婚活の落とし穴。恋愛は一本勝負の試合ではない【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】
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20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
婚活に積極的なのはよいけれど、結果を急ぐあまり相手とのデートを真剣勝負の試合のように捉えている人が少なからずいます。次々と相手をなぎ倒していっても、最後に残るのは自分一人です・・・。一人になるための婚活では、本末転倒になってしまいますよね。
今回は、改めて、婚活の心構えについてのお話です。
目次
相手を否定しても、あなたは一人のままです
この人かな、あの人かな、と一回一回が真剣勝負のようになってしまうと、二人で会っていても場がざらついてしまいます。早く詳しく相手を知ろうとしすぎて、相手を落ち着かない気分にさせてしまう人も。
カタログショッピングの商品を選ぶように、瞬時に品定めして結論を下すのもよくあるパターンです。
いずれにしても、早急に白黒つけようとしすぎですし、自分自身に気持ちが向きすぎていると言えます。それだと、相手のよさは見えてきません。そして何人と出会っても、あなた自身は一人のままなのです。
お付き合いまではいくのに、結婚にはいたらない人たち
急いで白黒つけたがるといえば、こんな人たちもいます。恋人はできるけれど、いつも結婚まで行き着かない。どうしてなんだろう、そう悩みはするものの、よくわからないまま次の恋愛に向かい、それを繰り返します。
そして「自分は結婚に向かないんじゃないか」と勝手に結論づけてしまうのです。自分の気持ちをすっきりさせるためにさっさと白黒つけてしまう。結局、自分を守ることを優先して現状しか見えず、相手と一緒の時間をこれからつくっていくところまで考えがいきつかないんです。
人間関係を築いていくのも工程が大事
ものをつくるときに工程があるように、人間関係を築いていくときにも工程をきちんとふんでいくことが大切です。
少しずつ相手を知っていく。そして惹かれる部分を見つける。違う部分を見つけて、それを楽しめることもあれば、受け入れにくいと感じて相手とぶつかることも。そんな風にお互いの気持ちを重ねて歩み寄りながら、それが二人の関係の基礎固めになっていくわけです。
これらは、二人の幸せを築いていくための大切な工程。ときには自分のカラを破る勇気を持つことも必要となってくるでしょう。傷ついてもいいから変わりたい、その先にある二人の未来を見てみたい、その気持ちが関係を深めていくのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。例えるなら結婚生活は末長く続いていく物語のようなもの。一本勝負のようにすぐに白黒つけずに、工程を経てゆっくり答えを出していいんです。誰かと一緒に未来を築く、というのはそういうことではないでしょうか。
桑宮理恵子さん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
コールセンターで培ったコミュニケーション力から、どんなことでも気兼ねなく話せると定評があるコンシェルジュ。本音トークで会話をし、人の長所を見つけることが得意。鋭い観察力と幅広い話題で、婚活に悩む人々を全力でサポートします。
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