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QOM総研

vol.149

20代~30代独身男女、
「夫婦別姓」賛成5割、実際に「別姓にしたい」は2割
~女性の5人に1人は夫婦同姓に憧れないと回答~

タメニー株式会社(証券コード:東証マザーズ6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://tameny.jp/、以下タメニー)が運営する婚活支援サービス「パートナーエージェント」は、 20~39歳の未婚男女2,400人に対して、「選択的夫婦別姓制度」に関するアンケート調査を実施いたしました。

<調査背景>
早稲田大学の研究室と市民団体によって行われた「選択的夫婦別姓」制度に関する意識調査で、20~59歳の男女7,000人のうち70.6%が選択的夫婦別姓に賛成と回答したことがニュースになりました。また同調査では「別姓が選べないために結婚を諦めたことや、事実婚を選択したことがある」と回答した人が1.3%いたことが分かりました。未婚率の増加が社会問題となっている現在、夫婦同姓が結婚の障害となっているという事実に注目が集まっています。また、未婚率だけでなく、改姓によって他にもさまざまな問題が生じています。
今回の調査では、これから結婚していく世代である20~30代の未婚男女に「選択的夫婦別姓」制度についてどのように考えているか、より詳しく聞いてみました。

選択的夫婦別姓制度、20~30代未婚男女の54.6%が「賛成」、「反対」はわずか13.1%

Q.「選択的夫婦別姓」制度に賛成ですか?(n=2,400)※必須回答
まずは20~39歳の未婚男女2,400人を対象に「選択的夫婦別姓」制度について賛成か反対かを聞いてみました。
「賛成」(31.2%)または「どちらかと言えば賛成」(23.4%)と答えた賛成派は54.6%でした。「反対」(6.5%)、または「どちらかと言えば反対」(6.6%)と答えた反対派は13.1%となっています。賛成している人の方が圧倒的に多いようです。

グラフ1

男性より女性、30代より20代の方が選択的夫婦別姓に「賛成」

Q.「選択的夫婦別姓」制度に賛成ですか?(n=2,400)※必須回答
「選択的夫婦別姓」制度について男女、または年齢によって意見の違いはあるのでしょうか。賛成か反対かを男女別、年齢別にそれぞれ集計してみました。
男性の「賛成」は49.0%、女性では60.3%でした。女性の方が11.3ポイント高い結果となっています。また、「反対」については男性が17.0%、女性では9.1%でした。こちらは男性の方が7.9ポイント高くなりました。
年齢別では20~29歳で「賛成」と答えた人は58.4%、30~39歳では50.9%と、20代の方が7.5ポイント高くなっています。男性よりも女性、30代よりも20代の方が「選択的夫婦別姓」制度に賛成しているようです。

グラフ2
グラフ3


女性の半数近くが「同姓」にしたい、 男女ともに2割は「夫婦別姓」を希望

Q.「選択的夫婦別姓」制度が導入されたら別姓を選択したいですか?(n=2,150)※必須回答
今後もし「選択的夫婦別姓」制度が実現した場合、自分自身は実際に夫婦別姓を選びたいかどうか、アンケート回答者2,400人のうち「結婚したい」と回答した2,150人に聞きました。
男性の34.5%、女性の42.6%が「夫婦同姓にしたい」と回答し、男性の20.0%、女性の21.2%、全体では20.6%が「夫婦別姓」を希望したいという結果となりました。

グラフ4

20~30代未婚女性の半数が「結婚して同じ名字になることに憧れがある」
5人に1人は「憧れない」と回答

Q.結婚して夫婦で同じ名字になることに憧れはありますか?(n=2,150)※必須回答
これから結婚していく世代で、名字が変わることに憧れを抱いている人はどのくらいいるのか調査してみました。
「憧れがある」と答えたのは男性の37.9%、女性の49.1%でした。女性は、男性よりも11.2ポイント高く、約半数の人が名字を変えることに憧れを抱いているという結果になりました。一方で、男女共に5人に1人は「憧れない」と回答しています。冒頭の調査では女性の60.3%が「選択的夫婦別姓」制度に「賛成」と回答していましたが、自身のこととしては夫婦同姓への憧れを持っている人もいることが分かりました。

グラフ5

名字を変えたくないと結婚を断られたら?
20~30代未婚男性の21.2%が「結婚は諦める」

Q.「名字を変えたくない」という理由で結婚を断られたらどうしますか?(n=2,150)※必須回答
「名字を変えたくない」という理由で結婚を断られた場合にどうするか、これから結婚していく世代はどう考えているのでしょうか。
「結婚は諦める」と回答した男性は21.2%、女性は13.5%でした。「自分が名字を変える」と答えた男性は31.2%、女性では50.2%でした。「名字を変えたくない」と断られた場合、男性の約5人に1人が「結婚を諦める」ということになります。未婚率増加、またはそれに伴う少子化が問題視されていますが、夫婦は同姓であるという法律が結婚に影響を与えるケースも少なからずあるようです。

グラフ6


名字を変えるデメリット1位は「名義変更の手間と費用」(58.0%)

Q.名字を変えるデメリットは何だと思いますか?(n=600)※必須回答・複数回答可
急速に変化していく社会において、夫婦同姓であることがいろいろと不都合を生むこともあります。特にどんなことがデメリットとして認識されているのでしょうか。「結婚したい」と回答した20~30代の未婚男女600人を対象に、実際にはまだ改姓を経験していない未婚男女の意見として、名字を変える際のデメリットについて聞いてみました。
デメリットの1位は「資格や運転免許証、パスポート、銀行口座、クレジットカード、保険など名義変更の手間と費用がかかる」(58.0%)でした。2位は「特にない」(28.3%)、3位は「仕事の上でクライアントや関係各所に名字の変更を申し出るのが大変」(25.2%)でした。また、「結婚した、離婚した、または独身でいるといったプライベートな情報を簡単に他人に知られてしまう」(24.5%)が僅差で続いています。

グラフ7


夫婦別姓のデメリット、最も多かった回答は「特にない」(37.0%)

Q.夫婦別姓にするデメリットは何だと思いますか?(n=600)※必須回答・複数回答可
夫婦別姓とした場合に生じるデメリットについてはどうでしょうか。同じく20~30代未婚男女600人を対象に調査しました。
「特にない」が最も多く、37.0%でした。2位は「両親の名前が違うと子どもを混乱させてしまう」(35.7%)、3位は「家族なのに別々の名前だと生活する上でややこしい」(33.2%)でした。

グラフ8


調査方法:インターネット調査
<調査1>
調査対象: 20~39歳の未婚男女2,400名
集計期間:2020年11月19日~20日
<調査2>
調査対象:「結婚したい」と回答した20~39歳の未婚男女600名
集計期間:2020年11月20日~21日

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