オーガニックな国産「和紅茶」であなたとほっと一息つきたいな
紅茶といえばインドやスリランカの特産品として有名ですね。現在、日本で流通する紅茶のほとんどが海外産なのだそうです。
でも、日本でも紅茶が作られていることをご存知ですか。
私たちの国で作られる、紅茶とはどのような味わいなのでしょうか。
今回は、大好きな人とのんびりするときに飲みたい、日本産の紅茶「和紅茶」をご紹介します。
目次
日本の紅茶の歴史
紅茶はもともと中国の「チャノキ」の葉から作られ、その後、インドではダージリン、アッサムなど、スリランカではセーロンなどの栽培がはじまり、私たちがよく知る「紅茶」はイギリスなどをはじめとした諸国で飲まれるようになりました。
日本では明治時代に紅茶用茶樹の種子が輸入され、アッサム茶と基本変種を交配して国産紅茶の品種を作り、紅茶の製造がはじまりました。紅茶は昭和30年代半ばまでは、1,500トン以上生産されていたのだそうですが、紅茶の輸入が自由化してから、国内の紅茶の生産は壊滅的に減少してしまったのだそう。
その後、現在では、静岡や長野、奈良、九州など、国内の茶農家も紅茶の生産に力を入れつつあり、国産紅茶(和紅茶)の生産量は年々増加しているのだそうです。
和紅茶は、海外産紅茶と比べて渋みや苦みが少なく、まろやかな自然な甘みが感じられるのが特徴です。
オーガニックな和紅茶を飲もう
そんな日本の紅茶「和紅茶」を飲んでみませんか。
オーガニック栽培の日本茶販売を行うサウダージティーの日本茶ソムリエさんが、お茶の銘産地の鹿児島県霧島、佐賀県嬉野、奈良県月ヶ瀬の3地域からセレクトした和紅茶は産地が異なるのはもちろん、茶葉の品種もそれぞれ異なります。
月ヶ瀬和紅茶は「さやまかおり」という緑茶系品種で作られています。鼻腔の奥までスーッと清々しい香りが広がり、すっきりとした味わいです。青みがかった大きめの茶葉も特徴です。
嬉野和紅茶は「やぶきた」と緑茶系品種の茶葉で作られています。やぶきた等の緑茶用品種から作られるものは渋みや苦みが少なく口当たりが柔らかい反面、香も淡いものが多く、是非、ストレートで味わって欲しい紅茶です。
霧島和紅茶は「べにふうき」という紅茶系品種の茶葉で作られています。「べにふうきが持つ紅茶品種らしいほのかな渋み・苦みに加え、霧島山から降りてくる霧が日光を遮ることで醸成される甘みとのバランスがとれたまろやかな紅茶です。
パッケージはジャパニーズモダンシリーズと水彩画シリーズの2種類があります。
ジャパニーズモダンシリーズ
水彩画シリーズ
化学肥料や農薬に頼らないオーガニック栽培のお茶は、産地の土壌や環境の特徴が茶葉に反映されやすく、3地域の和紅茶はそれぞれ異なるテイストを楽しむことができるのだとか。
さまざまな紅茶の種類はありますが、私たちの国で作った紅茶を飲みませんか。そう、大切な人と一緒に。