妊活の要はタイミング!?妊活についておさらいしよう

妊活はとてもデリケートなテーマですが、赤ちゃんを授かりたいと考えるご夫婦であれば、できるだけ早く積極的に取り組みたいところです。またネットではさまざまな情報を得ることができますが、その分錯綜してしまっているのも事実。
妊活についてある程度の知識はあっても、自分の知識が正しいのか自信がないという人も多いようです。そこでこちらでは、正しい妊活情報をご案内するとともに、妊活の上で抑えておきたい心構えなどについてもご紹介していきます。
妊活に関する記事は下記でも紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
婚活を乗り越える為の『タイプ別婚活ソリューション』(前編)
目次
妊活のタイミングを逃さないために基礎体温を測ろう
基礎体温を計ることは、女性にとってさまざまなメリットがあります。もちろん妊活においても同様です。
基礎体温は妊活の基本
「基礎体温」とは、目覚めて一切動かない状態で測る体温のこと。
毎日規則正しく計測することで、体温が高い時期、低めの時期を割り出すことができ、排卵日の算出に役立ちます。
基礎体温の測り方は簡単。専用の体温計で朝起きたらすぐ、ベッドから出ない状態で測ります。
毎日表につけるのが面倒だという人は、計測データを連携アプリに送って記録できる体温計がありますので、そちらを活用すると手軽です。
排卵日は、生理が始まってから続く低温期を数日過ぎたあと、さらに体温が下がったあたりだといわれています。
低温期からさらに体温が下がっているな、と思ってから、ぐっと下がった日とその数日後くらいまでが妊娠しやすいといわれる時期です。
排卵日検査薬を併用する
妊活において基礎体温のデータは欠かせないものですが、あくまで目安なので確実にこの日が排卵日!という日を割り出すことは難しいです。
そこで、「排卵検査薬」を併用することで排卵日の確認にぐっと正確性が上がります。
排卵検査薬は妊娠検査薬と同じような使用方法で、その日が排卵日に当たるかを確認できるというもの。
スティックの所定の位置に尿をかけ、少しおいてマークがついたら排卵日の可能性が高いと知らせてくれます。
1回あたりのコスパで考えると価格が安いわけではないので、基礎体温のデータと併用しながら活用することで、より効率的に排卵日かどうかを確認できます。
排卵誘発剤を使用する人も
自然な形での妊娠を目指していたけれどなかなか結果が出ない…という人は、妊活の一貫として排卵誘発剤を使用する人もいます。
排卵誘発剤には内服薬と注射薬の2種類があり、内服薬のほうは比較的作用が穏やかなので安心して使用できるようです。
逆に注射薬は副作用が出る可能性があり、卵巣に腫れが出る、腹水が溜まるなどの症状が起こる可能性があるため、慎重に取り入れる必要があります。
妊活をする上で排卵誘発剤を活用する人は多いですが、3ヶ月ほど行っても妊娠につながらない場合は、次のステップに進むことを勧めるドクターもいます。
排卵誘発剤を数度試しても妊娠しない場合に、人工授精や体外受精へとステップアップを検討する人もいるようです。
妊活のベストタイミングはいつ?
毎月の妊活は、どのタイミングで行うのがベストなのでしょうか?
排卵日から2〜3日前から子作り開始がベスト
基礎体温や排卵検査薬を活用し、「そろそろ排卵日だな」と思われる、排卵日の2〜3日前から子作りに向けた性生活を送るのが理想だといわれています。
このとき、男性は精子が薄くならないように禁欲するのが理想です。
ちなみに排卵誘発剤を使用する場合、内服薬であれば内服を始めてから14日後に病院で排卵日の確認を行い、排卵日が訪れそうだという確認できたら性交渉をもちます。
回数はできれば多いほうがいい
排卵予定日の2〜3日前から2〜3日後にかけて性交渉をもつのが理想だといわれていて、もちろんその数もできれば多いほうがよいとされています。
夫の体調などにもよりますが、できるだけその日に向けて気持ちや体調を整え、万全の体調で臨みましょう。
タイミング法を実践する上で意識したいこと
タイミング法はできるだけ自然に妊娠したい人におすすめの妊活です。
タイミング法を実践する上で意識したいポイントを以下にご紹介します。
タイミング法は早い段階での実践が望ましい
タイミング法は母体となる人の年齢が若いこと、ホルモン検査など妊娠する上で体の状態が良好であること、精子に以上がないことなどをクリアしている人に勧める妊活です。
特に医療行為を行わず、タイミングを見計らって妊活するので、確実に1回で妊娠できるわけではありません(そのほかの妊活においても100%はありませんが…)。
ですので、できるだけ自然な妊娠を希望しているためにタイミング法を取り入れるのであれば、早い段階で実践するのが望ましいです。
「そろそろ赤ちゃんがほしいね」という話になったら、すぐにでも基礎体温をつけ始めましょう。
夫婦の身体的な妊娠力を高めておく
よりスムーズに妊娠するためには、夫婦それぞれの「妊娠力」を高めることがとても重要です。
妊娠力を高めるために有効なこととしては、
・体を冷やさない(体温を上げる)
・ストレスを抱えずにヘルシーなメンタルを保つ
・葉酸を摂取する
などといったことが挙げられます。
とくに体温を上げることは大切なので、冷たい飲食物を控えたり、毎日湯船に浸かって体を温める、軽い運動で代謝を上げるといったことを意識してみてください。
また、妊活では未だに女性だけが努力をして、男性はあまり協力的でない様子が伺えます。
しかし最近は妊活のために夫婦でさまざまな検査を行った結果、男性の精子に元気がないために妊娠しにくい、というケースも増えているのです。
妊娠は女性だけの責任ではありませんので、ぜひ男性側もさまざまな意識を高めていただきたいと思います。
時期を見て必要に応じた検査を受けてみる
タイミング法を数ヶ月試しているけれど妊娠につながらない、といった場合は、ホルモン検査や精子検査など、妊娠を妨げる要素がないか検査をしてみることをおすすめします。
検査は抵抗があるという人も少なくありませんが、原因がわからないままだといつになっても妊娠できない…ということになりかねませんし、検査結果が良好であれば、前向きな気持で妊活に望めるようになります。
軽い気持ちでクリニックに相談してみましょう。
タイミングが合わないときはリフレッシュしながら取り組んで
「そろそろ排卵日だ!」と思っていても、パートナーの仕事が忙しくて子作りできなかったり、疲れていて性交渉に至らないこともあると思います。
月に1回の大切な時期なので、落ち込んだりイライラしてしまう気持ちはわかりますが、ストレスは妊娠を遠ざけてしまいますので、できるだけおおらかな気持ちを保つように心がけたいですね。
特に男性はプレッシャーがかかるとそちら方面の元気がなくなってしまうようですので、上手にリフレッシュしながら妊活に取り組みましょう。
妊活は心のゆとりと前向きな気持ちが大切
妊活は、「心のゆとり」が本当に重要です。
ある妊活をしていたご夫婦は、8年間タイミング療法や人工授精など真剣に妊活に取り組んだにも関わらず、妊娠することができませんでした。
「もう体外受精しかないか…」と思いつつ、一旦妊活をお休みしたら、なんとお休みしてすぐに自然妊娠したのです。
これはまぎれもない実話ですし、実際にこうしたタイミングで妊娠できたという話は数多く耳にします。
ぜひ自分を苦しめることなく、前向きな気持ちで妊活に臨んでください。
その心構えが妊娠につながる部分は、とても大きいはずです。