婚活男が「介護をしてほしい」「手料理を作れ」と失礼な質問をしてくる心理 - 婚活あるある

婚活男が「介護をしてほしい」「手料理を作れ」と失礼な質問をしてくる心理

2020.09.11

「恋愛」のフィールドから「婚活」のフィールドに移ったとき、多くの女性が直面し困惑する典型的な壁のひとつが
「男たちが急にビミョーな要求をしてくる」
というものです。

例えば、
「将来は親の介護を手伝ってほしい」
「しっかり家事ができるひとがいいから今度手料理を食べさせてほしい」
「整形がどうか確かめたいので昔のアルバムを見せてほしい」
「親の職業を教えてほしい」
などなど。

「婚活」を始めると、こんなセリフを次々に浴びることになります。

「婚活」以前のフェーズ、20代の「恋愛」のフェーズでは一度も言われたことのないような質問・要求の数々に、ひるんでしまう婚活女子は少なくありません。

「なんで婚活男ってこんなに失礼な人ばかりなの!?」
そんな怒りも湧いてくると思います。
そして「もしやまともな男たちはもうみんな売れてしまったのでは…」
なんて「時間切れ」の可能性に戦慄してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

なぜ婚活を始めると、急に失礼極まる質問・要求を浴びせられることになるのでしょう。

「恋愛」のフェーズでは、こんなこと全く言われてこなかったのに……。本稿では、その婚活男たちのビミョーな要求の背後にある理由について解説していきます。

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ヤリ目男と本気男の違い


突然ですが、男という生き物の性質を皆さんご存知でしょうか。
恋愛系コラムを書くライターはどうしても女性が多いの、男性目線の「男とは」みたいな話を目にする機会はどうしても少なくなってしまうかもしれません。

筆者は男性の恋愛ライターという珍しい立場であり、男性目線の忌憚なき事実を恋愛コラムにしていくことに一種の職業的使命感を抱いています。そのような前提を踏まえた上で申し上げましょう。男という生き物の、不都合な真実。

それは
男はとにかくセックスをしたがっている。
というものです。

「知ってた」という思いを抱いた読者のみなさん、もう少しだけ待ってください。

確かに男性の旺盛すぎる性欲については、みなさんもとっくに周知のことだと思います。恋愛というフィールドで、嫌というほど思い知らされたかもしれません。ちょっとトラウマ的な思い出すらある方も少なくないと思います。

それでもなお自分が「男はとにかくセックスしたがる」という話をあえて強調したいのは、その度合いにおいて、男性の性欲はたいてい女性のみなさんの想定を上回る──ということを知っているからです。

男たちの性欲は、本当に、並大抵のものじゃありません。そのレベルがどれほどのものかを指し示す指標として最もわかりやすいのは、以下のような統計資料でしょう。

彼女持ち男の4人に1人は二股をかけている」という統計的事実が存在することをみなさんご存知でしょうか。
これは自分の妄想ではありません。

2015年に国立社会保障・人口問題研究所のによって行われた「出生動向基本調査」のデータから導き出される妥当性の高い推論です。この調査によれば、18歳から34歳の結婚適齢期の未婚者で、
「恋人として交際している異性がいる」と答えた男性は全体の19.7%、
「恋人として交際している異性がいる」と答えた 女性は27.3%となりました。
そう、7%も差があるのです。

ふつう、男女交際というのは一対一で行われますから、「交際している異性がいる」割合は本当なら男女で一致していなけらばなりません。

それが7%も開きがある。それが何を指しているかと言えば、「交際している異性がいる」と答えた女性27%のうちの7%、4人に1人が男性から二股をかけられているという確度の高い統計的な推測です。

そう、男たちは二股・三股をかけてまで複数人とのセックスを続けようとします。単なるワンナイトの遊びではなく、「交際」という形を偽ってまでセックスを続けようとする。

複数人との交際しているわけではないが、結婚する気はさらさら無いのに交際関係は継続している…という男も合わせれば、交際に真剣な男性の割合はさらに減少するでしょう。

そのようなセックス目的の男たちは女性に対してどのように振る舞うか、ご存知でしょうか。
クソ野郎なんだからクソ対応に違いない?いいえ、違います。彼らヤリ目男たちは、ひたすら女性に優しいのです。

介護意志の有無、家事能力、実家の状況、そういう情報について、彼らは関心を抱きません。
なぜならヤリ目男にとって、女性とは「セックスできればそれでいい存在」だからです。
将来を本気で考えていないからこそ、将来について何も聞かない、何も気にしない。

それは一種の無責任な「やさしさ」として映ります。
そう、「恋愛」のフェーズで男たちが妙に優しいのは、女性との将来を真剣に考えていないからなのです。

一方で、真剣な交際を前提に相手を探す男たちは違います。

家事能力や実家の状況などに関心を示すことが多くなるでしょう。
そんな彼らは何処にいるのか?そう、婚活でビミョーな要求を繰り返してくる、婚活男子たちです。

結婚に真剣な男はキモい


婚活男子は、交際において真剣であるがゆえに、ビミョーな質問や要求を繰り返します。
真剣に将来の関係性を構築したいと考えるが故に、上っ面の優しさだけではない、長期的な関係を築く上で本当に気になることを聞いてくるのです。

これはつまり、
「恋愛における快適度と男性の真剣さは反比例する」
ということです。

優しくて、いつも良い気分にさせてくれて、ひたすら甘やかしてくれる男たち。彼らがなぜそんなに素敵な存在なのかと言えば、あなたとの関係を真剣なものとみなしていないからです。

セックスできればどうでもいい。結婚する気はさらさらない。
そういうマインドだからこそ、無責任な優しさで恋愛関係を包み込んでくれる。甘さは無責任さの裏返しでもあります。

もちろん、全部が全部そういう男というわけではありません。
純粋にあなたのことが好きで、傷つけるのが嫌で、嫌われるのが怖くて、だからこそひたすらに甘やかしてくれる男も多々存在します。

しかし上の数字を思い出して欲しいのです。恋人のいる男の4人に1人は浮気している。
4人に1人です。40人に1人ではありません。
この数字は、単純に見逃してよい数字ではありません。

異性関係において何を望むのか。それは人それぞれです。

ひたすら甘い幻想のひと時を望むのか。
堅実で長期的な関係を望むのか。
それすらも人それぞれでしょう。

自分は何を望んでいるのか?それを自分の胸に聞いて、もし自分が安定した長期のパートナシップを求めているのなら、婚活男子のキモさは必ずしもマイナスポイントばかりではないのかもしれません。

真剣な男はキモい。

婚活戦線を戦い抜く上で、これは知っておくべき知識のかなり上位に位置している。筆者はそう思っています。

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小山晃弘

ライター。メンヘラ.jpの編集長として、メンヘラの生態に深くかかわっています。