婚活の前に「恋活」をしよう！成功する恋活方法を解説

婚活がなかなかうまく行かない人や、婚活に乗り気になれない人は、「恋愛をしてから結婚したい」と考えている人が多いように思います。

そんな人におすすめなのが婚活ならぬ「恋活」です。
本記事では、恋活の概要から恋活に向いている人、恋活を成功させるためのポイントなどについて詳しく解説しています。

恋活とは？

そもそも、恋活とはどんな活動のことなのでしょうか？
恋活の概要や、メリット・デメリットについて以下に解説します。

「恋愛活動」を略して「恋活」

恋活は、その名の通り「恋の活動」、連ない活動を略して「恋活」と読んでいます。婚活が結婚活動を略して呼ばれているのと同じですね。

婚活との違いは明白で、婚活が結婚を目的としているのに対し、恋活は恋愛を目的として活動する点。恋愛から結婚に至るケースは多々ありますが、少なくとも恋活の段階では結婚を視野に入れてはいない点が婚活との大きな違いです。

恋活のメリット・デメリット

メリット①：時間をかけてお相手と関係を育める

婚活の場合、婚活方法にもよりますが、出会いから結婚までの時間が短く設定されていることが多いです。例えば結婚相談所であれば、一般的に出会ってから2〜3ヶ月で結婚を決めるといわれています。

2〜3ヶ月だと、出会ってから毎週末会ったとしても8〜12回ほどしか合わずに生涯のパートナーを決めなければならないということ。以前から知っていた相手なら別として、初めて会った相手とその短期間で結婚を決めるというのは、リスクに感じる人もいるでしょう。

その点恋活の場合、結婚を前提とはしていないので、恋愛を通してじっくり相手のことを知り、時間をかけて結婚相手としてふさわしい人かどうかを見極めることができます。

メリット②：恋愛を経て結婚できる

婚活の場合、特に結婚相談所やお見合いで出会った相手だと、どこか契約結婚のような雰囲気で進んでいくところがあります。しかし恋活であれば、恋愛を経て結婚に至るので、自然に出会った相手と同じような流れで結婚まで進めることが可能です。

婚活だと、恋愛対象というよりも、結婚相手として自分にとって適切な相手であるかを見極めることになります。そのため、どうしても学歴や収入などの条件的なところが先立ってしまい、人柄においても「結婚相手に適した人柄であるか」をチェックしてしまいます。

しかし婚活の場合は、相手への「ときめき」を重視するので、最終的に結婚に至る場合も、しっかり恋愛を経て結婚にたどり着けるのです。

デメリット①：恋活における相手と自分の目的が違う場合がある

まれに婚活にも当てはまりますが、恋活の場合は結婚を前提としていないことが基本なので、お相手との目的がずれてしまう可能性があります。

例えば、自分は真面目な恋愛がしたくて恋活をしているのに、相手は身体の関係だけを目的として相手を探しているというケース。もちろん相手はその目的を打ち明けることはないので、ちゃんと恋愛をしたかったのに、望まない形で関係が終わってしまうということがあるようです。

身体の関係においては、いわゆるワンナイトラブ的な相手を求めて恋活をする人もいるようなので、目的のすり合わせはしっかり行う必要があります。

デメリット②：自然な恋愛とは異なる点がある

男女お互いにいえることですが、自然に出会った恋愛よりも、若干婚活のように相手の容姿や条件など、内面以外のところで進めざるを得ない一面は出てきてしまうようです。

もともとの知り合いであれば、恋愛に発展するまでに相手の人柄を知っているので、顔や収入以外の面に惹かれて恋愛に発展することは多々あります。しかし婚活の場合は、こうした内面を知る前に恋愛するかしないかを決めなければいけないので、どうしても目に見えるところで判断しなければなりません。

恋活に向いている人・向いていない人

恋活をする前に、恋活に向いている人とそうでない人について考えてみましょう。

恋活に向いている人①：結婚の前に恋愛がしたい人

パートナーを探すにあたり、結婚はもちろんですがきちんと恋愛を楽しんだ上で結婚したいという人は、婚活よりも恋活が適しています。婚活だとすべての出会いが結婚前提になりますが、恋活は恋愛することを前提としているからです。

恋愛はもちろんですが、結婚するまでにある程度時間をかけたいという人も、恋活が向いています。恋活であれば、いつまでに結論を出さなければいけないという焦りがないので、ゆっくりと相手を知ることができます。

恋活に向いている人②：生活の中で異性との出会いが少ない人

婚活にも共通することですが、職場が同性の職員ばかりなど、普段異性との出会いがすくない人は、恋活で出会いを見つけることに大きなメリットがあります。

女性向けの販売職やエステティシャンなど、女性の多い職場では、なかなか異性との出会いがありません。飲食店や繁華街での出会いに抵抗がある人は、恋活でスムーズな恋人探しができます。

恋活に向いている人③：気軽にたくさんの異性と出会いたい人

たくさんの出会いの中から、自分に会ったオンリーワンの相手を探したいという人は、恋活を活用することで効率的な恋人探しができるでしょう。

恋活にはいろいろな方法がありますが、例えばアプリを活用すれば、一度にたくさんの異性の情報を得ることができます。出会いの数が多ければ、自分に会う人と出会える確率も上がりますので、素敵な恋の相手を探せます。

恋活に向いていない人①：恋愛よりも結婚を急ぎたい人

婚活と恋活を同じように考える人もいますが、恋活は結婚を前提としていないので、スピーディーに成婚までたどり着きたい人には、恋活は向いていません。

結婚をしたいから出会いを求めている人は、やはり婚活に絞って活動することが望ましいでしょう。
婚活の中でも効率的に結婚相手を探せるのは、結婚相談所やお見合いなどが挙げられます。

婚活アプリや婚活パーティーなどは、自分から相手を見つけてアプローチすることが前提ですが、結婚相談所やお見合いであれば、コーディネーターや仲人が相手をマッチングしてくれるので、よりスピーディーに自分に合ったお相手と出会えるからです。

恋活に向いていない人②：異性とのコミュニケーションが苦手な人

恋活は、婚活における結婚相談所のように、自分に合った相手をマッチングしてくれるシステムはありません。自分で相手を見つけて、自分でアプローチする必要があります。

マッチングにおいてはAIなどのシステムが行ってくれるシステムもありますし、異性のほうからメッセージなどで声をかけてくれますが、恋愛に至るまでに自分で行動をすることが前提です。そのため、人見知りが激しい人や、異性とのコミュニケーションに慣れていない人は思うような恋活ができない可能性があります。

恋活に向いていない人③：騙されやすい人

先にも触れていますが、恋活にはさまざまな目的を持っている人がいます。真面目な恋愛だけでなく、遊び相手を探している人もいますので、騙されやすいと遊び相手の対象にされてしまう可能性があります。

最初から遊び相手を探していると名言している人ならよいのですが、中には真面目に恋人を探しているふりをして、遊んでしまおうとする人もいるようです。いわゆるナンパ的な声がけを上手にかわすことができない人も、恋活はリスクが大きいかもしれません。

恋活の方法はいろいろ！

恋活には、大きく分けて3つの方法があります。

・恋活アプリ
・恋活イベント
・相席居酒屋

それぞれの特徴や、メリットとデメリットについていかに解説します。

恋活アプリ

恋活アプリは、恋活においてもっともメジャーで取り組みやすい方法です。スマホやタブレットにアプリをインストールして、気になる相手を探したり、異性から連絡を待つなどして出会いを探します。

恋活アプリのメリットは、やはり手軽に恋活ができるという点です。自分から条件を設定してお相手を探すこともできますし、あなたのプロフィールが目に留まった相手から連絡が来ることもあるので、1日に相当数の異性とやり取りすることができます。

ただし、手軽がゆえのデメリットもあります。相当な数のメッセージが来ることもあるため、すべてのメッセージを読んだり、返信することができず、素敵なお相手からの連絡があったとしても、取り逃してしまう可能性がある点です。

また、最近はプロフィールの詐称をする人もいるので、実際に会ってみたらプロフィールと違っていた…というケースがある点も、デメリットのひとつ。特に顔画像においては、いくらでも加工ができてしまいますし、何年も前の画像をプロフィール画像に設定している人もいるので注意が必要です。

恋活イベント

恋活イベントは、何らかのテーマに基づいたイベントを開催し、それに伴って恋活をする方法です。イベントの種類はさまざまで、利き酒イベントや花見、パーティーなど、自分が興味のあるものを選べます。

恋活イベントのメリットは、お互いが興味のあるイベントに参加するので、おのずと趣味の合う人と出会えるという点です。またイベントを通してコミュニケーションを取るので、会話が弾まないなどのデメリットを防げます。

デメリットは、自分に合ったイベントを見つける手間がかかることと、費用がかかることなどが挙げられます。ただ、どのような恋活でも何らかの費用はかかるので、楽しめるイベントが見つかれば、大きなデメリットはないと思います。

相席居酒屋

相席居酒屋は、相席することを前提としている専門の居酒屋に行って、相席した異性とコミュニケーションを取るというもの。ここ数年とても人気があり、数時間待ちのお店もあるのだとか。

相席居酒屋のメリットは、アプリで相手を探してコンタクトを取り、数回のやり取りをしてから会う…というステップを飛ばして、すぐに異性と出会える点です。プロフィール画像の詐称もないので、「思っていた相手と違った」というトラブルを防げます。

デメリットは、男性の場合女性よりも費用がかかる点です。恋活アプリの月額料金以上に費用がかかることもあるので、こまめに行くとなるとコストの心配が出てきます。また、週末はとても賑わっていますが、平日はかなり人が少ないので、いつでもたくさんの出会いがあるというわけではないようです。

あと、相席居酒屋は1人で入ることができないので、この点も覚えておく必要があります。2人以上のグループでないとお店に入れないため、自分が行く際もお友だちを誘わなければなりません。1人でこっそり恋活することができない点は、リスクといえるかもしれません。

恋活を成功させるポイント

いろいろな恋活方法がありますが、より効率的に理想の相手と出会うためのポイントについて、以下にまとめました。

今を楽しむ気持ちで恋活に励む

恋活をして、すぐに理想の相手に出会えるとは限りません。例えば恋活イベントに参加したけれど、好みの異性が参加していなかった、ということもあるでしょう。けれど、そこで出会いがなかったからと落ち込むのではなく、イベント自体を楽しむなどして前向きに取り組むことが、成功のポイントです。

毎回出会いがないからと後ろ向きになってしまうと、恋活のためにかけた費用や時間が無駄になってしまいます。イベントに参加すること自体に得るものがあるかもしれないので、今を存分に楽しもうという気持ちで婚活に励みましょう。

相席居酒屋は、今を楽しむという意味で女性にとって取り組みやすい恋活です。お店のシステムにもよりますが、相席居酒屋は女性だと無料で利用できるところが多いので、お金をかけずに異性と出会えます。

もしも相席したお相手が合わないなと感じたら、店員さんにこっそりお願いすると上手に席替えをしてくれるなど、サポートやフォローをしてもらえるのもポイントです。「ちょっと飲みに行きたいな」と思ったときに手軽にできる恋活なので、ぜひチャレンジしてみては。

「違う」と思ったら無理をしないで次を目指す

恋活の出会いは、判断が難しいと感じる人がいるかもしれません。例えば、絶対に無理というわけではないけれど、あまりときめきも感じない。けれどこのチャンスを逃すと、次に理想の相手に出会えるかわからないし…と、判断に迷うこともあるでしょう。けれど、恋活は恋愛することを目的に活動するもの。相手と恋愛を楽しめないなと思ったら、無理に留めようとせず次に行くのもひとつの選択です。

例えば、婚活アプリで相手のプロフィールが明らかに加工アプリを用いたプロフィール画像を使用しているとします。加工しているからとても見栄えはよいけれど、自分の容姿に自信があれば、明らかに加工だとわかるような画像は使わないでしょう。

恋活をする上で、「あれ？」と疑問に思うことがあったら、無理せず次に行くのが吉。たくさんの人と出会えるのが恋活のメリットでもあるので、無理に1人の人に固執する必要はありません。

恋活ごとに学習する

恋活をする中で、失敗したり、傷ついてしまうこともあるかもしれません。こうした失敗を通して、同じことを繰り返さないように必ず学習しましょう。

例えば、自分はちゃんと恋愛ができる相手と出会いたくて恋活をしているけれど、相手は遊ぶ相手を探しているというケースはよくあります。もし遊ばれてしまうようなことがあったら、絶対に次は同じ失敗をしないよう、相手の特徴ややり取りを覚えておき、同じような流れでアプローチしてくる人は避けるべきです。

ほかにも、例えば恋活アプリだと、膨大なプロフィールを見ているうちに、相手の目的やタイプがわかってきます。見た目が好みだとしても、誠実に対応してくれないと感じた相手には深入りしてはいけません。

そのほか、恋活アプリであまりよい出会いがなかったときは、相席居酒屋に行ってみるなど、ひとつの恋活に固執しないことも大切。臨機応変に恋活を楽しみましょう。

婚活に抵抗がある人は恋活からはじめてみよう！

将来絶対に結婚したいとは思っているけれど、婚活にはまだ抵抗がある。けれどなかなか異性との出会いがない…という人は、まずは恋活から始めてみるのもひとつの方法です。

急いで結婚を決めるつもりがないのに、将来的に結婚したいからと婚活をするのは、出会った相手にも失礼ですし、迷惑をかけてしまうかもしれません。恋活はじっくりと相手を知ることができますし、多くの異性とコミュニケーションを取ることで、今後婚活に取り組む際の参考にすることもできます。

恋活にはメリットとリスクの両方がありますが、それは婚活も同じこと。異性との出会いを真剣に求めているなら、勇気を出して婚活にチェンジしてみましょう。