スカートを履きはじめたメキシコの女性たち【メキシコ小料理屋ママのよもやま話】 – 婚活あるある

スカートを履きはじめたメキシコの女性たち【メキシコ小料理屋ママのよもやま話】

2016.06.16

HOLA! メキシコシティのダウンタウンの片隅で、知る人ぞ知る小料理屋を営む、ママのメヒ山メヒ子です。

日本からやってきた女性たちがよく話しているのが、メキシコの男性たちが、通りすがりに声をかけてくるのが鬱陶しくて困るということ。この掛け声を、現地では「ピロポ」というのですが、「かわいいね〜」「綺麗だね」くらいならまだしも、セクハラな発言も多いんですよ。

スカートを履きはじめたメキシコの女性たち【メキシコ小料理屋ママのよもやま話】
男性たちのセクハラを気にして、自由な格好ができないと考えるメキシコの女性たち。イラスト:メヒ山メヒ子

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性差別に立ち上がった女たち

そんな風習(?)があるメキシコでは、男性たちを挑発するような、ミニスカートなどを、あえて履かない女性たちが多かったのですが、ここ5年ほどで、ようやく変化が訪れました。
街に、ミニスカート、ショートパンツ、タンクトップ、ヘソ出しシャツなど、露出がある服を着るような女性が増えたのです。
もちろん、メキシコの男性たちのピロポがおさまったわけではないのですが、これは、女性たちがようやく自由になってきた兆しのように思います。

2011年のメキシコ国勢調査では、メキシコの100人の成人女性のうち、46人が性暴力被害に遭っているという結果が出ました。メキシコの、ほぼ半数の女性たちが、性的虐待の被害に遭っていることになります。
殺人や暴行も多いのですが、女性というので賃金を減らされているような性差別やハラスメントも含まれています。
ピロポのような不快なセクハラを慣習にしてしまうメキシコ社会自体にも問題があるということで、最近ではメキシコシティを中心にメキシコ各地で、大規模な女性への暴力反対デモも行われました。

性暴力反対運動の一環として、メキシコシティに暮らす若い女性たちのグループ、LAS MORRAS(ラス・モラス)が、ピロポへの反対ビデオを作成しました。

スカートを履きはじめたメキシコの女性たち【メキシコ小料理屋ママのよもやま話】
ピロポに喝を入れる女たち、ラス・モラス(写真:LAS MORRASのFacebook ページより)


動画:ラス・モラスのビデオ

ビデオでは、彼女たちが、街を歩いている姿を、隠しカメラで撮影し、下品なピロポをいってきた男性たちに、「お互い知らないのに、気軽に声をかけないでください!」「体のことを指摘するのは、性暴力ですよ」と、ダイレクトに注意しています。

男性たちは今まで好き放題にピロポを浴びせていたので、彼女たちの行動に、たじたじ。
これは、日々ピロポで居心地が悪い思いをして、黙ってきたメキシコの女性たちに、「よくぞやってくれた!」と評価されました。

カッコよくなった女たちに拍手

現在のメキシコでは、女性が暴力を受けた際に、「男性を挑発する格好をする女性が悪い」という考えも廃れてきています。
誰かの視線に怯えるのではなく、好きなファッションで堂々と歩くようになったメキシコの女性たちを、「かっこいいな」と思うんですよね。だって、誰にどう思われるかを第一に考えるよりも、自分が着ていて気持ちがいいことが大切でしょう? 例えば、パートナーが、自分の好きなファッションができないような相手で、あなたをけん制するようだったら、ちょっと考えものですよね。
私も、ヘソを出して自由に歩きたいところですが、まずは腹を引っ込めてからにします。

‎Illustration by メヒ山メヒ子
Photo by LAS MORRASのFacebook ページ

#メキシコ小料理屋ママのよもやま話

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メヒ山メヒ子

メキシコ在住の日系移民1世で、小料理屋の女将。店を訪れる人々の恋愛よもやま話は尽きない。