迷って惚れたい男と愛されて優位に立ちたい女【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】

20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
「男ってどうしてそうなの?」「女心がわからない」そんな悩みやすれ違いこそ、恋愛あるある。ベストセラー『話をきかない男と地図が読めない女』でも解明されていたように、これらは男女の考え方や行動の違いから生まれるものです。
今回は、恋愛における男女の違いについてのお話です。
目次
男性は、迷って惚れたい生き物です
婚活コンシェルジュが多くの男女の婚活をサポートしてきた経験から言うと、男性は、A子さんきれいだな、B子さんも素敵だな、でもやっぱりC子さんも感じがいいな、と迷って、その中から選んで惚れたいという傾向があるそう。多くの女性は、その「迷いたい」というところがなかなか理解できないのではないでしょうか。
とはいえ、最終的に男性は「惚れたい」のです。自分がやってあげたことで相手が喜んでくれるのがうれしい、そういう気持ちは男性の方が強いかもしれません。例えば、デートでおいしいお店を予約したらすごくおいしそうに食べてくれた、こんなことでこんなに喜んでくれるんだから、きっとこれからたくさん楽しい時間を過ごせるんだろうな。そう素直に感じる人は男性の方が多いのだとか。逆に婚活コンシェルジュが女性からそういう話を聞くことは少ないそうです(笑)。
男性は「迷いたい」生き物なんだと認識し、女性側はへんにうろたえたり追い詰めたりしないようにしたいですね。そして相手のしてくれたことを素直に喜んで、男性の「惚れたい」気持ちを引き出してあげる。そこまでできれば、かなりの恋愛上級者ではないでしょうか。
女性は、愛されて優位に立ちたい生き物です
一方女性は、「惚れたい」よりも「愛されたい」。愛情において自分の方が優位に立ちたい、自分の都合がいいようにしたい、そう思う人が多いようです。もしかしたら、女性の方が欲張りなのかもしれませんね。
そのため、女性は相手の愛情をはかるような行動に出がち。何か確証を得ることで安心したいわけです。「私のことどれくらい好き?」「仕事と私とどっちが大事?」といった絶対に口にしてはいけない言葉を言ってしまうのも、圧倒的に女性が多いですよね。
男性側にアドバイスしたいのは、そうした女性の「愛されたい」気持ちを理解できないと突き放すのではなく、女性はそういうものだと認識して満足させてあげること。モテる男性はこのポイントをよくわかっている人が多いようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。もし将来、二人で生活をしていくことになったときには、女性の「愛されている実感」はさらに重要なポイントになってきます。一般的に、家庭生活における女性の役割は多方面に細かく地味なものが多いのです。家事に育児に地域活動やPTA活動、子どもの友人関係、おけいこの当番、場合によっては仕事との両立も・・・。
愛されている実感なしに、こんなに大変なことはできません。女性が気持ちよくがんばれるためにも、自信をつけさせてあげるのが男性の役割と言えますよ。
桑宮理恵子さん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
コールセンターで培ったコミュニケーション力から、どんなことでも気兼ねなく話せると定評があるコンシェルジュ。本音トークで会話をし、人の長所を見つけることが得意。鋭い観察力と幅広い話題で、婚活に悩む人々を全力でサポートします。
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