【婚活・恋愛コラム第五弾!】男を追わせる恋愛なんか絶対にするな!追わせる恋愛指南が破綻している5つの理由
本日は藤本様による【婚活・恋愛コラム第五弾!】を公開します!
今回のテーマは『追わせる恋愛』について。是非参考にしてみてください!
藤本様についてもっと知りたい方はこちらをチェック↓
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こんにちは、藤本です。
「男は狩猟民族だから、追うより追わせた方がいい」という情報があります。
この情報に基づいて、恋愛アドバイザーや婚活コンサルタントの多くが「追わせる恋愛指南」をしているのですが、これ、絶対に信じないでください。
言葉を選ばずにはっきり申し上げますと、ゴミ以下の情報です。
そう断言できる根拠と理由はちゃんとあるので、一つずつ解説していきます。
一つ目の理由は、現代の男性は待っていても追いかけてこないということ。
日々カウンセリングをしていて思ったことがあるのですが、ここ2年ぐらいで急激に増えたご相談があるんですよ。
その内容とは、しょっちゅう連絡を取っているし、誘ったら会える男性がいるけど、告白もされないし手も出してこないというもの。
この男性と付き合いたいけど、何を考えてるか分からないし、どうやって進めればいいか分からないというご相談なんですね。
この場合、女性からアプローチして告白しないと、まず先に進まないと思った方がいいです。
ここで、「いつかこの人と付き合うんだろうな」と期待して、相手から告白してもらおうと受け身でいたら、知らない間にその男性に彼女ができていたというケースがものすごく多いんですよ。
なぜこのような事態が起きるのかと言うと、ボサッとしている間に新規で現れた肉食系の女性にかっさらわれたからです。
男性を追わせる恋愛指南って、女性が受け身でいることが大前提ですから、真に受けてるとろくなことがないんですよね。
実際、僕のところにご相談に来られた女性に「待っていても進まないので、自分から動いてください」とアドバイスをするのですが、その通りに動かれた結果、恋愛成就したという方がかなりいらっしゃいます。
しかも現代では、20代男性のおよそ4割がデート経験がないのだとか。
ということは、恋愛経験がない男性が半数近くいることになりますから、ますます追わせる恋愛なんてしちゃいけないんですよね。
恋愛経験がない男性が女性を追うとか、ハードルが高すぎるだけじゃなく、バンジージャンプを飛ぶぐらい勇気が必要なことだからです。
2つ目の理由は、そもそも顔がドンピシャでタイプじゃないと追いかけてこないです。
男性を追わせる系の恋愛指南をしている人自体も分かってないのが、男性が追いかけてきたのは、テクニックや接し方が決め手になったのではないということ。
女性の顔がドンピシャでタイプだったから追いかけてきたのです。
身も蓋もないですが、そもそも顔がタイプじゃなければ、何しても追いかけてくることはありません。
たとえば、すごくタイプの女性が「今度のお休みに美術館に行きませんか?」と誘ってきたとします。
しかしこの男性は芸術にも美術にもまったく興味がありませんが、きっと即答で「行く」と答えるはずです。
結局、そんなものなんです。
それに、前述したとおり現代の男性は待っていても追いかけてこないことが多いですから、たとえタイプであったとしても、追いかけてくるとは限りません。
「男性は高嶺の花よりも二番目にいいなと思う女性を選ぶ」という情報がありますが、ものすごくタイプの女性にアプローチして、断られたり拒絶されたりしたら傷つくじゃないですか。
それだったら、なんとかできそうな傷つく可能性が少ない女性の方を選ぶというのが、この情報の本当の意味なんですよね。
そして3つ目の理由は、人の気持ちや感情をコントロールすることは不可能だと言うこと。
追わせる系恋愛指南を真に受けている女性が分かっていないのが、これなんですよ。
そもそも、人の思い方や感じ方をコントロールすることは不可能だということ。
たとえば、ここにめちゃめちゃ辛いカレーを食べて「かっら!」と思ってる人がいるとするじゃないですか。
この人に、「辛くないよね?甘いよね?」と言っても、辛いという感じ方って変えられませんよね。
基本的に、「男性を振り向かせる」「男性に好きになってもらう」系の恋愛指南は、「自分が思ってほしいように相手に思ってもらう」というものなので、そもそもが無理な話なんです。
そんなことができるんだとしたら、みんな恋愛で悩むことはないし、本当にそんな情報があるのなら、それを発表した人は今ごろ世界的な賞をもらっていると思います。
続いて4つ目の理由が、狩猟民族とか言われても何もピンと来ないということ。
男である僕自身、狩猟民族だとか言われてもまったくピンと来ません。
実生活で狩りに行きたいかと言われたら行きたいと思わないし、狩猟本能が出てくることがあるのだとしたら、ゲームでモンハンやってるときぐらいです。
まず、大昔の男性は狩りがしたいからしていたのではなくて、生きていくためにしょうがなく狩りをしていたはずです。
なぜなら、常に死と隣合わせだし、仲間が死んでいく姿を間近で見ているわけじゃないですか。
「うおおお俺は狩りが生きがいだぜ!」みたいな人っていたとしても少ないはずですし、ほとんどの人がしゃあなしに狩りをしていたのではないでしょうか。
ただ、人間は恐怖の記憶はちゃんと受け継いでいます。
人が暗闇や大きな音を怖がるのって、危機を察知して警戒するために必要な本能なんですね。
数百年前までは、戦争や略奪が当たり前のように行われていたので、いつ死んでもおかしくない生活を人々は余儀なくされていました。
こういった恐怖のDNAは遺伝すると証明されており、「それは人間が持つ本能だよ」と言われたら、「そうなのかもな」と納得できます。
しかし、狩猟本能だけは別です。
「男は狩猟民族だから」と言われても、「昔はそうだったかもしれないけど、今は違うしなんじゃそれ」なんですよね。
そこに、「狩猟民族だから追いたい」まで言われたら、さらに訳が分からなくなります。
最後5つ目は、追いたいとか追われたくないとか結果論でしかないということ。
つまり、気づいていたら追いかけていただけの話で、追いたいから追う、なんて考えている男性なんていないんですよね。
「追いかけたら男は冷める」という情報もゴミ以下の産物でしかないし、これは追いかけてきた女性の存在が鬱陶しかったり嫌だったりしたから冷めただけの話です。
なので、結果論でしかありません。
ちなみに、僕は今の奥さんからのアプローチで結婚しましたし、周りにもそういう男性が少なからずいます。
逆に、男性の方から猛アタックして付き合ったけれど、「もう飽きた」「好きかどうか分からなくなった」というケースはものすごく多いですから、「男は追わせた方がいい」という理論自体、破綻してるんですよね。
以上になりますが、男性に追わせる系の恋愛指南は絶対に信じないでください。
この情報を真に受けて実践している女性ほど、恋愛が上手くいっていません。
こういった情報のほとんどは、女性が傷つかず受け身でいられるので、傷つきたくない人にとってはものすごく都合がいいんですよね。
言葉を選ばずに言うと、男性を追わせる系の恋愛指南は、「1日5分の作業で月収100万円!」みたいな情報と同じです。
つまり、楽して稼げる案件と同じで、楽して恋愛成就できる方法が、男性を追わせる恋愛指南になるんですよ。
そんなうまい儲け話も成功法則もありませんから、諦めて自分から動くようにしてください。
現代の恋愛は、女性から動くことができないと本当に詰みます。
その厳しい現実をどうか忘れないでください。