デートは最後の3分が決め手!男性にも女性にも効くシンデレラ作戦【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】
20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
どんなに気まずいデートになっても、途中失言や失敗があっても、デートは最後の3分でくつがえせるって知っていましたか? 相手の心にそっとガラスの靴を残す、題して「シンデレラ作戦」。男性にも女性にも効果大、といってもそれはすごく簡単な3つのことを伝えるだけなんです。
今回は、あなたがデートの最後の3分を制するためのお話です。
目次
「今日は会ってくれてありがとう」
そろそろ時間だね、帰ろうか、というときにまず伝えたいこと。それは、「今日は自分と会う時間をつくってくれてありがとう」という感謝の気持ちです。
相手も忙しい中時間をつくってくれたのかもしれません。本当は体調があまりよくないのに来てくれたのかもしれません。もしそうでなかったとしても、やはり、あなたに会うために時間をつくって今日は来てくれたのです。
「あなたと一緒にいる時間がとても楽しかった」
そして次に伝えたいことは、「あなたといる時間が楽しかった」という感想です。「そんなことを言ったら自分から好きって言ってるみたいで恥ずかしい」なんて考える必要はありません。ただ「楽しかった」という感想なのですから。伝えたから負け、とか、自分の方が必死、とかそんなことは考えなくていいんです。楽しかった、その気持ちを素直に伝えるだけです。
「楽しい」というニュアンスがちょっと違うな、と思う場合は、「忙しい毎日が続いてて、今日はもうクタクタな状態できたんですけど、●●さんと一緒にいて、仕事から離れた気持ちになれました」とか「あんまり面白い話ができなくて申し訳なかったのですが、今日はホッとする時間がすごせました」といった言葉でもいいでしょう。
「またお話の続きを聞かせてください」
そしてもし、この先も会えたらいいなと思うのだったら、「さっきのお話の続き、よかったらまたぜひ聞かせてください」と約束を残しましょう。あなたの話をもっと聞きたいと言われて、嫌な気持ちになる人はいませんよね。
二人の関係に前向きだ、ということを伝える最後の3分。もし1時間会っていたうち、57分間は「つまんないなあ」と思っていても、帰宅途中、そして家に帰ってから、最後の3分の言葉が相手の心にとどまって、なんだかいい印象が最終的に残るのです。
そう、57分間は「なし」と思っていても、「保留」になる。「まあまあいいな」と思っていたなら「けっこういい」になるかもしれません。
まとめ
相手の心にガラスの靴をそっと置いて帰るこの作戦を、「シンデレラ作戦」と呼んでいます(笑)。王子様がガラスの靴を持ってお姫様を探すように、心に残ったあなたのいい印象を、相手はもう一度確かめたくなるのです。
「今日は会ってくれてありがとう」「あなたと一緒にいる時間がとても楽しかった」「またお話の続きを聞かせてください」シンプルな3つの言葉。緊張していても、慣れていない人でも、最後の3分だけなら、がんばれる。そう思いませんか?
坂西祥江さん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
ときに厳しい言葉をかけることもあるのは、相手の幸せを心から願っているからこそ。「婚活の楽しみ方」を伝えるスペシャリストであるコンシェルジュからのアドバイスは、目から鱗の連続です。
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