あなたの結婚を足踏みさせている5つのこと【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】

20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
恋愛と結婚は別のもの、とよく言われますが、恋愛を邪魔するものと、結婚の邪魔をするものもまた違うようです。楽しい時間だけをともにするわけではない、一緒に生活をしていくからこそ浮き彫りになる結婚にまつわる諸問題。
今回は、あなたの結婚を足踏みさせているものから逃れるためのお話です。
目次
あなたの結婚を足踏みさせていること1:勇気がない
人生は選択の繰り返し。その中でも最大の選択である結婚においては、「結婚するか、別れるか」という賭けに出る勇気が必要なときもあるのです。お金、働き方、住む場所、家族との距離感など、結婚となれば確認しておきたいことが数多くあるでしょう。そういった生々しいところに進んで行くと、「聞いたら嫌われるかも?」と不安になって勇気を出せず、ついつい先延ばしに。
さらに、結婚に対する温度感が違う場合は特に、一回賭けに出てみないことには事態が進まないことも往々にしてあるのです。賭けに出られないのは、欲望が強いから。キャンブルと同じで、まだ出るんじゃないかと思ってつんでしまうんです。
あともう一歩、というときは飛び込む勇気を持ちましょう!
あなたの結婚を足踏みさせていること2:決断力がない
「もっと他にいい人がいるかもしれない」「本当にこの人と一生やっていけるのか」そんな風に不安を感じてなかなか決断できない人は、結局のところ、相手を信頼できていないと言えます。そしてもっと言ってしまえば、自分のことも信頼できていないのです。何の問題もないパーフェクトな二人なんていないもの。多かれ少なかれある諸問題を、「二人なら乗り越えられる」と信じられたときに決断できるのです。
なかなか決断できない人は、まず、自分を信じてあげることから始めてみましょう。
あなたの結婚を足踏みさせていること3:想像力がない
この人とだったら一緒にトラブルを乗り越えられるとか、病気になったときも面倒を見てくれそうだとか、パパになったときには今よりしっかりしてくれるんじゃないかなとか、明るい未来を想像できれば、人はそこへ向かうことができます。逆に、イメージできないものは実現できません。
相手を一人の人間としてみたときに、この先一緒に舟をこげる相手なのかー。まずはそこを想像するところから始めてみましょう。
あなたの結婚を足踏みさせていること4:創造力がない
創造力とは、それまでなかったものを初めて創り出すこと。二人が創り出す結婚生活も、何か問題があったときに工夫して乗り越えることもまた、創造力のひとつと言えるのではないでしょうか。初めてのことに挑むときは誰でも不安になります。その不安から逃げてばかりいると、当然結婚も不安で面倒なものに感じるでしょう。
初めてのことを楽しむ気持ちを育むには、まずは積極的に初めてのことに関わってみましょう。だんだんと、苦手意識が薄れてくるはずです。
あなたの結婚を足踏みさせていること5:タイミングを読むのが下手
ここでいうタイミングとは、年齢ではなく、気持ちの旬のこと。結婚にはやはり、仕事や家庭環境、友人の動向など、いろいろ要素が絡んだ「タイミング」というものがあります。相手の旬と自分の旬が完全に一致するとも限りません。そのズレを的確に読み、お互いに折り合いがつくタイミングを逃さないこと。それもまた大切な能力なのです。いつか一致するときがくる、と悠長にかまえていては、なあなあな付き合いがズルズルと続くだけかもしれませんよ。
まずは、今お互いの結婚に対する温度感はどれくらいなのか。それを見極めるところから始めてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。中には、「そんなこと言われても、頭ではわかっても実際はできない!」と思うこともあるでしょう。でも、まずは問題点に「気づく」ということが何より大事。思い当たるところはないか、じっくり振り返ってみてください。
吉田カンナさん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
ときには友人や家族にも言えない悩みを話されることもあるというコンシェルジュ。数多くのカップルの心に寄り添ってきた吉田さんならではのアドバイスが持ち味。
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