「クリスマス=ロマンチック」なのは日本だけ?!欧米のクリスマス事情
シングルの人にとっては、あまり待ち遠しくない「クリスマス」。でも、そもそもクリスマスってロマンチックな日なのでしょうか?
メキシコ在住のメヒ山メヒ子さんが以前の記事でお伝えしているように、イエス・キリストの生誕を祝うクリスマスはキリスト教でもっとも重要な行事。そもそも恋愛とは一切関係のない日なのです。
とはいえ、街中が華やかに彩られるクリスマスは、キリスト教圏の人たちにとっても待ち遠しいイベントには違いありません。今回は、欧米のクリスマス事情をお伝えすることにしましょう。
目次
クリスマスは本来、何をして過ごす日?
キリスト教圏のクリスマスは、家族で過ごすのが一般的。このため、とてもアットホームな雰囲気です。
クリスマスの準備は、25日から数えて4週間前の日曜から始まるのですが、この日を「advent(アドベント)」と呼び、クリスマスの準備に取り掛かります。
家族総出で飾り付けをしたクリスマスツリーの下には、家族みんなへのプレゼントがずらり。クリスマスの期間中はクッキーが焼ける香りやホットワインの甘い匂いが漂うリビングで、家族団らんを楽しみます。
ちなみに、敬虔なクリスチャンは24日の夜中にミサへ出掛けます。これが本当の聖なる夜!
欧米のクリスマスの楽しみといえばコレ
プレゼント交換のほかにも、欧米にはクリスマス気分を盛り上げてくる雑貨やイベントがたくさんあります。そのひとつが12月1日からスタートする24日間だけの「アドベントカレンダー」。立体型のカレンダーで、チョコレートだったり、コスメだったりと、それぞれの日付部分に小さなギフトが隠されています。
クリスマス用の雑貨やギフトを購入したり、クリスマスならではのグルメが楽しめる「クリスマスマーケット」も楽しみのひとつ。
クリスマス期間中は、都内近郊でも本場ドイツの雰囲気が感じられるクリスマスマーケットが開催されています。「六本木ヒルズ」「日比谷公園」「恵比寿ガーデン」「横浜赤レンガ倉庫」など、お近くのマーケットで欧米の雰囲気を味わってみましょう。
本来の目的を知ると、クリスマス前の切ない気持ちも少しは和らぐのでは!? 最後に「クリスマス=カップルの日」という概念があるのは、どうやら日本を始め中国などアジアの一部の地域だけ、ということも付け加えておきましょう。国内におけるクリスマスは、欧米のバレンタインに近い印象ですよ。
思い思いの素敵なクリスマスが過ごせますように!
[参照] whychristmas.com
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