今話題のAIマッチングとは?仕組み・特徴を知って上手に婚活に活用しよう - 婚活あるある

今話題のAIマッチングとは?仕組み・特徴を知って上手に婚活に活用しよう

2021.06.13

最近、「AIマッチング」という言葉を耳にする機会が増えてきましたよね。最近ニュースでも取り上げられたと思います。
「AIマッチングって実際はどんなもの?」
「AIマッチングで出会えるアプリってあるの?」
など、AIマッチングが気になっている方も多いでしょう。

今は、外に出て婚活するのが難しい時代ですよね。そんな時代にまさに「マッチ」しているのが、AIマッチングなのです。
今回は、AI婚活やAIマッチングについて取り上げます。
AI婚活って何?
AI婚活はどんなところでできるの?
AI婚活の何がいいの?
など、疑問に答えながら、仕組みや特徴について解説していきます。これからAIマッチングに挑戦してみようと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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そもそもAI婚活とは?


普通、婚活は仲介人など、他者を通してお相手を見つけ出しますよね。もしくは、マッチングアプリなどなら、自分がお相手を選ぶこともあるでしょう。相性のいい相手を自分で探し出すのは、実は非常に難しいものです。

AIマッチングとは、その名の通り、AI、つまり人口知能によるマッチングを利用した婚活のことです。
相性の良い相手をAIが選出してくれるので、相性の良い相手と出会いやすいのが最も大きな特徴と言えます。

今までの行動から相手をマッチングする?!

AIマッチングでは、婚活に登録したユーザーの「ビッグデータ」と呼ばれる嗜好・行動等のデータをコンピュータが分析します。そのデータから相性の良い相手を自動選出してくれる仕組みになっています。
従来のデータマッチングでは、従来は年齢や学歴、収入、顔などの単純なデータのみでのマッチングが行われていましたから、「思ったのと違うな」というミスマッチングも起こっていました。

もちろん、そのミスマッチングを是正するために人の手が入っていたわけですが、AI婚活は身長や体重、血液型といった固有の情報以外にも、「過去に婚活イベントに申し込んだ婚活イベントのタイプ」「紹介された相手でどんな人を好きになったか」といった行動情報というものを加味して検索してくれるのです。
例えばあなたが収入関係のパーティーよりも「30歳以上40歳未満限定」のパーティーで複数回お相手を探していた場合、AIは年齢条件の合うお相手を優先的に提案してくれます。
こういった「好み」は、自分でも意識していないものも多いもの。そんな「隠れた好み」をAIがデータから見つけ出して、成婚につながる出会いを提供してくれるのが、AIマッチングならではの強みなのです。

晩婚化対策における政府施策の一つ

さらに特徴的なのが、今、国が支援しているプロジェクトということです。
そもそもAIマッチングは、婚活からスタートしたわけではありませんでした。人と人をつなぎ、企業に対して紹介したり、逆に求人者が企業との相性を見極めるのに使ったりするのに開発されました。それを応用して、政府が婚活に活用し始めたのです。

日本では、晩婚化や少子高齢化が問題視されています。それの解決策の一つがAI婚活による婚活推進でした。
2014年度から自治体による婚活や新婚生活への支援、子育てしやすい社会の雰囲気づくりに補助金を出しています。新年度の予算規模は例年と変わりませんが、補助割合をこれまでの「2分の1」から「3分の2」に引き上げる見通しで、施策の目玉はなんと、今回紹介する婚活のマッチングシステムにAIを活用した場合への補助なのです。

既にAI婚活を導入している自治体も


現在では、一部の都道府県や民間企業のいくつかですでに婚活対策として導入されています。今後マッチングAIは、さらに多くの企業や自治体で活用されることでしょう。
ここでは、実際に自治体主導の婚活でAIマッチングを活用している2つの自治体をサービスとともに紹介します。

愛媛県の「えひめ結婚支援センター」

愛媛県の「えひめ結婚支援センター」では、従来の条件マッチングと併用して、AIマッチングも活用しています。
「えひめ結婚支援センター」のAIマッチングでは、女性側、男性側の両方で過去のお見合い希望の結果を基にして、好みが似ている同性のグループを見つけるところからスタートします。
お互いにお見合い希望は出していないものの、二人の相性がいい場合、AIマッチングから導き出された出会いとして紹介する仕組みになっています。このマッチングを行うことで、意外な出会いを見つけることができるんだそう。
「えひめ結婚支援センター」ではこのシステムを16年度から本格的に導入。すると、今までお見合いに至った割合が13%だったのに対し、直近では33%まで上がったんだそうです!

埼玉県は婚活支援サービス「パートナーエージェント」

埼玉県は、「タメニー」という東京の会社と18年10月から提携し、タメニーの運営する婚活支援サービス「パートナーエージェント」を用いてAIマッチングを導入しました。

こちらのAIマッチングでは、結婚に欠かせない「価値観に関する112の質問」が用意されています。回答していくと、自分に合っており、かつ希望と近い人をAIが導き出して紹介してくれる仕組みです。就活でもよく適性検査というものを行いますよね。その婚活バージョンと考えてください。

これを導入してから結婚に至ったカップルは、なんと半数近くがAIが推薦した「意外な出会い」のカップルだったのだそうです(埼玉県少子政策課による)。相手に求めるタイプだけでなく、価値観の一致度を重視してくれるので、いい出会いになりやすいのでしょう。

AI婚活のメリットとデメリット

AI婚活のメリット

AI婚活のメリットは、通常の婚活に比べてスムーズにお相手を見つけられることにあります。
その上で、相性の良い相手とマッチングできるので、マッチング後の成婚率が高いのも特徴です。

通常の婚活ならば、「相手を選ぶ」という工程が必要になりますよね。探す相手は膨大で、その吟味には長い時間がかかることも少なくありませんでした。しかし、AIマッチングでは、その工程を代わってくれます。しかも自分の情報を入力すれば短時間で選んでくれるので、婚活の時間短縮にもなるのです。

AI婚活のデメリット

AI婚活のデメリットは、「自動で相手が選ばれるため、自分では相手を選べない」という点です。メリットの逆の側面と言えるでしょう。

確かにAIマッチングでは、相性の良い相手が選ばれる可能性は高くなっています。しかし、100%が相性がいいと言い切ることはできません。価値観はあっていても性格が合わなかったり、性格はあっていても顔が好みではない相手とマッチングする可能性もあります。

まとめ


インターネットが普及し、オンライン化の進む現代では、人と出会う手法は多様化しています。その革新の中のひとつが、今回紹介したAIマッチングと言えるでしょう。
AIマッチングなら、通常の婚活に比べ効率的に出会えるだけでなく、相性のいい相手を多角的に見極めてくれるからこそ、成婚率が高くなります。
AIマッチングを活用することで、「恋愛・結婚のお相手」だけでなく気の合う友人など、コミュニティが広がります。もしかしたらその中に、思いがけない出会いも待っているかもしれません!

もしかしたら今のあなたの出会いはとても限定的かもしれません。
AIマッチングのメリットとデメリットを見極めた上で、ぜひあなたの婚活に、有効に使ってみてください。

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shiki

フリーライター×司書/文字厨/デザイナー。小説家として活動ののち、フリーライター・脚本家に転向。