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毎日のハグは「いい習慣」。文化の違いを受け入れ、許容し合う茂木夫妻

自分と違うから惹かれた。パートナーと違うところが新鮮で刺激的

茂木

森本さんは、旦那様のどのようなところに惹かれたのですか?

森本

彼は私と真逆なんです。私は仕事が大好きで、それ以外のことを本気で楽しめなかった。夫は仕事を嫌いじゃないけれど、仕事が全てというわけではなく、仕事以外の時間の楽しみ方をよく知っていました。そういうところに惹かれたんです。

ですから彼は、私より家庭的なんですよ。毎日、息子たちにLINEで帰宅時間を伝えています。そのメッセージを見ると、私は安心して遅くまで仕事ができるんです。

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茂木

自分と違うところに惹かれたという点は、僕も同じです。サマンサは僕と全く異なる分野に興味を持っているので、新鮮で刺激的だと感じました。

平田

サマンサさんが興味のある分野とは、どんなところでしょう?

サマンサ

好きなことはたくさんありますが、特に熱中したのはキャラクターボイスや歌ですね。

茂木

サマンサは昔からアニメが好きなので、昔から声優になりたかったそうです。子どもが生まれるまでの3年間は、ラジオの英会話番組に出演していて、その中でキャラクターの声も担当していました。

アメリカでは各地域で、盛んに舞台が開かれています。サマンサも子どものころから舞台に出ていて、大学時代にはオペラも歌っていたそうです。結婚前に歌ってもらったことがあり、歌声に感動しました。小柄でアニメ声なんですが荘厳なオペラも歌えるという、ギャップ萌えですね。それも彼女に強く惹かれた理由です。

国際結婚はこれから増えるのか。流暢に外国語を話せなくても「恋は国境を越える」

平田

2020年には東京オリンピックが開催され、外国から日本を訪れる人が増えると予想されます。それを受けて、国際結婚の件数は増えると思われますか?

茂木

僕は増えると思いますし、増えた方がいいと思っています。

実際に国際結婚をしてみると、他の国がとても身近に感じられるようになりました。例えば、僕はサマンサと出会うまで、アメリカにはビジネスや政治経済の面では関心がありましたが、それ以外では「外国の1つ」という程度の認識だったんです。

けれどサマンサと結婚して、アメリカにも家族ができました。「アメリカ」と聞けば、真っ先にアメリカの家族の顔が思い浮かびます。以前よりもずっと、アメリカを身近に感じるようになったんです。

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マクロな視点で言えば、こうした個人レベルでの付き合いが増えることが、世界平和への第一歩なのかもしれません。

いろいろな国の人が日本に訪れて、文化の異なる人たちと一緒に生活するようになれば、お互いの理解が深まり恋愛に繋がる機会も生まれやすくなると思います。それによって国際結婚も増えていくのではないでしょうか。

平田

英語が苦手な方は、海外の方とのコミュニケーションをためらうかもしれません。そういう方に、国際結婚は難しいでしょうか?

茂木

みんなが感じているほど、国際結婚のハードルは高くないと思います。日本人と外国人のカップルをたくさん見てきましたが、日本人側が英語を流暢に話せないカップルも多いんですよ。まずは試してみないとわからないので、恋愛から始めてみたらいいと思います。日本人男性からのアプローチを待ってる外国人女性も結構多いですからね。みんないかないから競合が少ないです(笑)

森本

実は私、大学の卒業論文で国際結婚を扱いました。そのときにいろいろなカップルのことを調べていて、「恋は国境を越える」と感じました。たとえ英語が上手に話せなくとも、「好きだ」という気持ちは伝わります。何とか自分の意思を好きな相手に伝えたいと思うことが、英語を本格的に学ぶきっかけになることも多いですよね。

茂木

そうなんです。加えて、英語のネイティブスピーカーは、日本人が思っているほど英語の流暢さを気にしていません。アメリカは移民が多い国ですから、とくに都市部であればアクセントが異なる人がいることは当たり前なんです。だから、それほど気にならないわけですね。

平田

私たちが思っているほど、国際結婚は難しいものではないんですね。言葉や文化の違いにとらわれず、まず一歩踏み出してみることが重要なのかもしれません。

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