QOM総研

vol.9

男女比較!「ふる里貢献意識」と「Uターン婚」に関するアンケート
〜地元貢献はしたいけど、Uターン婚は...?〜

<調査背景>
震災後、家族愛やボランティア意識について考える人々が増加していると言われています。それは人々の「ふるさと愛」や「Uターン婚」意識に影響しているのかリサーチし、今後の弊社の地方自治体との婚活やお見合い支援事業の取り組みに活かしたいと考え、当アンケートを実施致しました。

東京在住・地方出身者、ふる里が好きな人は7.5割以上

東京都内在住・東京都以外の地域出身者に、自分の地元が好きかを聞きました。
「好き」「まあまあ好き」と答えた人は男性で76.2%、女性で81%にのぼり、男女共に7.5割以上の人が地元に愛着を感じていることが分かりました。また、男女比較でみると、男性よりも女性の方が地元に愛着を感じている人が多いようです。

婚圧を受けやすい環境にいるのは、男性より女性?!

調査対象者にどれくらいの頻度で帰郷するのかを聞いたところ、男性は「1年以上帰っていない」の割合が26.8%と最も高く、女性は「半年に1回程度」という回答が28.2%と最も高い割合であることが分かりました。男性よりも女性の方が小まめに帰郷する傾向にあるという結果になりました。
このことにより、帰省時にあると言われる婚圧(親や周囲からの結婚に対する圧力)を女性の方が受けやすい傾向にもあることも分かります。

将来的にUターン生活を望む割合が高いのは、女性より男性

調査対象者に上記の質問をしました。すると、男性は「将来地元で暮らしたい」という回答が最も多く、一方女性は「将来地元で暮したいと思わない」が最も多い回答でした。このことから、男性は女性よりUターン生活を望んでいる傾向が強いことが分かります。
女性は「思わない」という割合が高いものの、「その他」の回答の中には「パートナー次第」など、相手に合わせる傾向が見受けられました。

Uターン意識の現れ?地元の人もしくは地元近隣エリアの人と結婚したい割合は、男性>女性

「したい」と「どちらかといえばしたい」と回答した男性は17.6%で、女性は12.6%です。次に、「したくない」「どちらかといえばしたくない」と回答した男性は18.8%、女性は33.4%に上りました。女性に比べ、男性がUターン婚を望むケースが多いことが分かりました。男性がUターン生活を望む結果を反映しています。

過半数が、ふる里貢献をしたいと考える

調査対象者に、地元に貢献するような活動をしたいか聞きました。「非常に思う」と回答した男性は10.2%にのぼり、一方の女性は6.0%です。男性のふる里貢献意識への高さが伺えます。
「機会があればしたいと思う」と回答した男性は52.6%、女性は65.6%で、女性が男性を上回りましたが、「既に活動をしている」女性は0.2%、男性は0.6%となっており、少数派ながら、男性の行動力とふる里貢献に対する強い意識が分かりました。

まずはできる事から!地元産のものを消費することにより、ふる里貢献

東京都内在住・東京都以外の地域出身者に、どのような活動を通してふるさと貢献をしたいか聞きました。すると上記の回答となりました。男女ともに消費活動を通してふる里に貢献したいという回答が一番多かったことが分かりました。それ以下の順位は上記のようになりました。まずはできる事から、身近なことから、ふる里貢献をしたいと思う人々が多いことが伺えました。

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