「婚活が上手く行かない…」婚活あるあるのループを抜け出せ - 婚活あるある

「婚活が上手く行かない…」婚活あるあるのループを抜け出せ

2021.05.18

皆さま、初めまして。婚活勉強会「魔女のサバト」主宰の川崎貴子と申します。
 
女性達のキャリアカウンセリングを23年。
その他に「キャリ婚」というマッチングサイトや「魔女のサバト」を通じて2万人以上の女性達をフォローしてまいりました。
 
そんな私が最近よく思うことは、「転職活動と婚活はとてもよく似ている」ということです。
 
基本、転職活動も婚活も「ご縁」というか「タイミング」というものが存在するので、成功例に関してはこれに大きく引っ張られることが多々あります。
しかしながら、「上手く行かないケース」に関しては、神の見えざる手も自然現象も関係なく、ほぼ人災だと言って過言ではありません。
 
今回は、比較的解りやすい「転職活動」を例に、婚活あるあるのループから抜け出す方法を伝授させていただきたいと思います。

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①「逆張り」あるある


「前の会社が残業ばかりだったのでとにかく残業が無い会社を希望します!」
「今の会社は女性比率が高くて、人間関係が難しいので女性が少ない職場を!」
と、前職のトラウマにのみフォーカスして決めた次の職場は大抵失敗します。
 
しかし、それぞれ転職の動機が、まさに「残業」であり「人間関係」なものだから、その時は冷静に判断ができないものなのです。
結果的には、トラウマ部分はクリアされるものの、他のニーズが満たされず再び転職市場に戻ってきてしまうのが、この「逆張りタイプ」になります。
 
さて、婚活でもこの「逆張りタイプ」は同じように、産卵する鮭のような律儀さで婚活市場に舞い戻ってきます。
 
例えば、「前の彼が社交的過ぎて寂しい思いをしたから、結婚するならインドアで友達の少ない男性がいいな、と、探したところ、超束縛男で女友達とのランチも難色を示すような男性を一本釣りしてしまった」とか。
 
例えば、「前の彼がマザコンだったので、家族と距離感のある男性狙いでお付き合いしたら、妻になる人(自分)にもあまり興味が無く、一人時間を優先しすぎる男性だった」などなど。
 
舞い戻る理由に枚挙にいとまがない訳ですが、どうやら我々女性は「嫌!」と思った事象に、必要以上に注目してしまう習性があるようです。
その「嫌!」があまりにもディープなインパクトだったものだから、それから逃れようと、それから逃れられさえすれば幸せになれると思いがちなんですよね。
 
しかし、傍から見ていると極端なものから極端なものに移行しただけに過ぎません。
 
極端な男性しか見えていないので、大量のバランスの良い男性達を見過ごしてしまっているという大いなる機会損失を生み出してしまっているのです。

②「ダメだし」あるある


逆に、絞り切れていないニーズをたくさん持参している女性達も、「永遠に転職先が決まらない」という無限ループに陥りがちです。
 
会社の規模、商品やサービス内容、仕事内容、年収、所在地、福利厚生、男女比率、社風、労働環境、女性管理職比率…などなど、本人の希望が例え網羅された会社だったとしても、「面接官がイケていなかった」「挨拶してくれた人が元気すぎたので私には合わない」と、断り続けるが故、彼女たちは色々な会社に面接へ行くも、その都度新たなニーズを増やし、ずっと転職市場に居続けるのです。
 
そのダメ出しの角度、鋭さは、帝国データバンクなみ
1年以上決まらず、「一番最初に紹介してもらった企業が一番良かった」(*とっくに募集は終了)と言われる紹介会社営業担当の徒労感たるや
 !
何より、現職を続けながらあちこち面接を受けてきた本人が一番大変です。
 
もうお判りでしょうが、婚活でも全く同じロードを歩む女性達がおります。
 
「スペックもラインでの会話も理想通りだったのに、会ってみたらバッグが変で冷めました」
「二度目のデートで口癖が気になって・・・」
こちらも、「婚活男性図鑑」が書けそうな勢いで、人数とダメ出しを量産してゆきます。
 
転職先に関しては、誰しも食べていかなければならないので、両者の需要と供給が折り合うどこかで決める時が来るわけですが、現代社会において「結婚」とはマスト案件ではありません。
ということは、気力体力さえあれば、10年でも20年でも婚活をし続けてしまう可能性があるという事なのです。
それはもはや婚活ではなくライフワーク。
 
時間もお金もストレスもかかる事ですから、長丁場婚活は、到底お勧めできない茨道なのであります。

解決方法


①に関して言えば「学び」が必要です。
 
このタイプは、件の「逆張り派」と「同じタイプの男性を選んで毎回失敗する派」という2派に分かれますが、どちらも過去の恋愛を俯瞰して見る事をしていません。
 
また、この2派に関しては、基本「相手さえ取り換えれば上手く行く」というスタンスであり、恋愛の失敗は常に他責(男性側)であるという認識から繰り返してしまいがちなのです。
 
恋愛も結婚も、DVや浮気という解りやすい事由は別として、二人が別れる事になった原因に「100対0は無い」と私は思っております。
自分自身も反省し、どうすれば良かったかを前向きに分析することで、次なるお相手の輪郭がもっと正確に見えてくることでしょう。
 
②は、婚活を一旦止めて、「自問自答」をお勧めします。
 
世の中には、深層心理で「本当は結婚したくない」と思いながら婚活している女性が意外に多いのです。
親や友人、世間体を考えて、誰もがしていることだから、と自分を奮い立たせて初デートに臨んだら、お相手のあらが見えまくって当然です。
 
自問自答の末「本当に結婚したい」という場合、お相手の条件を並べる前に、「どういう結婚生活が送りたいか?」をリアルに想像してみてください。
 
「平日は一緒にご飯を食べて一日あったことを話すような結婚生活」とか、「子供が二人欲しいので、夫婦で働き、一緒に子育てする」とか。
理想が具体的になれば、無数にちりばめられていた「男性に求めるもの」が取捨選択できるようになります。
 
高収入なのに時間の融通が利いて、タレント並みの容姿で、優しくて素直で明るくて、変な癖も無く、全てのセンス抜群で、家事や育児をパーフェクトにこなす…そんな女性が地球上にほとんど存在しないように、我々が思うパーフェクトな男性もほとんど生息しておりません。
 
青い鳥を探し続ける人生より、さっさと自分の「理想の結婚生活」を、共に送れる相手を見つける事の方を激しくお勧めしたいです。
 
結婚は義務でも当たり前でもない時代だからこそ、ちゃんと幸せになれる婚活をしてゆきましょうね!
 

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川崎貴子

1972年生まれ。埼玉県出身。 リントス株式会社代表取締役。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。著書に「我がおっぱいに未練なし」「結婚したい女子の為のハンティング・レッスン」「私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由」「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる」「上司の頭はまる見え。」がある。株式会社ninoya、ベランダ株式会社の取締役を兼任し、2016年11月より、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は2万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。16歳と8歳の娘を持つワーキングマザーでもある。