「いい相手がいない」という理由で立ち止まっているなら、あなたは何かを変えなければいけない【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】
20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
婚活コンシェルジュに寄せられる恋愛の悩みにはどんなものが多いのでしょうか。
それは、「交際に至らない」「いい人がいない」「相手にピンとこない」「なぜこんな人しかいないのか」などなど。そんな悩みを持つ人の共通点は、恋愛は“出会って選ぶもの”と思っていること。しかしそれではきっと、いつまでも選ぶべき人に出会えないのではないでしょうか。
今回は、あなたの恋愛に対する向き合い方のお話です。
目次
あなたは何かを変えなければいけない
今までもさまざまな角度からこのシリーズでお伝えしてきたように、これまで選ぶべき理想の相手にご縁がなかったのなら、あなたは何かを変えなければいけないと言えます。なぜなら、恋愛に対する向き合い方に問題がないならば、とっくに何人もの「いい人」に出会っているはずだから。
「ピンとくる人がいない」もう何年もそう思うことが続いているならば、今のあなたのまま待っていても、これからも同じようにそう思い続けることでしょう。「新しい恋を始める前に。はずしておきたい、あなたのリミッター」で紹介したように、どんな小さなことでもよいから自分の行動を変えてみる。まずはそこからです。
理想の恋愛は二人で生み出すもの
「この人には何も感じない」そう思うのは、あなたが高尚なのでも相手がつまらない人間なのでもありません。あなたと相手と二人掛かりで、二人の出会いを無感動に落としめてしまっているのです。
例えば花に例えるなら、「その花は好きじゃない」「色がいまいち」「地味」などと思ったとしても、もしかしたら香りがいいかもしれない。つぼみが開いたら全く違う印象になるかもしれない。部屋に飾ってみたら案外癒されるかもしれない。
そんな風に、実はちょっと視点を変えれば、あなたは心温まるものや心動くものを、相手の中に見つけていけるはずなのです。
恋愛は相手と自分を変えてくれるもの
もしあなたの中に、相手が温かさや感動を見つけてくれたら、どう思いますか? その人が理想の条件にぴったり当てはまるかどうかはともかく、うれしく感じると思いませんか? そして相手に対して優しい気持ちになりませんか?
二人がお互いを辛口評価して終わるか、温かな気持ちを交換しながら変化していくか、それはあなたと相手の関わり方にかかっています。
これからの恋愛は、そうやって、自分と相手を変えていきながら、理想の二人を一緒に生み出していくべきなのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。その出会いが運命の出会いなのか、残念な出会いなのかは、もともと決まっていることではありません。二人で関わり合いながら決めることなのです。相手が優しくしてくれるのを待っているのではなく、自分から相手を笑顔にしていきたいですね。
坂西祥江さん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
ときに厳しい言葉をかけることもあるのは、相手の幸せを心から願っているからこそ。「婚活の楽しみ方」を伝えるスペシャリストであるコンシェルジュからのアドバイスは、目から鱗の連続です。
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