シングルマザーとして生きていく!生活や子育ての不安を解消する方法
配偶者との価値観の違いなどから、離婚を考える人もいると思います。
しかし子どもがいる場合、経済面はもちろんシングルマザーとして1人で子どもを育てていくプレッシャーから、なかなか決断できない人も多いでしょう。
こちらでは、シングルマザーとして生きていくために必要なお金のことや心構え、将来への不安などについてひとつひとつ解説しています。
目次
シングルマザーの貧困問題
シングルマザーの貧困問題が大きく取り上げられているようですが、シングルマザーはそこまでお金に困ってしまうものなのでしょうか?
母子家庭でお金に困っている人は多い?
結論からいうと、母子家庭の経済状況はそれぞれの家庭によって異なります。
ただ経済的に困窮している人がいるということも事実です。
結婚後も正社員として働いている人は別として、専業主婦やパートタイマーなどで働いていた人が離婚後シングルマザーになると、その多くが正規雇用労働者として働けないといわれています。
アルバイトや派遣社員、契約社員などといった雇用形態だと、どうしても期待する収入を得ることができないため、将来の学費はもちろん日々の生活費もギリギリだというシングルマザーは少なくないようです。
ゆとりのある生活をしている人もいる
経済的に困窮しているシングルマザーが多い反面、比較的ゆとりのある生活をしているシングルマザーもいます。
離婚前から正社員として働いていたわけではなくても、資格取得など手に職をつけて一定の収入を得ている人もたくさんいます。
離婚前にネイルの資格を取得し、離婚後ネイルサロンで働きながらキャリアとスキルを身に着け、独立してネイルサロンを開業してしっかり収入を得ている人も。
シングルマザーは必ず貧困に悩むというわけではなく、その人の頑張り次第というところがとても大きいと思います。
お金に困らないシングルマザー生活を送るには
・養育費はアテにしないほうがいい
離婚時に養育費をもらう約束をしていても、必ず子どもが20歳になるまで継続して受け取れるとは限らないのが現実です。
もちろん確実にもらえるという保証があれば、それを含めて生活設計を立てるのはアリ。
しかし人によっては養育費の支払いが滞ってしまう人もいますし、相手が再婚をして再婚相手との間に子どもができ、養育費を支払う余裕がなくなったと減額されてしまう可能性もあります。
できれば養育費は+@程度に考え、自分の収入のみで生活設計を立てるのが望ましいです。
・祖父母のサポートが受けられるかどうか
離婚後に祖父母のサポートが受けられるかどうかは、とても大きな要素となります。
仕事が忙しいときに保育園まで迎えに行ってもらえるか、その後祖父母宅で自分が帰宅するまで預かってもらえるかなど、サポートの可否とそのレベルは必ず確認しておきましょう。
もしサポートが受けられない場合でも、ファミリーサポートなどの制度を利用することができるので離婚が難しいということではありませんが。
しかし祖父母のサポートは子どももメンタル面も含めて本当に大きいと思います。
・収入を得る準備をしておく
離婚してから仕事を探すのではなく、離婚前から手に職をつける、仕事を探すなどまとまった収入を得る準備をすることはマストです。
シングルマザーになる前に知っておきたいお金のこと
シングルマザーのもっとも大きな不安は「お金」だと思います。
ここでシングルマザーになる上でのお金のことについて考えてみましょう。
シングルマザーの収入はいくらあればOK?
必要な金額は子どもの人数や居住する地域の物価などによっても変わってきますが、家族が生活する上で必要な金額プラス貯金できる程度のお金が必要です。
離婚前から家計簿をつけて生活費として必要な金額を把握し、さらに学費や将来必要になるお金がいくらくらいになるかを計算し、その金額を稼げるように早くから準備しておきましょう。
シングルマザーが受け取れる手当
・児童手当
児童手当は、子どもを育てている人が受け取れる手当としてもっともポピュラーです。
結婚していても受け取ることができるので、すでに支給されている人がほとんどだと思います。
15歳までの児童に支給され、子どもの年齢や人数によって支給額は変わってきます。
は自治体によって異なりますので、居住する地域の自治体に確認してみましょう。
参考:児童手当:西東京Web
・児童扶養手当
児童扶養手当は、ひとり親となった家庭の経済状況をサポートするべく支給される手当です。
親の収入や子どもの人数によって支給額が変わってきます。
支給の詳細については自治体によって異なりますが、西東京市の場合1人目の手当が満額で43,000円強支給されるので助かりますね。
参考:児童扶養手当:西東京Web
・児童育成手当
児童育成手当は、何らかの原因でひとり親となった家庭や、両親のどちらかに障害があるなど、事情によって一定の収入を受けることが難しい養育者に支給されます。
各自治体で支給制限を設けていますので、希望する場合は自治体に確認してください。
参考:児童育成手当(育成手当):西東京Web
・住宅手当
住宅手当は、所得制限以内で住宅の家賃などを支払っている人に対して市が支給する手当です。
すべての市で行われているわけではないようですので、居住する地域の自治体に確認する必要があります。
参考:ひとり親家庭住宅手当(市の制度):東久留米市ホームページ
シングルマザーの子育ては大変?
シングルマザーとして1人で子育てをすることに対する不安は誰も同じ。
けれど、シングルマザーでも立派に子どもを育てている人はたくさんいます。
大変だけどやれないことはない!
本来であれば配偶者と分担して行える家事や育児を1人でこなさなければならないので、やはりシングルマザーの子育ては大変です。
しかし実際にしっかり子育てをしている人もいますので、決してやれないことはないと思います。
自分がどれだけの覚悟を持ってシングルマザーとして生きていけるか、結局は自分次第のところが大きいです。
愛情は必ず子どもに伝わる
仕事や家事に時間を取られ、子どもにかけてあげられる時間はかなり短くなるでしょう。
しかし愛情を持って接していれば、その気持ちは必ず子どもに伝わります。
父母がいがみ合いながら一緒に生活しているよりも、多少寂しくても母親が笑顔でいてくれるほうがうれしいと感じるお子さんもいるようです。
シングルマザーの恋愛と再婚について
一生シングルマザーと決めている人もいれば、縁があればまた再婚したいと考える人もいるでしょう。
シングルマザーの恋愛や再婚はアリなのでしょうか?
子どもが第1であることを忘れなければOK
女である前に母であることを決して忘れなければ、シングルマザーの恋愛はNGではありません。
やはり恋人によって精神的に支えられる部分も大いにあると思います。
ただ子どもを1人にしてデートに行ってしまうようなことはあってはなりません。
子どもを第1に考えられることが基本中の基本です。
子連れ再婚は決して不可能ではない
子連れ再婚をしている人は意外と多く、新しい父親とうまくやっているお子さんも少なくありません。
しかし子どもが再婚に前向きであることが大前提です。
また、子どもが小さいころに再婚するときは前向きでも、思春期を迎えて急に継父に冷たくなることも考えられます。
こうしたことも予測した上で再婚を検討することは必至です。
焦らないこと、相手をしっかり見極めること
よい人だと思って再婚しても、子どもを大切にしてくれないなどうまく行かない可能性もあります。子どもにつらい思いをさせないように、再婚は慎重に慎重を重ねて検討してください。
一時の感情で決めてしまうことは絶対にあってはなりません。
シングルマザーとしてやっていけるかをしっかり検討することから始めてみよう
シングルマザーは経済的な面でも、子育ての面でもとてもハードルが高いです。
しかしやる気があれば決して不可能ではないですし、安定した収入を得ている人もいます。
今配偶者とうまくいっておらず切実に離婚を考えているのであれば、ここでの情報を参考に、シングルマザーとしてやっていくためにはどうすればよいかを考えてみてもよいかもしれません。