結婚相談所での入会バブルとは？起きる理由やない場合の対処法！

1. 結婚相談所での入会バブルとは？

入会バブルとは、結婚相談所に入会した直後に申し込みが多くなることをいいます。何も努力しなくても、次から次へと異性からの申し込みが届きます。いわゆる「モテ期」です。たとえば、容姿・職業・学歴・年齢など、スペックが平均以上の人であれば100人以上の異性から申し込みがあることも。入会バブルは2～3週間続きます。ただし、日が経つにつれ、申し込みの数も減っていき、1カ月程度で入会バブルは終わってしまいます。入会バブルには定義はありません。そのため、ある特定の人数で何人以上申し込みがあったから入会バブルだとはいえないのです。ただし、入会バブルのモテ期は、通常の活動時よりも3～5倍ほど申し込みが多くなると思ってもよいでしょう。

2. 結婚相談所で入会バブルが起きる理由

どうして結婚相談所で入会バブルが起きるのでしょうか。ここでは、その理由について説明していきます。

2-1 新規入会者を狙っている人がいるから

ほとんどの既存の会員は、すでに一通りの会員をチェックして、希望に合う人に対しては申し込みを済ませています。それでも相手が見つからない場合、新たな出会いを求めています。そのような既存の会員にとって、新規入会者の存在はチャンスなのです。新規入会者のなかに希望に合う人がいれば、すぐに申し込んできます。

2-2 検索時に目に留まりやすいから

たいていの結婚相談所のサイトには、会員検索の並べ替え機能があります。そのなかの項目には「登録順」もあり、並び替えのボタンをクリックすると新規入会者から順に表示されるのです。検索結果の1ページ目に表示されると、どうしても目に留まる率が高まります。さらに、新規入会者には「NEW」などのマークがつけて目立つように表示されます。このほか、結婚相談所のサイトにサジェスト機能が設けられている場合、たいていは新規入会者を優先的にピックアップする仕組みになっている場合が多いのです。

2-3 お見合いしてもらいやすいから

既存会員の場合、婚活期間が長ければ長いほど、「もうすでに交際相手がいるに違いない」と考えられがちです。一方、新規入会者の場合、結婚相談所で婚活を始めてから日が浅いため、まだ交際中の相手がいません。高い確率でお見合い相手を探している状態です。そのため、申し込んでも応じてもらえる可能性が高いと考えるのです。その結果、申し込みが殺到します。

3. 入会バブルにはメリットもデメリットもある！

入会バブルにはメリットもあればデメリットもあります。それぞれについて、次から紹介していきます。

3-1 メリット

入会バブル中は自分から相手を探す必要がありません。申し込みを受けた中から希望条件に合う相手を選べばよいだけなので楽です。また、通常時の3～5倍も申し込みの数が増えるため、希望に合った人を見つけやすいのです。相手探しの手間がほとんどかからないため、入会したばかりの頃はお見合いだけに集中することができます。

さらに、お見合いと仮交際を同時進行させなくてすむことができるのもメリットの1つです。仮交際とは、お見合いで気に入った相手とデートを重ねている状態のことをいいます。仮交際の場合、他の相手とお見合いをしたりデートをしたりすることも可能です。しかし、複数の相手と同時進行するとなるとなかなか複雑になり、心身ともに疲れます。ちなみに、仮交際から、結婚を視野に入れた真剣交際に移行すると、他の人と同時進行することはできません。

3-2 デメリット

入会バブルで申し込みが殺到すると、婚活市場における自分の価値について勘違いしてしまう可能性があります。その結果、「こんなに申し込みが多いのであれば、もっといい条件の異性と出会えるのでは？」と思い込み、高望みをしてしまうのです。こうなると、相手に求める条件が増えます。なかなか1人に絞ることができず、成婚への難易度が上がってしまうでしょう。

また、決断せずにぐずぐずと悩んでいると、どうしても相手への返事が遅くなります。そのような態度を取っていると、相手に対して悪い印象を与えてしまうかもしれません。悩んでいるうちに入会バブルは終わり、申し込み数が激減。いままで申し込みが多かったのに急に減ってしまうと、婚活へのモチベーションも下がってしまいます。

4. 入会バブルが起こらない場合に考えられる理由は？

じつは、入会バブルが起こらない場合もあります。どうしてなのでしょうか。次から、考えられる理由を紹介していきます。

4-1 プロフィール写真が良くない

結婚相談所のサイトには、プロフィール写真を掲載することができます。というのも、お見合い相手を選ぶときは必ずといってもよいほど、プロフィール写真をチェックするものだからです。つまり、相手選びは、プロフィール写真の印象にかなり左右されます。にもかかわらず、良くないプロフィール写真を掲載していると、申し込もうとする人は減ります。

良くないプロフィール写真とは、具体的には顔がわかりづらい写真のことです。プロフィール写真には全身写真ではなく、顔のアップの写真を選ぶことをおすすめします。さらに、個性的なファッションも避けた方が良いでしょう。結婚相談所のプロフィール写真の場合、万人受けすることが重要です。このほか、顔が良くわからない鮮明でない写真や、自撮り写真もよくありません。できればプロのカメラマンに撮影してもらうと良いでしょう。

4-2 スペックが低い

結婚相談所では、自分自身のスペックを公開しなくてはいけません。その際、学歴や年収が低い場合、相手から避けられる傾向にあります。職業が不安定な場合も同様です。というのも、結婚相手に対して、安定を求めている人が多いからです。特に女性の場合、男性に生活力を求める傾向が強いといっていいでしょう。また、年齢が高い人も避けられがちです。その理由として、出産の問題があげられます。女性は若いほうが妊娠しやすい傾向にあります。そのため、男性は若い女性を求めやすいのです。ちなみに、最近は男性の不妊もクローズアップされています。そのため、女性が男性に若さを求めるケースも増えてきています。

離婚歴があったり子どもがいたりする場合も、避けられがちです。離婚歴がある場合、相手は「どうして離婚したのだろうか」「自分と結婚してもまた離婚するかもしれない」と不安を感じてしまいます。子どもがいる場合も同様で、相手は「子どもとうまくできるだろうか」と不安になります。このほか、外見がよくないのもマイナスです。具体的にいうと、「身長が低い男性」「太り過ぎている男女」「頭髪が薄い男性」が避けられる傾向にあります。

5. 入会バブルがない場合や過ぎた場合はどうしたらいい？

入会バブルがない場合や過ぎた場合には、どのようにすればよいのでしょうか。次から、紹介していきます。

5-1 入会バブルがなくても成婚は可能であることを覚えておく

入会バブルがないと、「私は結婚できないのではないか？」と不安に思ってしまいがちです。しかし、それは間違いです。入会バブルがない場合、冷静に自分自身を客観視することができるというメリットがあります。その結果、どうすれば結婚できるのか、しっかりと対策することができれば、成婚確率は上がります。落ち込まずに、モチベーションを維持するようにしましょう。

逆に、入会バブルがあっても、モテ期のチャンスを活かすことができないと、結婚は厳しくなってしまいます。多くの申し込みを受けても、自分自身の時間は限られているため、全員とお見合いできるわけではありません。一人ひとりをちゃんと見極めないと、良い相手に巡り合うことは難しいのです。また、申し込みが殺到すると、相手への返事にも時間がかかってしまいます。後回しにされた相手は、お見合いへのモチベーションが下がってしまいます。申し込んだ相手に対する印象も悪くなってしまうでしょう。

5-2 プロフィールをしっかり作る

結婚相談所の場合、相手はまずプロフィールを見て、お見合いをするかどうかを判断します。そのため、プロフィールはしっかりと作ることが大切です。まずは、プロフィールの写真を見直すようにしましょう。自撮りはよくありません。かといって、家族や友人に撮影してもらっても、素人のため、よい写真が撮影できるとは限りません。できれば、プロのカメラマンに撮影してもらうことをおすすめします。そして、その中から魅力的なベストカットを選ぶとよいでしょう。

次に、掲載するプロフィール文も、自分の魅力が伝わるように丁寧に書くようにします。何をどう書けばよいかわからない場合は、結婚相談所の婚活アドバイザーに相談するとよいでしょう。「パートナーエージェント」では、成婚コンシェルジュがついて、しっかりとサポートいたします。

5-3 自分から積極的に行動する

婚活の場合、成婚率が高いのは積極的な人です。申し込みが来るのを待つだけの姿勢は良くありません。気になった人がいれば、自分のほうからも積極的に申し込むようにしましょう。そのためにも、入会バブルがなくても落ち込まないことが大切です。モチベーションをなくさずに積極的に行動することで成婚につながるからです。ちなみに、入会バブルがあった人も日が経つにつれ、申し込みが減っていきます。入会バブルが過ぎたにもかかわらず、相手からの申し込みを期待して待っているだけでは、成婚は遠のいてしまいます。注意するようにしましょう。

また、入会バブルがなかったからといって、1人の申し込みもないというわけではありません。申し込みを受けたら、たとえ自分の希望する条件をすべて満たしていなくても、とりあえず会ってみることも考えましょう。実際に話してみたら、価値観や考え方が合って良い相手だったということもあり得るからです。

入会バブルをうまく利用しながら成婚につなげよう！

結婚相談所に登録した直後に、入会バブルというモテ期が訪れる場合が多いです。入会バブル時は、申し込みが殺到するため、自分が希望する条件に合う人を見つけやすいというメリットがあります。そのため、このチャンスを上手に利用しながら、成婚につなげていくことが大切です。入会バブルがなかった人も、プロフィールを見直したり積極的に動いたりすることで、成婚に近づくことできるでしょう。