成婚ストーリー

成婚ストーリー

成婚コンシェルジュが見守った、会員様の実話エピソード集

パートナーエージェントで実際にご成婚された会員様の実話をもとにした素敵なエピソードをご案内します。

第56話

「ありのままを受けとめて」

プロフィール

詩織さん(仮名)

明るくパワフルな自分とは反対の、素朴で落ち着いたパートナーを求めて…。

39歳 静岡県在住。趣味は、読書、史跡や世界遺産を巡ること。いつも元気でニコニコ...
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明るくパワフルな自分とは反対の、素朴で落ち着いたパートナーを求めて…。

39歳 静岡県在住。趣味は、読書、史跡や世界遺産を巡ること。いつも元気でニコニコしており、周りを明るくするような性格。30代最後の年、結婚はどんどん厳しくなるという覚悟で、パートナーエージェントに入会。厳しいことは分かっていたが、自分と同年代以下のお相手を希望。紹介数13名。コンタクト率30.77%。入会から6ヶ月で成婚退会へ。

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雅弘さん(仮名)

人付き合いが苦手。女性との交際術をゼロから身に付け…。

36歳 静岡県在住 趣味は、登山、ツーリング、温泉地巡り。人付き合いが苦手で...
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人付き合いが苦手。女性との交際術をゼロから身に付け…。

36歳 静岡県在住 趣味は、登山、ツーリング、温泉地巡り。人付き合いが苦手で、女性との交際経験も少ない。しかし、30代後半に入り将来を考えたときに、人生のパートナーが欲しいと思い婚活を決意。サポートの必要性を感じてパートナーエージェントに入会。紹介数50名。コンタクト率60%。入会から2年9ヶ月で成婚退会へ。

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ストーリー

「ありのままを受けとめて」

察してほしい女性と、言葉で伝えてほしい男性。男女の永遠の課題をコンシェルジュの後押しが解決。

身だしなみや振る舞い方。徐々に自分の変化を実感
雅弘は、身長が高く、学歴も年収も申し分ない。しかし、人付き合いが苦手だった。女性との交際経験もほとんどなく、デートにふさわしい服装や振る舞い方などわからないことばかりだった。そのため、入会してしばらくはファーストコンタクト(お見合い)で断られることが続き、なかなか交際に発展しなかった。
コンシェルジュの鈴木は、お断りを受けるたびに面談をし、どこが良くなかったのか、どのように変えていくべきなのか、雅弘と一緒に振り返りながら、次の出会いに活かすためのサポートを続けていた。鈴木のアドバイスを受けて、雅弘も自分を変える努力を重ねた。その甲斐あって、次第に交際のステップに進むことは増えてきたが、入会から2年、女性から猛アタックされるようなことはなかった。
ウィークポイントを魅力に感じてくれた
しかし、詩織は違った。詩織は、雅弘とは正反対の元気溢れる社交的な性格。人と話すのが大好きで、少し落ち着きがないところが自分のマイナスポイントだと思っていた。だから、そんな自分を受けとめてくれる落ち着いた男性を求めていたのだ。雅弘はまさに、詩織の希望にピッタリだった。他の女性が、面白味が足りないと感じていた口数の少なさも、詩織には誠実で真面目と映った。
もっとオシャレをしてほしいと思われていた服装も、素朴で一緒にいて落ち着くと感じられた。持ち前のパワフルな行動力で猛アタックする詩織とは対照的に、雅弘は「1回会っただけではわからない」と気のない素振りを装っていたが、それはつまり「もう1度会いたい」ということだと、鈴木には分かった。
察してほしかった彼女と、伝えてほしかった彼
その後二人は約1ヶ月で真剣交際に進んだが、そこからが遅々として進まなかった。
真剣交際から成婚退会への目安となる3ヶ月目に入っても敬語を使い続ける雅弘のよそよそしさに、詩織は言いたいことも言えず、抱え込んでいることがあるようだった。見かねた鈴木は、二人が本音を吐き出せる機会をつくるしかないと判断。特別に鈴木がオブザーバーとして同席して、二人が話をする場を設けることにした。
面談が始まるとすぐに、詩織が今までため込んできた気持ちを吐き出し始めた。
「雅弘は全然察してくれない」という。たとえば、県内遠距離の二人にとって重要な待ち合わせ場所や交通手段について。クルマを持っていない雅弘を気遣って、毎回「私がクルマで行くよ」とは言っていたものの、本当は「いつも悪いから、今回は僕が行くよ」と言ってほしかったという。
それを聞いた雅弘は驚いた顔で言った。
「そんなこと、言ってくれないとわかりません。言ってくれたらレンタカーしました。」
それを聞いて、今度は詩織が驚いた。伝わっているだろうと思っていたら、全然伝えられていなかった詩織。理解していると思ったら、全然わかってあげられていなかった雅弘。それが分かれば、次に進める。
思っていることはお互いはっきり伝えることを二人のルールにして、雅弘と詩織は交際を続けていくことになった。
一方的な「受けとめてほしい」から、互いに「受けとめたい」へ
鈴木がホッとしたのもつかの間、ある日、雅弘から鈴木にメールが届いた。
「僕は詩織さんを幸せにすることはできません。真剣交際を中止して、退会します」
何があったのかと驚いて電話をすると、雅弘の声は暗い。詩織が思ったことをはっきり口にするようになったことで、今度は「なんでできないの?どうしてこうしてくれないの?」と責められているような気がして辛いというのだ。
詩織に電話をすると、こちらは反省しきり。聞けば、慣れないクルマで迎えに来てくれた雅弘に対して、つい自分の運転の感覚で駐車の仕方など気になったことを指摘してしまったという。責めたわけでも、怒っていたわけでもない。でも、迎えに来てくれた嬉しさこそ、まず伝えるべきだった。そう反省する詩織は、雅弘への伝言を鈴木に託した。
「今までは、<私を受けとめてほしい>という気持ちだけが強すぎた。これからは、私もありのままの雅弘さんを受けとめたい」。
その伝言を聞くと、暗く沈んでいた雅弘の声が明るさを取り戻した。人間関係に苦労してきた雅弘にとって、「ありのままの自分を受けとめる」と言ってもらえたのは初めての経験。詩織となら一緒に歩んでいけると、気持ちが固まった。
正反対の二人だから強い
それから2週間後、鈴木のもとに、待ちに待った成婚退会の報告が届いた。雅弘は、「結婚までのプロセスを、まだじっくり考えなければ」と石橋を叩いて渡る性格を発揮したが、詩織が「なんとかなるわよ」と背中を押したという。
それを聞いた鈴木は、これからもこうして思い切りの良い詩織が大枠をひっぱり、雅弘が細かいところをフォローしていくんだろうと想像し、幸せな気持ちになった。お互いの違いを受けとめ、補い合うことができれば、正反対の二人の絆は強くなる。
それを実感させてくれる二人だった。
成婚につながる活動術担当コンシェルジュからのアドバイス

はじめから相性ピッタリは奇跡。
違いを理解し、歩み寄ることが大切。

出会ったときから、何から何までピッタリ一致するお相手を見つけようとすることは、広大な砂漠の中で一粒の砂金を探すようなものです。
けれども、今回のお二人のように、まったく似ていなくても、途中でぶつかり合うことがあっても、お互いに歩み寄ろうとする気持ちがあれば、最高のパートナーになれるのです。お相手を見極めるうえで大切なのは、自分の理想や性格にピッタリ合うかどうかではなく、違いを受け入れ理解し合おうという気持ちがあるかどうかだと思います。
人は、変わるべき理由に納得できれば、変わることができます。お相手のために、自分のために、変えるべきところは変え、そのままでいるべきところはそのままにする。そうして、次第に二人がピッタリ合ってくる過程もぜひ楽しんでください。
私たちコンシェルジュも、変わるべきところ、変わらずにいるべきところを、しっかりアドバイスしていきます。

コンシェルジュ

鈴 木 Suzuki

会員様の考えや希望を丸ごと受けとめるスタンスで、お一人おひとりがしっかり納得した上で次に進めるサポートを行っている。

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