ブレーキ型とアクセル型。恋が成功するイメージングのコツ【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】

20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
人は、イメージできないことは実現できません。だからこそ、婚活にはイメトレが必須と言えます。イメージトレーニングというと難しく感じますが、ようはどんどん妄想しましょう! ということ。しかし妄想には恋を邪魔するブレーキ型と、恋を後押しするアクセル型とあるのです。
今回は、恋にまつわる2種類の妄想のお話です。
目次
恋を邪魔するブレーキ型妄想とは?
「あのとき余計なこと言っちゃったから嫌われたかな」「メールの返事がこないから自分には興味ないってことかな」など恋にブレーキをかける妄想は、デメリットしかありません。過去に『恋を邪魔する最大の敵は「タラレバ」の不安』でもお伝えした通り、事実ではない仮定の話を妄想して、勝手に自滅してしまう・・・。そんな人が後をたたないのです。
そうなる理由はもちろん、失敗したくない、傷つきたくないから。一人で舞い上がってバカをみたり、突然裏切られてショックを受けたくないから。
だからそうやってブレーキを踏み、ご丁寧にサイドブレーキまでひいてしまうわけです。もちろん恋のエンジンもそこでストップ。「はい、気にせず再発進してください」と言われても、もう一度エンジンをかけ直さないと再発進はできません。
年を重ねるごとにしなくなる妄想と恋愛相談
みなさんきっと、中高生、大学生の頃は友だちとキュンキュンしながら「恋バナ」をしたのではないでしょうか。それが年を重ねて大人になると、恋の悩み相談をすることはあっても、友だちとデートの妄想で盛り上がる、ということもなくなってきます。
じゃあ、自分一人でキュンキュンするような妄想をするのかというと、むしろ逆のパターンが多いですよね。自分を守るために「タラレバ」のようなマイナスの妄想ばかりしてしまうのです。
アクセル型妄想はすればするほど恋が楽しくなる!
対してどんどんしていきたいのが、恋のアクセルをふむ妄想です! 具体的に、相手との会話やシチュエーションをどう楽しむかを妄想するのです。早速例をみてみましょう。
・敬語から友達言葉になるタイミングは?
例えばドライブ。移動手段とはいえ、個室です。途中、サービスエリアなどで休憩を入れますよね。そこで「のど乾きませんか? 買ってきますね。あ、何飲む?」と、最後の一言で急に敬語をはずす、とか(笑)。そうすると、相手も「お茶でお願いします」ではなく「あ、じゃあお茶で」となるかもしれない。敬語から友達言葉になっただけでキュンとするあの感覚、思い出したいですよね。
・どうやって手をつなぐ?
例えば、信号の点滅。点滅しかかる前に近くまできて、「どうする? 渡っちゃう?」と聞く。「そうだね」「じゃ、走ろっか」となったとき、「転んだら困るから」と言って手をつなぐ、とか(笑)。そして渡った後すぐに手を離すのではなく「もう少し手つないでてもいい?」と言ってみる。
・チャンスを逃さずサプライズ!
デートや会話がいつも同じパターンだと、お互いの関係もなんだかよどんでしまいます。そうならないよう、刺激となるハプニングを自分から意識して作っていく。例えばドライブ中いちご狩りののぼりがあったら「ちょっと寄ってみようか」と予定にないサプライズイベントを入れてみる、とか。
そうやって、理想のキスでも壁ドンでも、どんどん妄想してください。それがあなたの恋を加速させるアクセルとなってくれるからです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。条件や理想ばかりを寝言のように唱えていても何も始まりません。婚活のイメトレは楽しいだけでなく、二人の関係にいい刺激を与えてくれます。相手とどんなデートをしたいか、しっかりと「妄想」して楽しんでくださいね。
坂西祥江さん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
ときに厳しい言葉をかけることもあるのは、相手の幸せを心から願っているからこそ。「婚活の楽しみ方」を伝えるスペシャリストであるコンシェルジュからのアドバイスは、目から鱗の連続です。
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