独身。子なし。何が悪い。「結婚したい」より楽な人生がここにある。
こんにちは、トイアンナです。
「結婚したいけど相手がいなくて焦ってます」と聞かされるたび、
「おいおい、いま21世紀よ!?いつからその話してんの?1980年代にバッド・トリップ?」
と、天に向かって叫びたくなりますが、残念ながら今年の話みたいです。
目次
経済的なあせりから「結婚したい発作」を起こす
まあでも、衝動的に結婚したい!と思うよね。手のひら180°返すけど。
だって経済的な不安がいっぱいだもん。
新型コロナウイルスの影響で、会社の業績も不安定だし。
そもそも今時、安定している業界なんてないし。
さりとてフリーランスになる実力もあるとは思えないし。
ただ、この世は徐々に男女平等に近づいており、共働き夫婦は増える一方でして。
男性だって女を養うどころか、食べていくので精一杯です。
……ってことを、分からないほどバカではないんですよ。我々は。
そんなの、一呼吸おいて緑茶1杯飲み干したら気づくって。
ただ、「うっ、老後っ、不安っ!どうにか、救済策はないもんか!親世代からの助言っ!うっ、結婚……そうじゃケッコンすれば夫の金で暮らしていけるという古い伝承が……」
と、バルス!を唱える代わりに思い出してしまうだけじゃ。
愛があっても、お金が夫にあっても、生活保護になるかもしれない
でもね……私、知ってるんです。
万全な相手と結婚したはずが、リスクを抱えてしまう人生があることも。
私が友人から聞いた話ですが、ある、本当に誰でも知っている大企業の役員の奥さんが、生活保護で暮らしています。
役員の妻で生活保護!?と思うでしょう。
その旦那さんは、50歳でいきなり統合失調症になってしまったんです。
ある日いきなり、殴りかかってきたんだそうです。
奥様には子どもがいらっしゃらなかったので、かばってくれる親族もおらず。
着の身着のまま逃げ出して、でも専業主婦しかやってこなかったから職歴もなく。
生活保護を申請したのです。
年収があればひとまず安心?優しい旦那なら?愛があれば?
いいえ、未来は誰にもわからない。
ほかにも、子供が社会人になってから引きこもってカムバック、からの経済不安勃発とか。
空き巣に入られてタンス預金をごっそりやられてしまい、老後資金が……とか。
人生、思ったより平穏無事にはいかないものです。
バルスの代わりに「何が悪い!」と言ってみよう
だから、夫婦=経済的な安定、と考えるのはひとまず置いておきましょう。
経済的な不安は、どうあがいたっておきます。
「ああ、結婚しなきゃ!」と発作が起きそうになったら。
「独身、子なし、老後資金の作り方は考え中。それで何が悪い!」
と、代わりに叫んでみませんか。
何も悪くない。結婚しても独身でも、人生捨てたもんじゃない。
趣味とかあってもなくてもいい。
とりあえず仕事から帰ってスマホ片手にゴロゴロできたら、100点じゃあないの。
仕事してるし、犯罪おかしてないし。
自分で自分の心を、何とかしてるし。
「この人生で何が悪い」って言ってもいいじゃないですか。