QOM総研

vol.34

ここ20年で職場結婚がほぼ半減
代わりに、高校・大学の縁、ネットでの出会いからの結婚が増加中
~「幼馴染みと結婚」はやはり少数派。著名人の幼馴染み婚・同級生婚には、6割弱が好感抱く~

成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(本社:東京都品川区、代表取締役:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、「幼馴染み婚・同級生婚」に関するアンケート調査を実施いたしましたので、その結果を発表いたします。

<調査背景>
2015年5月25日、サッカー日本代表の内田篤人選手が一般女性との入籍を発表。その後の報道で2人が小学校時代からの同級生だったと伝えられ、ネット上では「少女マンガみたい」といった驚きの声が広まりました。
実際のところ、内田選手のように幼馴染み・同級生といった縁から成立したカップルや結婚した夫婦は、どれくらいいるのでしょうか。カップル・夫婦が知り合ったきっかけについて調べてみました。

「家族・友人からの紹介」「職場恋愛」減少中
高校・大学やネットでの出会いが結婚の縁に

幼馴染み婚・同級生婚について調査するに当たり、まずは20~50代の既婚者を対象に、結婚相手と知り合ったきっかけについて調査。結婚した時期を尋ねた後、知り合ったきっかけを質問してみました。

すると、結婚した時期が1991~1995年の回答者の間では35.4%で最多だった「職場で知り合った」が徐々に減少し、2011~2015年には19.9%に。1991~1995年に16.6%あった「家族・友人・知人からの紹介」も、2011~2015年には5.8%にまで低下していたことが分かりました。一方で、結婚相手と知り合ったきっかけとして増えていたのは、「高校・大学で知り合った」(11.8%→18.9%)と「インターネットで知り合った」(1.6%→11.0%)。

内田選手のように「中学校までに知り合った」縁から結婚した夫婦はそれほど多くはないものの、「高校・大学で知り合った」縁から結婚に至った夫婦は増えてきているようです。

年代別に集計したグラフからも、同様の傾向を見て取れます。

40代では35.8%と最も多かった「職場で知り合った」が20代では18.7%とほぼ半減。20代では「高校・大学で知り合った」が21.7%で一番多くなっています。

また、50代では「家族・友人・知人からの紹介」が19.9%を占め、30代では「合コンで知り合った」が13.1%と全年代で最も高い割合になっているところに特徴があると言えそうです。

20代の3割弱に恋人が、1割強に“友達以上恋人未満”の相手がいる

続いて、内田選手と同年代である20代の未婚男性・女性の恋愛事情について調べてみました。

まずは現在の恋愛状況を質問。交際相手が「いる」は27.0%、「いないが、気軽に連絡できる関係で、意識している相手はいる」、いわゆる“友達以上恋人未満”の相手がいるのは14.0%という結果になりました。
20代の男性・女性は、そうした交際/意識する相手とどういった縁から出会っているのでしょうか。尋ねてみた結果、次のグラフのような内訳となりました。

最も多いのは「高校・大学で知り合った」(28.1%)で、続いて「家族・友人・知人からの紹介」(18.3%)という結果に。内田選手のように「中学校までに知り合った」は、ここでも4.9%と少数派となっていました。その分、結婚発表後の驚きにつながったのでしょうか。

著名人の幼馴染み婚・同級生婚には、6割弱が好感抱く

本調査では最後に、内田選手のような著名人の幼馴染み婚・同級生婚についてどのような印象を持ったか、尋ねてみました。

その結果、「非常に好感が持てる」(25.0%)、「好感が持てる」(31.5%)という回答が集まりました。特に交際/意識する相手がいる回答者の間では、7割以上が好感を抱いたようです。

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