無難だと思ってない?じつはハードルが高い、初デートの映画&美術館【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】
20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
みなさん初デートというと無難に映画や美術館などにでかけますが、そこが実は落とし穴だったりするのです。「え、どういうこと?」と慌ててしまったあなたに、とっておきの初デートの秘訣を伝授。初デートは想い出に残るもの。後々二人で思い出して、ほっこり幸せな気持ちになれる一日にしたいですよね。
今回は、一生の想い出になる、素敵な初デートのお話です。
目次
初デートの映画や美術館は無難どころか、ハードルが高い
無難なはずの映画や美術館、実は会話がないんですよね… そこ(笑)。鑑賞後にお互いの感想を話し合うのにも、案外好みや意見が分かれる可能性が高い分野でもあります。相手と笑いのツボが違った、感想が理屈っぽすぎる、この作品で感動しないなんて・・・などなど。まだ知り合って日の浅い二人にとって、芸術に対する価値観の違いを誤解なく話し合うのはわりと難しく、表面的な反応で「この人とは合わない」と思ってしまいがちなのです。
どうしても、という場合は芸術性の高いものやシリアスなもの、マニアックなものではなく、気軽な気持ちで楽しめるエンタメ性の高い作品がおすすめ。
また、チケットを先に用意した、しなかったで、一気に熱が冷めたという話も聞きます。特に映画であれば、オンライン予約をするかどうかなど、事前に二人で相談しておいた方がよいでしょう。その際も、席は前方か後方か、通路側か真ん中かなどお互いの好みをすり合わせた方が安全。あまり前すぎると画面に酔ってしまう人、後ろすぎると字幕が見えない人、トイレが近い人など、いろいろいますからね(笑)。
体や手を動かす体験型デートは吉!
一緒に楽しむアクティビティとしては、静的なものより動的なものがおすすめです。陶芸、ダーツ、ボーリング、バッティングセンター、冬ならアイススケートなど。特にアイススケートは自然にスキンシップがとれ、二人の距離がぐっと縮まりそうですよね。
グルメなら一緒に焼けるお好み焼きや焼肉、牡蠣小屋など。デートに限らず、手作業をしながらだとおしゃべりに花が咲きやすいという経験はありませんか?
手や体を動かすイベントは、沈黙もあまり気になりませんし、心や体も温まって、会話もはずみやすくなります。話す内容に困ったときも、目の前の作業や行動について話すだけで場が持つので逃げ場があります。気持ちも楽ですよね。
この季節、鍋もありかとおもいきや、同じお箸が鍋に入るのを嫌う人もいます。鍋は二人の距離が近づいてからでもよいのかも。
また、初デートのお店はイタリアン、という選択もありがちですが、高級すぎるお店は危険。ただでさえ緊張する初デートで、さらに緊張を誘う選択はあまり賢いとは言えません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。プランに迷ってしまう人は、二人で相談するのもよし。想い出の場所・想い出の食べ物・想い出の曲・・・想い出に残るものですから、その瞬間印象付ける何かがあるといいですね。
坂西祥江さん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
ときに厳しい言葉をかけることもあるのは、相手の幸せを心から願っているからこそ。「婚活の楽しみ方」を伝えるスペシャリストであるコンシェルジュからのアドバイスは、目から鱗の連続です。
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