小説、詩集、漫画… この秋に読みたい3つの恋愛ストーリー
結婚はしたいけれど、恋愛する気になれない。
恋愛とは何年もご無沙汰していて、おひとりさまに慣れてしまっている。
いざ「恋人を作ろう!」と意気込んでも、何から始めたら良いのか分からない・・・。
そんな方のために、気持ちの準備ができそうな恋愛ストーリーを選んでみました。小説・詩集・漫画、あなたならどれを手に取りますか?
目次
恋の始まりは案外身近なところに? 『タイニー・タイニー・ハッピー』
東京郊外の大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー(略してタニハピ)」の商品管理部門で働く徹、テナントのメガネ店で働く実咲を中心に、タニハピに関わる男女8人の日常を描いた作品。それぞれの登場人物が抱える恋愛や仕事の悩みがとてもリアルかつ緻密に描かれており、自分の周りの人間関係と重なりそうです。
私はこの小説を30代の男友達から借りて読んだのですが、日常で起こり得る恋愛ストーリーに共感できそうな作品だと思いました。「誰かと一緒に、毎日を生きる幸せ」を再認識させてくれそうです。
心が研ぎ澄まされそうな、立原道造詩集『僕はひとりで 夜がひろがる』
24歳でこの世を去った、昭和初期の詩人・立原道造。『Strawberry Shortcakes』や『痛々しいラヴ』など、等身大の男女の恋愛を描いた漫画作品にファンも多い魚喃キリコ。立原道造の生前未発表作品を含む56篇の詩と、立原道造に憧れを抱いていたという、魚喃キリコの書き下ろし画で綴られた詩集がこちらの『僕はひとりで 夜がひろがる』。優しくて美しく、切ない言葉たちが、現代人の心にも響きます。
女子のみんな、現実と向き合って!!『東京タラレバ娘』
「(5キロ)痩せたら」「今よりキレイになったら」など、「タラレバ」を言っているうちに気づけば33歳・独身というフリーの脚本家・倫子、ネイルサロンを経営している香、居酒屋の看板娘の小雪の元同級生3人。結婚したいのに、なかなか結婚できないことや、仕事の愚痴などをぶちまけながら、小雪パパの居酒屋で夜な夜な女子会を開く3人。外見もよく、若い頃にはそれなりにモテた3人ですが・・・・。
アラサーやアラフォー世代にも通じそうな、恋愛や仕事の悩みがとてもリアルで、ストーリーに引き込まれてしまいそう。結婚相談所のコンシェルジェおすすめの作品でもあります。
気になるものはありましたか? 今回ご紹介したものは、男性でも女性でも読めそうな作品ばかり。読めば「恋愛と向き合ってみよう」という気持ちになるかもしれませんね。
[参照] kadokawa.co.jp
honto.jp
kisscomic.com
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