはメンヘラ男子になってしまうなんてことも……。
自信があるから能動的
彼女たちは、悲劇のヒロインを演じて楽しんでいたのに、ある瞬間になるとそれにすら飽きてしまう。
だからこそ、次から次へと止まり木を探そうと様々な場所を飛び回るのだ。
こうして、他人の倍以上のトライアンドエラーを繰り返すことで、人よりも早く安息できる木を見つけられるのかもしれない。
仮に見つけ出した安息できる木が実はそうでなかったとしても、彼女たちはまた飛び立つに違いない。
何故なら、「絶対にまた木は見つかる」という自信を持っているからだ。
他者を軸にして生きる苦しみ
しかし、恋愛に苦悩するビッチはこうはいかない。
基本的にこのタイプのビッチは、驚くほどに自信が無い。
あったとしても、自信に対する認知が酷く歪んでいるというパターンもザラ。
他人からの愛情や下心で自分の価値や自己肯定感を形成しようとするので、彼氏やセフレが途切れることは滅多にない。
逆に言えば、そういった存在が消えてしまう=自己の消失と捉えてしまうので、延々と地獄を巡っているのとさほど大差は無い。
ビッチと言えども、結婚やそれ以外でも男女に纏わる大きな選択を取るには、自己決定の意思が何よりも大切なのだ。
自分主体でのビッチなのか、他人任せのビッチなのか。
同じビッチでも、その隔たりは計り知れない。