彼氏いない歴=年齢の女性のための婚活攻略法(後編)
目次
交際を断る時はテンプレでオッケー
婚活では、お互いに断ったり断られたりするのが必定。
自分から断る時は「ごめんなさい、このアプリで出会った人と交際することになりました。○○さんのご多幸をお祈りしてます」とテンプレを送ればオッケーだ。
ヘタに希望を残すようなことを書くと粘着される恐れがあるし、「ここが合わないと感じた」とか書くと言い訳や逆ギレが返ってくる恐れがある。(万一、逆ギレされたら速やかにブロックしよう)
スムーズにお断りするには、上記のテンプレをさくっと送るのがおすすめだ。
「イヤじゃないなら」とりあえず3回デートするルールを決めよう
これは初デートで「まあイヤではないかな?」と思ったら、システマティックに3回会う、と決めてしまうルールである。
というのも「この人のこと好きになれるの?どうなの?」とか、いちいち悩むのがダルいから。
それにオクテ男子は自己アピールが下手なので、何度か会ううちに良さが分かることが多い。
その前に足切りしてしまうともったいないので、3回会ってから判断しよう。
また、効率的に進めるには「その場でアポ取り」がおすすめだ。
デート中に「おいしい焼き鳥屋があるんで今度行きませんか?」「いつにします?」みたいな流れで、次回のアポを決めてしまおう。
というのも、後日LINEでアポ取りしようとすると「日程が決まらない」「返事が遅い」「だらだらLINEのやりとりだけ続く」等、なりがちでダルいから。
婚活はただでさえダルいので、さくさく進めた方がいい。
「でも自分ばかり誘ったら、前のめりだと勘違いされそう」と不安になるのはわかる。
その場合は“婚活マスターの友人”という架空のキャラを創作しよう。
「婚活マスターの友人に『とりあえず3回は会え』とアドバイスされたんですよ~」とさらっと言っておけば「誘ってくる=脈アリじゃなく、そういう方針なんだな」と相手は理解するだろう。
「その友人、金髪碧眼のオッドアイで」とか言うと創作だとバレるので、設定は盛りすぎないのが賢明だ。
人として信頼できる相手とならお試し交際もアリ
3回会ってみて「人として信頼できるし、友達にはなれそう」と思ったら、お試し交際を提案するのもアリである。
導火線しけってる系女子は、人を好きになるのに時間がかかる。
一緒にいる時間を重ねるうちに、相手の良さや居心地の良さをじわじわと感じて、じわじわと好感が芽生える。
という“じわじわ炭火コース”が定番だ。
花火のようにパーッと盛り上がる恋に憧れるかもしれないが、花火系は冷めるのも早かったりするし、炭火系の方が長続きするケースが多い。
すなわち、炭火の方が結婚向きと言えるのだ。
というわけで「お互いをよく知るためにも、お試し交際してみませんか?クーリングオフ有りで」「試しに付き合って合わないと感じたら、その時点で交際解消しましょう」とさくっと提案してみよう。
この言い方だとリスクが少ないため、OKをもらえる確率も高い。
「ワシは男性から告白されたいんじゃあ!!」という人もいるだろう。
しかし真面目で責任感が強いキンタマ男子は「付き合う=結婚」ぐらいに考えているため、動きが鈍い。
ものすごく鈍くて、ありえないほど鈍い。
だが真面目で責任感が強いぶん、いざ付き合うと短期間で結婚に至るケースが多い。
なにより、相手がベストパートナーかどうかは、付き合ってみないとわからない。
付き合う前は素をさらけ出せないし、腹を割って本音トークもできない。
それに付き合ってからじゃないと、ガチのぶつかりあいもできない。
いざ付き合ってケンカやすれ違いが起こった時、それをどうやって乗り越えるか?ちゃんと話し合って歩み寄れるか?
が、キンタマを見極めるポイントなのだ。
そのためには、ガチで好きになる前に付き合った方がいい。
ガチで好きになると、嫌われるのが怖くて言いたいことを言えないから。
また恋は盲目フィルターがかかって、違和感に目をつぶってしまったりもする。
なのでお試し交際の段階で言いたいことを言い合って、「率直に対等に話し合えるか」「お互いに尊重して歩み寄れるか」を確認してほしい。
前回のコラムで「おせんべいの片割れ」について書いた。
男受けキャラを演じてモテたとしても、50年演じ続けるのは無理だし、素を出せば「思てたんと違う」と振られてしまう。
私も何度も振られて血を吐いてきた。
さんざん吐血して気づいたのは、素のままの自分でマッチする相手、「自分を削らなくてもピッタリ合う、おせんべいの片割れ」のような相手がベストパートナーであり、そうじゃなきゃ50年暮らせない、ということだ。
巷の恋愛コラムでは、男受けや愛されテクが指南されているが、それらは「男にとって都合のいい女になれ」という指南だったりする。
また「恋の駆け引き」的な指南も多いが、駆け引きを50年続けることなどできない。
おせんべいの片割れを見つけるには、「(ときめかないけど)素の自分でいられるし、一緒にいて楽」「その人といる時の自分はけっこう好き」という感覚を大切にしてほしい。
『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』にも書いたが、私は夫との三回目のデートでアナルの話をしていた。
恋愛感情がゼロだったので、言いたいことを何でも言える逆ポイズン状態だったのだ。
その時に「アナルの話もできない男とは50年暮らせないな」と思った。
我々は友情結婚のような形で結婚したが、幸せの形は人それぞれなので、自分に合った形を見つけてほしい。
そのために拙者のコラムや著書が少しでも役に立てば幸いである。