QOM総研

vol.52

「結婚できないんじゃなくて、しない」
~アラフォー女性、7割が理想の出会いさえあれば前向きに〜

成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ6181、 本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は「結婚『しない』アラフォー女性の結婚観」についてアンケート調査を実施いたしました。今回はその調査結果をまとめたレポート第2弾をご紹介します。

<調査背景>
前回のレポートで、結婚「しない」アラフォー女性が何歳ごろから結婚「しない」と考えるようになったのか、これまで異性に対してアプローチした経験があったのか、調査結果を分析してみました。こうした結婚「しない」と決めたアラフォー女性も、何かきっかけがあれば結婚について前向きに考えられるようになるのでしょうか。結婚「しない」アラフォー女性たちに尋ねてみました。

「絶対に結婚しない」女性の人生
これまでの満足度、今後の期待度ともに最も低い点数に

前回のレポートで、アラフォー(38~42歳)未婚女性のうち、47.1%と半数近くが結婚したいか「はっきり分からない」「しっかり考えたことはない」と考えていることをご紹介しました。そこで調べた結婚に対する意欲の度合いごとに、これまでの人生への満足度、今後の人生への期待度を10点満点で尋ねた結果がこちらです。

Q.あなたのこれまでの人生について、満足度を10点満点で点数付けするとすれば何点ですか。(n=1965)
まず、これまでの人生の満足度については、平均点は5.0点。項目別の平均値は「絶対に結婚したい」(5.1点)、「結婚したい気持ちの方が強い」(5.2点)、「結婚したいか結婚したくないかはっきり分からない」(5.1点)、「結婚したくない気持ちの方が強い」(5.0点)、「絶対に結婚したくない」(4.3点)、「結婚について、しっかり考えたことはない」(4.8点)となりました。

Q.あなたの今後の人生について、期待度を10点満点で点数付けするとすれば何点くらいを期待できますか。(n=1965)
続いて、今後の人生への期待度については、平均点は5.2点。項目別の平均値は「絶対に結婚したい」(6.3点)、「結婚したい気持ちの方が強い」(5.7点)、「結婚したいか結婚したくないかはっきり分からない」(5.1点)、「結婚したくない気持ちの方が強い」(4.9点)、「絶対に結婚したくない」(3.9点)、「結婚について、しっかり考えたことはない」(4.7点)となり、今後の人生に対して期待している人ほど、結婚に前向きになっていることが分かります。

この2つの質問を通して、目立ったのは「絶対に結婚したくない」女性の人生に対する満足度、今後への期待度の低さです。どちらも他のグループと比べて、明らかに低い数値になりました。

「結婚したくない」女性の7割は
「結婚してもいい」と思える出会いがあれば考えを変える

Q.あなたはどのような出来事があったら「結婚したくない気持ちの方が強い」「絶対に結婚したくない」という考えから「結婚してもいい」という考えになると思いますか。(n=154,67)※ 必須回答・複数回答可
もう1つ、別のデータをご紹介したいと思います。「結婚したくない気持ちの方が強い」「絶対に結婚したくない」と考えている女性も、何かきっかけがあれば「結婚してもいい」と考えを変えることはあるのか、質問してみました。いくつか選択肢を挙げて聞いてみた結果を、「結婚したくない気持ちの方が強い」と「絶対に結婚したくない」に分けて集計してみました。その結果が次のグラフです。

「結婚したくない気持ちの方が強い」女性の約8割が、何らかのきっかけがあれば「結婚してもいい」という考えになると答えました。

その中でも「結婚したくない気持ちの方が強い」女性の多くが選んだのは、「心の底から好きになれる」(39.0%)、「自分と価値観・金銭観がまったく同じでストレスなく同じ時間を過ごせる」(50.6%)、「自分と結婚観・家庭観がまったく同じで安心して結婚できそうな」(27.9%)異性との出会い。「結婚したくない気持ちの方が強い」女性の69.5%が、これら3つの条件のどれか1つにでも当てはまる異性との出会いがあれば、「結婚してもいい」と回答しました。

「絶対に結婚したくない」と何らかの理由によって結婚を強く拒絶している女性を除けば、やはり理想的な男性との出会いこそが結婚を前向きに考えるためには、必要な事柄となってきそうです。

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