最近、ささいな理由で別れてしまうカップルが多いワケ【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】

20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。


カップルの破談理由を聞く機会の多い、婚活コンシェルジュという仕事。その立場から見ていて、最近のカップルはささいなことで別れているパターンが多いのだといいます。何かあったとき、お互いの意見をすり合わせる前に離れてしまう、すぐに「価値観の違い」という言葉を使う、そんな現代の恋愛事情にせまります。

今回は、あなたがパートナーとささいな理由で別れないためのお話です。

「ぶつかりたくない」「傷つきたくない」

最近の傾向として、何か相手に自分と違うところや、嫌だなと思うところがあった場合、「我慢する」か「我慢せずに別れる」かの二択で、ぶつからない人たちが増えています。コミュニケーションのベースが会話ではなくなっているのかもしれません。何事もメールベースで「察する」世の中で、正面から向き合うこと自体、難しくなってきているのではないでしょうか。

年代はあまり関係なく、今婚活している人がそんな感じだといいます。

例えば、お互いに仕事で遅くなることがわかっているカップル。「お互い遅くなるから大変だし、ご飯の支度はしなくていいよ」と彼は思っている。だけど彼女は「私が作ったご飯を食べたくないの?」と思っている、とか。冷静に聞けば「そんなことで?」と思うような理由が、理由として実際存在しているんです。空調の温度が合わないとか、食べ物の好みが合わないとかもありますね。

火種が小さいうちにちゃんとすり合わせしないので、その我慢がつもりにつもって、最後にどうでもいいことでお別れすることになりがちなのが、現代の恋愛事情のようです。

簡単に使いたくない「価値観の違い」という言葉

それが、「価値観の違い」とか「性格の不一致」という言葉に置き換えられているのが現状。そう言えば、周りは渋々でも納得します。便利な言葉ですよね。でも実際は、そう言えるほどすり合わせしていない。一度もぶつかっていない人がほとんどなのではないでしょうか。つまり、マイナスを共有できない、コミュニケーション不足なんです。

恋愛関係であればそれでもやり過ごせるかもしれません。しかし、結婚となるとそうもいきません。ときにはケンカも必要。ここでいうケンカとは、言い争いだけでなく、気まずい話し合いや、前向きな意見の交換も含みます。

生まれも育ちも違う二人なのです。価値観が違うのは当たり前のこととして、「自分の考えはこうだけど、あなたはどう思う?」というやりとりを繰り返していく必要があります。背中を向けたら話もできませんよね。だまっている同志だと通じない。以心伝心なんて、親子だって難しいくらいなんです。

「意見を言う=相手を否定する」わけではない

意見を言うこと自体が相手を否定することにはなりません。あくまで、相手と自分の意見を、ミックスするためのきっかけです。そう思えば、そんなに恐れることでもないと思えませんか?

「違うな」と思うことがあったとき、「違うよね」と勇気をもって言えるようにしたいですね。もしかしたら「そう思ったことはなかったけど、その考え方も面白いね」となるかもしれませんよ。

もちろん、意見を言うことで離れていく人もいるでしょう。それでも、早いか遅いかの違いだけで、必ずいつかはぶちあたる問題なのです。ゆがんだ形で一緒にいれば、いつかは破談となります。

かけがえのない二人になりたいなら、家族になりたいと思っているなら、なおさらそこはごまかさないほうがいい。一生、ごまかし続けられるわけではないからです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。「ぶつかりたくない」「傷つきたくない」。そこには、現代の人付き合いの問題点が垣間見えるように思えます。これはもう、婚活問題というより社会問題。それでも、身近なところから一歩ずつ、変えていくしかありません。

あなたの一歩が、あなたの未来を開くことを祈って。

今回取材に答えてくれたのは・・・
吉田カンナさん(婚活支援サービス パートナーエージェントコンシェルジュ

ときには友人や家族にも言えない悩みを話されることもあるというコンシェルジュ。数多くのカップルの心に寄り添ってきた吉田さんならではのアドバイスが持ち味。

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#30代からの恋のかさねかた愛のはぐくみかた

kanoa

自由とときめきを愛するアラフォー編集ライター。夫も子どももいる身ながら、今日も道行く人にこっそりときめきます。心置きなく恋愛できるみなさまには、もっともっと恋愛を楽しんでもらいたい!そんな想いで書いています。

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